世の中には食べると頭の回転が早くなり、記憶力の高まる食べ物がある。
そして逆に食べると頭の回転が遅くなり、記憶力が低下する食べ物もある。
それらを知って頭が悪くなる食べ物を避けて、良くなる食事をしたら…きっと頭も良くなるんじゃないだろうか?
学生、受験生、社会人からボケを予防したい高齢者まで、これを知っておけばきっとキレる頭脳を手に入れることが出来るであろう、オススメの脳みそ活性化食材を紹介したい!
頭の良くなる食事とは?
脳の機能をアップさせる栄養素を3つ紹介しよう。
ビタミンB1
世の中には「頭脳パン」と呼ばれる、食べると頭の良くなるパンがある。このパンの中に頭が良くなる栄養素として含まれているのが「ビタミンB1」だ。
ビタミンB1はブドウ糖が脳のエネルギーになるのを手助けする。ビタミンB1を摂取すれば脳の働きが向上し、中枢神経の機能を正常に保つ事が出来る。
不足すると、イライラして怒りっぽくなったり、集中力が低下して勉強に身が入らなくなってしまうだろう。
ビタミンB1が含まれる食品は「豚肉」「にんにく」「たまご」「大豆」などだ。
DHA(ドコサヘキサエン酸)
青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)は頭が良くなる栄養素として有名だ。DHAは脳内の神経伝達物質を活性化することが出来、それゆえに脳全体の能力がアップする。DHAを摂取することで学習能力や記憶力が向上したという実験結果もある。
DHAは脳細胞が成長するこども時代に積極的に摂ることが大事だ。また、考えたくもないが、20歳以上になると脳細胞は1日に何万個も死んでいくという。大人になってからもDHAをたくさん摂取すれば、脳細胞の破壊を防ぎ、脳の老化を遅くすることが出来るのだ。
レシチン
レシチンもDHAと同様に、脳内神経伝達物質を活性化する。レシチンは脳内の記憶に関係した神経伝達物質である「アセチルコリン」の材料となる栄養素なのだ。
レシチンを摂取すれば、記憶能力や学習能力が向上する。
またDHAと同様に、成人後の脳細胞破壊スピードを抑え、被害を最小限にとどめることが出来る。アルツハイマー病を予防し、イライラや集中力の低下を抑える。
レシチンという名前は古代ギリシア語の「卵黄」に由来するという。つまりタマゴの卵黄にレシチンが豊富という事だ。
ひと昔前は卵はコレステロール値が上がるから1日1個なんて言われていたけれど、現在は食事によってコレステロール値はあんまり変わらないって事がわかっている。動脈硬化学会もコレステロール値と食事は無関係であると声明を出している。なので、心置きなく卵を食べて欲しい。
食べるとアホの子になる食べ物とは!?
オーストラリアなるディーキン大学のジャッカ教授が行った研究によると、ジャンクフードばっかり食べているとバカになる可能性があるという。
その理由は、記憶を司る脳の部位「海馬」にある。
健康的な食事を続けるグループと、栄養価の低いジャンクフードを食べ続けるグループとを、4年にわたって追跡調査した実験がある。その結果をみると、健康的な食事を摂っていたグループに比べて、ジャンクフードを食べていたグループは海馬の大きさが顕著に小さくなっていたのだ。
海馬が小さくなっていると、認知能力や判断能力が低下したり、記憶能力も低下する。
つまり、脂まみれの揚げ物、栄養価の低いスナック、加工や精製された食品を食べ続けていると、海馬の体積が小さくなり、記憶能力が低下する可能性があるのだ。
頭の良くなる、悪くなる食べ物まとめ
頭が良くなる食べ物はDHAが多く含まれた青魚、そしてビタミンB1とレシチンが含まれた卵が良いだろう。
頭が悪くなる食べ物は、栄養価が低くかったり精製されている食品、つまりジャンクフード。
受験生は深夜の勉強で小腹が減った時に、間違ってもお菓子なんかのジャンクフードを食べてはいけない。そんな時のために、冷蔵庫に大量のゆで卵を常備しておくのが良いのではないだろうか。
頭脳を駆使する戦うサラリーマンは、スーツの内ポケットにアルミホイルで巻いたゆで卵を常備しておくのが良いだろう。イライラして頭が回らない時、頭脳の高速回転が必要な時、おもむろに懐からゆで卵を取り出しひと口で食べてバリバリと仕事をすれば、同僚から羨望のまなざしを得ることが出来るだろう。
なんか最近物忘れが多いなあ…なんて思ったら、ジャンクフードを避け、頭の良くなる食事を心がけてみよう。脳が若返って、記憶力もアップするはずだ。