精神と心理

”鬼女”は不倫や浮気をめちゃくちゃに攻撃する生物学的な理由

鬼女とは既婚女性の隠語で、ネット匿名掲示板「5ちゃんねる」の「既婚女性板」に投稿している人たちのことを指す。

彼女たちはスキャンダルが発生するとSNSの情報を解析し、炎上当事者のあらゆる秘密を暴きだす。

そのハイレベルな情報収集、分析能力から日本のCIAとも呼ばれている。

 

鬼女たちは特に芸能人の不倫や浮気などが許せない。

スキャンダルの炎上案件には独身の男女や既婚男性も参加しているものの、本格的な活動の中心は鬼女たち。

 

では、なぜ鬼女たちは不倫や浮気を許せないのか?

その原因は彼女たちの体内で分泌されているオキシトシンにありそうな気がする。

なぜ鬼女は浮気、不倫を徹底的に攻撃するのか?

鬼女が浮気、不倫を過剰に攻撃する裏には、幸せホルモンとも呼ばれるオキシトシンが関わっている可能性がある。

オキシトシンは脳から分泌されるホルモンで、「愛情ホルモン」や「幸せホルモン」なんて呼ばれている。

 

女性は妊娠、出産をすると、視床下部から多量のオキシトシンを放出する。

このオキシトシンが支給を収縮させて分娩を進行させる。

さらにオキシトシンは「子どもへの愛情」を育み、ストレスや不安を軽減したり他者への信頼の気持ちを増加させる作用もある。

 

独身の男性や女性、既婚の男性に比べて、妊娠・出産を経た鬼女は体内のオキシトシン濃度が高い可能性がある。

 

オキシトシンが愛情ホルモンなら、べつにオキシトシン濃度が高くてもいいんじゃない?

と思うかもしれないが、オキシトシンにも副作用のような悪い面がある。

 

オキシトシンには他者への攻撃性を高めるという作用もあるのだ。

 

オキシトシンには他者への愛情を育み、社会性を高める作用がある。これは自分の家族(コミュニティ)を守るためという一面もあるだろう。

だからこそ、愛情を裏切る行為、社会的なモラルを逸脱した行為に対しては、残酷なまでに攻撃的になる。

 

愛情深いからこそ、浮気や不倫が許せない。

愛情が少なくて淡白な性格なら、いちいち他人のスキャンダルに腹も立てないし、興味も持てないだろう。

 

ネットで芸能人を叩きまくる鬼女たちのほとんどは、現実世界でも同じように攻撃的な性格ではない。

逆にとても愛情深く、やさしく、人当たりもいい人たちが多いのではないだろうか。

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