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精神と心理

なぜ自殺願望もないのに高いところから飛び降りたくなるのだろうか?

投稿日:2019年7月1日 更新日:

とんでもなく高い場所から下を見ると、恐怖を感じると同時に、吸い込まれるように飛び降りたくなったことはないだろうか?

凄まじいスピードで迫りくる電車や自動車を見て、「ここで飛び込んだらどうなるだろう?」という不思議な欲求にかられたことは?

 

べつにうつ病でもないし、自殺願望だってない。

だけどそんな風に思っちゃう。

 

そんな不条理な深層心理には何が隠れているのだろうか?

やってはいけなことをやりたくなる心理に隠れている本当の気持ち

なぜか、とても高いところから吸い込まれるように飛び降りたくなる。

なぜか、駅のホームから電車に飛び込みたくなる。

そんな気持ちになったことがある人もいるだろう。

別に死にたいわけじゃないのに。

 

ないかな?

少なくとも、私はある。

 

それ以外にも、例えば「とても大切なスマホを思いっきり遠くにぶん投げてしまいたい!」とか、「ここで目の前の人を思いっきりぶん殴ったらどうなるんだろう?」といった意味不明の思考もよぎったりする。

自分が困るのはわかっているのに。

 

こんな「やってはいけなことをやりたくなる心理」のことを、専門用語ではカリギュラ効果と呼ぶ。

カリギュラ効果とは、禁止されればされるほどやってみたくなる心理現象のこと。

1980年代に「カリギュラ」という残酷で性的な描写がある映画が公開され、アメリカの一部の地域で公開が禁止された。

その”公開が禁止された”ということが、かえってみんなの興味を引き、カリギュラは大ヒットしたとか。

この事件にちなんで、禁止されることをやってみたくなる心理が「カリギュラ効果」と名付けられた。

 

学校の校則をわざと破りたくなる若かりし日の自分。

「絶対に開けてはいけない」というものがあれば絶対に開けちゃう昔話の登場人物。

熱湯風呂の前で「絶対に押すなよ!」と叫ぶ上島竜兵。

 

これらすべてがカリギュラ効果で説明がつくのだろう。

人は「~をやっちゃダメ!」と命令されると、無意識に自分の自由意思が反発を感じてストレスを感じる。

そのストレスを解消するために、やっちゃダメなことをやっちゃうわけだ。

では、「高いところから飛び降りたくなる心理」に話を戻そう。

 

私たちは実は、周りの人間や社会そのものから、生き続けることを強要され続けている。

この束縛へのストレスや反発心が、無意識に「飛び下りたくなる心理」を誘発しているのかもしれない。

 

近年、私が感じるようになった「スマホをぶっ壊したい!」「スマホを川の中にぶん投げたい!」といった心理も、その裏にはネット社会の悪影響が垣間見える。

ガラケーだった時代には、そんなことはあんまり思わなかった気がする。

スマホは手軽にネットが閲覧できるし、仕事にも欠かせないツールになっている。

 

もはや私は、スマホなしでは生きられないといっていいくらいのスマホ依存になっている。

だからこそ、その束縛から解放されたいという深層心理が、「スマホをぶん投げたい!!」という思考にあらわれているのだろう。

 

あるいは、フロイトが提唱したタナトス(死への衝動)が誰にでもあって、それが「自分次第で死ねる状況」になると、フッとあらわれるのかもしれないけれども。

 

まとめると、「絶対にやっちゃいけないことが頭に思い浮かぶ」という心理は、そこからのストレスから解放されたいという願望の表れだといえる。

 

高いところから飛び降りたい→人生のストレスから解放されたい

スマホをぶん投げたい→スマホや人間関係の束縛から解放されたい。

仕事先のビルを爆破したい→仕事のストレスから解放されたい

結婚指輪をぶん投げたい!あるいは不倫したい!→結婚生活が窮屈に感じている

健康に悪い美味しいものをドカ食いしたい!→健康志向のルールから解放されたい

普通に話してる目の前の人に、自分に出された熱々のお茶をぶっかけたい!→その環境や状況にストレスを感じていて、すべてをぶっ壊したい。

 

強い自殺念慮があるから、死にたいと思うわけじゃない。

生きることそのものがもたらす束縛、肉体という監獄に囚われざるを得ない精神、そんなストレスがあるからこそ、ふと「飛び降りたいな~」と思っちゃう。

やってはいけなことをやりたくなる心理の裏には、そんなストレスから解放されたいという強い思いが隠れている気がする。

 

別にそれ自体は特別のなことじゃない。

だれだって多かれ少なかれ、ストレスを抱えて生きているものだし。

 

でももし、頻繁にそんな死のイメージ、破壊のイメージが頭をよぎるとしたら、ちょっとストレスがたまり過ぎているのかもしれない。

束縛から解放されてストレスを解消する時間を、意識して持つ必要があるかもしれないね。

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