江頭2:50はかつて「男同士」というお笑いコンビを組んでいた。相方は肉体派のコンタキンテという男だ。
今でも人気のネプチューンや爆笑問題、海砂利水魚(現くりーむしちゅー)が若手時代に活躍していたボキャブラ天国にて、男同士はよくホモネタで出演していた。
その男同士が実はCDデビューしていたという。デビュー曲は「a.ナルシズム」、アナルシズムと読む。
その顛末はどうなったのだろうか?
ボキャブラ天国でも異彩を放つ「男同士」
ボキャブラ天国といえば、タモリが司会をしていた伝説的バラエティー番組。
その中のワンコーナーとして、芸人たちが自分のネタを披露するものがあった。
今第一線で活躍している爆笑問題やネプチューン、海砂利水魚(現くりーむしちゅー)もブレイクのきっかけとなった番組だ。その他にも「つぶやきシロー」「金谷ヒデユキ」「X-GUN」「フォークダンスで成子坂」「Take2」「アニマル梯団」「松本ハウス」「その抜けエアーライン」「BOOMER」「のんきーず」「幹てつや」「パイレーツ」「プリンプリン」「アリtoキリギリス」などなど、素晴らしい芸人たちが出演していた。
その中に群雄割拠の中に「男同士」の名前もあった。
ボキャブラには様々な芸人が出演していたが、その中でも男同士は異彩を放っていた。
なぜならホモネタしかやらなかったからだ。
ボキャブラ天国の放送時間は午後9時。芸人のコーナーは大体9時半くらいから始まる。こんなファミリー層が観ている時間帯に、今やったとしたら苦情の嵐なのではないだろうか?エガちゃんは今と変わらず、よく全裸になってたしね。
「a・ナルシズム」発売!
そんな男同士の1991年にCDデビューをする。曲のタイトルは「a.ナルシズム」だ。
アナルシズムと読む、ホモをテーマにした曲だ。
やはり男同士=ホモなのだろう。ちなみに作詞は大川総裁である。
5曲入りのシングル。
1. a・ナルシズム
2. 恋の柔軟体操 (短編)
3. a・ナルシズム (2人で愛のカラオケボックス)
4. a・ナルシズム (コンタとカラオケボックス)
5. a・ナルシズム (エガシラとカラオケボックス)
2曲目、恋の柔軟体操(短編)って…長編もあるのだろうか?
記者会見のため各社にDMを発送したが、実際に来たのは薔薇族、さぶ、NHKのみであった。
記者会見で歌を披露し、その後得意のホモネタをかましたところ、薔薇族やさぶの記者はノーリアクションだったが、NHKの記者だけは大爆笑だったという。
結局アナルシズムは全国で28枚しか売れず、発売元は2か月後に倒産。
そのおかげか a・ナルシズムは殆ど市場に流通していない。
いま現在 a・ナルシズムを手に入れようと思っても、どこにも売っていない。動画を探しても見つからない。どんな曲かもわからない。
全国でたったの28枚。そのプレミア価値たるや数十万円の値がついてもおかしくないのではないだろうか?
その後、男同士はコンタキンテ氏の大川興業退社によって、惜しまれつつ解散。
現在は同じ大川興業の寺田体育の日と一緒に「おやじ同士」というコンビで、エガちゃんピンに出演したりパチンコの営業に行っている。
もし街角の中古CDショップで「 a・ナルシズム」を見かけたら、速攻で購入しよう!!
それにしても江頭という男、その存在にまったくブレがないことが驚嘆に値する。
昔から芸風が確立されていて、迷いがない。このまま老人になっても全裸になって爆走しているのだろう。
そんな生き方、芸人として、人としてカッコいいよね。