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精神と心理

親が嫌いなら嫌っていた方が幸せになれる!?不快な感情も幸福を感じるためには必要であるという研究結果を紹介。

投稿日:2017年8月22日 更新日:

例えば親の事が大っ嫌いで、そのことに深く悩んでいる人がいたとしよう。

友達に相談すると「血の繋がった親なんだから大切にしなよ。家族なんだよ?」なんてクソみたいな正論を吐かれ、「ああ、親を憎んじゃダメなんだな…私はひどい人間だ」なんて罪悪感に苦しんじゃう。

そんな自責の念に駆られてる人に朗報。

嫌いな人の事は、とことん怒ったり恨んだりした方が、人生は幸福になれる、という驚くべき心理学の研究結果が発表された。

その研究報告を紹介したい。

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ネガティブな感情を感じることも、幸せを感じるのには必要なこと

私たちが幸せになるためにはどうすればいいのだろうか?

それは金持ちになることかもしれないし、大好きな異性と結婚することかもしれないし、世界一周の旅行をすることかもしれない。その方法がなんであれ、楽しかったり、嬉しかったり、興奮したり、そういった気分の良い感情を感じることこそが幸せであると考えられている。

でも、それは大きな間違いかもしれない。

悲しみ、恨み、憎しみ、妬み、嫉妬…そういったネガティブな感情もまた、幸福にとっては大切な感情であるかもしれないのだ。

People may be happier when they feel the emotions they desire, even if those emotions are unpleasant, such as anger or hatred, according to research published by the American Psychological Association.

(アメリカ心理学会が発表した研究によると、怒りや憎しみのような不快な感情であっても、その感情が自らが望むものであれば、幸せになれるかもしれません)

参照元:Secret to happiness may include more unpleasant emotions(ScienceDaily)

アメリカ心理学会によると、怒りや憎しみのような不快な感情もまた、幸福感を感じるために大切な感情である可能性があるとのこと。

Research contradicts idea that people should always seek pleasure to be happy.

この研究は、幸福になるために楽しいことが必要という考えを否定するものだ。

私たちは幸せになるためには、心が満たされる必要があったり、楽しい出来事が必要であったり、そう考えてしまいがち。でも実際はそうじゃないかもしれない。

 

この感情と幸福についての研究は、たくさんの人種や国籍の含まれた2,324人の大学生の協力を得て行われた。

その研究によると、愛や共感などのポジティブな感情を感じれば感じるほど、幸せになれるというわけではないことがわかったという。

実験参加者の11%は、日常生活で感じる”よい感情”で十分に満足していて、それ以上に強烈な感情を望まなかった。

また、全体の10%の実験参加者は、怒りや憎しみなどの不快な感情をもっと感じたいと思っていたという。

 

でも、”不快な感情を感じたい”というのはどういう気持ちなのか?

それはきっと、自分の中で抑えつけている負の感情の事なのかもしれない。

 

例えば、暴力をふるう旦那と別れたいのに、いろんな理由で別れられない女性がいたとする。

研究チームの主任であるマヤ・タミール博士曰く、そういった女性は暴力的な旦那を嫌ったり、憎んだりすることで、現状よりも幸せになれるかもしれないという。暴力をふるう旦那を嫌わずに愛し続けることが、実は女性にとって不幸だということもあるのだろう。

 

「夫だから愛さなければいけない」

ホントは夫が嫌いなのにそう思っている妻がいるとしたら、思いっきり嫌っていい。

「親だから大切にしなければいけない」

ホントは親を恨んでいるのに無理にそう思っている子供がいたとしたら、親との縁を切ったっていい。

そんな常識や道徳でガチガチに凝り固まって自然な感情を失うよりも、”自分が本当に感じたい感情”を大切にすることが、幸せへの近道ということを、この研究は教えてくれる。

 

それに”ネガティブな感情”や”良い感情”なんて表現をしているけれど、実は”感情”自体に良いも悪いもない。怒りは外敵から身を守るために、喜びは共同体をより強固にするために、憎しみは共同体を安全に運営するために、すべての感情がフラットであり、すべての感情が人類の繁栄に貢献してきた重要なファクターだ。

喜び、怒り、楽しさ、悲しみ、これらの感情は良いも悪いもないし、ある状況ではポジティブに働くけど、違う状況ではネガティブな面もある。

同じ喜びでも、プレゼントをもらって嬉しくなる気持ちと、他人の不幸にたいしてすごく嬉しく感じる気持ちは全然違う。

同じ怒りでも、仲間を傷つけられて怒る気持ちと、他人に足を踏まれて怒る気持ちは違う。

変に感情を抑えずに、自分が求めている気持ちを素直に感じること大切。

実験参加者を調べると、自分が望んでいる感情をたくさん経験しているグループの方が、その感情がたとえ不快なものであったとしても、生活満足度が高く、抑うつ傾向も低かったという。

 

たくさんの経験をして、良くも悪くも、いろんな感情を感じること、それが幸せになる秘訣なのではないだろうか。

いつでもいい気分でいることは、不幸である。

「西洋文化では…とりわけアメリカでは、人々はいつでもいい気分を感じたいと思っている。だけど、いつもいい気分を感じていたとしても、その人たちはもっといい気分を感じたいと不満を感じているかもしれない。いつでもいい気分でいたいなんて考え方は、人間を不幸にしてしまうだろう」

タミール博士はそう語っている。

 

いつでもいい気分でいる人は、必ずしも幸せではない。それは、”いつでも不快な気分でいる人が必ずしも不幸ではない”ということでもある。

幸福な一生を送るためには、嫌悪感、敵意、怒り、軽蔑、恐怖、罪悪感、悲しみ、羞恥、絶望、憎悪、そういった一見不快な感情も、たっくさん感じることが必要不可欠なのではないだろうか。

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