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円覚寺のネコと退屈な日常の繰り返しに潜む悟りの教え

鎌倉の円覚寺に参拝に行ってきたら、入り口の階段にかわいらしいネコが!

すごく人に慣れていて近づいても逃げないので、撮影させていただいた。

ネコ、かわいい。

 

さて、ではなぜ、円覚寺なのか?

その理由は、蒙古襲来時の対馬が舞台のゲーム「ゴーストオブツシマ」で蒙古人たちをめちゃくちゃに倒しまくったからだ。

円覚寺は蒙古襲来が起きた鎌倉時代の執権北条時宗が、敵味方の区別なく蒙古襲来時の殉死者を弔うために建てた寺。

(安らかに眠ってください…)

と、蒙古の方々に祈りを捧げてきたわけだ。

それにしても、ゴーストオブツシマは面白いので、未プレイの方はぜひプレイしてみてほしい。

 

で、円覚寺拝観料が300円なのだけど、そのチケットにありがた~いお言葉が記されてあったので紹介したい。

ほどほどがいい

「煩悩を断除すれば、重ねて病を増す。」という言葉があります。

煩悩を断ち切ろうと座禅しますが、煩悩を取り除いてしまったら何が残りますか?

おそらく何も残らないでしょう。

煩悩もほどほどにしておけばいいのです。

人に迷惑をかけない、食べ過ぎないよう、適度にやればいいのです。

草でも通行の邪魔にならない程度にほどほどに生えているのなら、それもまた一つの景色であります。

煩悩を強いて断ち切ろうとする必要もないし、日々の暮らしを滞りなく行っていれば、それが立派な仏心の暮らしなのです。

いいですね、このゆるい感じ。

円覚寺は「禅で悟りを開こうぜ!」的な臨済宗のお寺らしいんだけど、無理に悟りを開かなくてもただ生きていけばいいんだよ的な、一周回ってそれが悟りなんですよ的な、そんなおおらかさがある。

清廉潔白に生きることも過剰。

煩悩にまみれて生きることも過剰。

喜びも楽しみも憎しみも悲しみも怒りもほどほどに。

ただ日々をおだやかに暮らしていく、その繰り返しの中に仏心(悟り)があるのかもしれませんね。

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