「こたつで寝ると風邪をひく」なんて言葉があるが、実はこたつで寝ると風邪をひくどころか急死する危険性があるのを知っているだろうか?
こたつで寝るという行為は、この世の中に存在する快楽の内でもかなり上位に食い込むだろう。その快楽には、それ相応のリスクがあるという事か。
今回はこたつで寝ると死ぬ理由と、その対抗策について紹介したい。
こたつが死の危険を招く理由
何故こたつで寝ると死ぬのだろうか?
それは血液がドロドロになり、血栓(血の塊)が出来て、心筋梗塞や脳梗塞の原因になるからだ。
血管の中に血栓(血の塊)が出来ると、それが脳の毛細血管や心臓の血管につまり、血の流れが止まってしまう。心臓や脳の血の流れが止まってしまったら、たとえ短時間だったとしても、人間はあっと言う間に死んでしまうのだ。
こたつで死ぬのは、血液中に血栓が発生するから。
では、血栓を作らないためにはどうすればいいのだろうか?
こたつ内で生き残るための作戦
水分補給
こたつに入って寝てしまうと、あたたかい下半身にたくさん汗をかく。そうすると、軽い脱水症状のような状態になり、血液がドロドロになってしまうのだ。
血液の粘性が高まれば、血栓が出来る可能性も上がってしまう。
これを防ぐには、なにをもっても水分補給が大事だ。
世の中にはたくさんの血液をサラサラにすると言われる食料がある。魚のDHAや納豆、たまねぎ、その他いろいろ。だけど、最も重要なのは、血の元となる水分だ。
出来る事なら、お茶やコーヒーやジュースではなく「ただの水」をたくさん飲んでほしい。(お茶やコーヒーには利尿作用があり、水分補給には適さない)
そうすれば、脱水症状や血液がドロドロ状態を防ぐことが出来るだろう。
こたつの温度を下げる
汗をかくことが血液がドロドロなってしまう一因だとしたら、こたつの温度を下げるというのも有効だ。
こたつの中の温度を下げれば、その分汗をかかなくて済むだろう。ちょっと寒いかも知れないが、死ぬよりはマシなはずだ。
寝ない
こたつで寝ていて死んでしまうのは、寝ることそのものに原因がある。
寝ている状態は血液中の血栓が出来やすいのだ。事実、日本で脳梗塞で急死する方の約4割ほどが、夜から朝方にかけての睡眠中に発症している。
こたつで寝ることは、冬山登山中に寝るのとほぼ同義と思ってもらっていいだろう。
水分補給・こたつの温度を下げる・そもそも寝ない。これらを行えば、こたつで死ぬ確率も劇的に下がるだろう。
しかしそれでもなお、こたつの魅力に負け、寝てしまったとしたら…
脳梗塞が発症した場合、かなりの高確率で死んでしまう。例え生きながらえたとしても、脳細胞が壊死してしまい、後遺症が残る可能性だってある。心筋梗塞も同様にかなり危険な病気だ。
こたつで寝ていてフッと起きた時に、手足が痺れる、ろれつが回らない、めまいがする、なんて症状がでたら脳梗塞の危険アリ。すぐさま病院に向かう事をオススメする。
こたつまとめ
こたつをいう魔具を使用するには、使用者の命を捧げる必要があるというのか。
…いや、断じてない。
紹介した対策を講じれば、必ずやこたつで死ぬことを防げるはずだ。
あなたは来年の春のうららかな風を、その頬に感じることが出来るだろうか?
それとも、こたつの偽りの幸せに魅入られ、魂まで食い尽くされるのだろうか?
…人間やめますか?それともこたつで寝ますか?
人の欲望を弄ぶこたつの魔魅に負けないで、強く生きて欲しい。