ONE OK ROCKの新しいアルバム「eye of the storm」は「国内盤」と「海外版」の2種類が同時に発売された。
ワンオク・ファンの私は、さっそく海外版を購入して聞いてみたのだけど…
①eye of the stormの「国内盤」と「海外版」の違い
②アルバムを聞いた感想と海外版がオススメの理由
今回は、この2つについて書いてみたい。
Eye of the stormの「国内盤」と「海外版」の違い
最も大きな違いは、収録されている曲が違うってこと。
国内版
- Eye of the Storm
- Stand Out Fit In
- Head High
- Grow Old Die Young
- Push Back
- Wasted Nights
- Change
- Letting Go
- Worst in Me
- In the Stars (feat. Kiiara)
- Giants
- Can't Wait
- The Last Time
海外版
- Eye of the Storm
- Stand Out Fit In
- Head High
- Grow Old Die Young
- Push Back
- Wasted Nights
- Change
- Letting Go
- Worst in Me
- In the Stars (feat. Kiiara)
- Giants
- Unforgettable
- The Last Time
12曲目が違う。
また、歌詞も海外版は全編英語だけど、国内版は一部日本語が使われている。
CDの値段もまったく違う。
国内版は3,000円くらい。
海外版は1,700円くらい。
ちなみに国内版の初回限定では「スタジオでのアコースティックセッションの模様を収録 したDVD」がセットでついてくる。
アルバムを聞いた感想と海外版がオススメの理由
Eye of the stormを通して聴いた率直な感想は「ワンオク雰囲気変わったな~ちょっとガッカリ」というもの。
バリバリにアメリカで流行ってるのポップスやロックを意識した曲調に激変している。
こういった曲を聴きたいのなら、普通に「アメリカで流行っているポップスやロック」を聴くし、わざわざワンオクがそれをする必要もなかった気がする。
ワンオクは歌謡曲テイストのあるジャパニーズ・ミクスチャー・ロックを続けて欲しかった。何の進化もせずに。
まあ「期待していたニューアルバムを発売日に買って聴いてみたけどガッカリした!」という経験は、音楽好きなら何度も経験していると思う。
私個人の経験で言えば、Red hot chili peppersの「カリフォルニケイション」を聴いたときに少しガッカリした。次作の「By the Way」はもっとガッカリしたけど。
リンキンパークの「Minutes To Midnight」も最初に聴いたときは「う~ん…」と思ったもの。次作の「A Thousand Suns」はもっとガッカリしたけど。
私の音楽的な志向がアーティストの進化に対応していない、つまり”センスが古いまま”になっているってことが最大の原因なのかもしれないが…。
でもさ、ミュージシャンって”進化”しなくていいと思うんだようね。個人的には。
音楽の良さに新しいも古いもないし。
ビートルズなんて今でも古さを感じないし、すべての曲に”ビートルズらしさ”がある。
いい曲を書けるのなら、それが求められているのなら、ず~っと同じ曲調の曲ばっかり作っててもいいと思うんだよ。
ミュージシャン側としては退屈かもしれないけど。
ともあれ、アルバム「Eye of the storm」全体が悪いわけじゃない。
気に入った曲は、1曲目「Eye of the storm」と2曲目「Stand out fit in」、7曲目の「Change」、そして12曲目の「Unforgettable」だ。
中でも特によかったのが12曲目のUnforgettable。
全体的に楽器隊がまったく活躍していない中、この曲が最も”バンド”していた。
でもこの曲、海外版にしか収録されていないんだよね~。
国内版に「Unforgettable」のかわりに収録されている「Can't Wait」も聴いてみたけど、絶対「Unforgettable」の方がイイ!!
…というわけで、個人的にEye of the stormは海外版の方がオススメです。
値段も安いしね。
ベーシストとしての感想
私は10年以上バンドでベースをプレイしていた。(今はもう距離を置いているけど)
最も影響を受けた大好きなベーシストは、もちろんレッチリのフリー。
レッチリのフリーは「ベーシストなら誰でも好き!」と言って過言ではない偉大なベーシストだ。
そしてそれは、ONE OK ROCKのベーシストRyota氏も一緒みたいだ。
バンド結成当初はメンバー中最年少だったために自分の気持ちを抑え込みがちで、べースを続ける意味もわからなくなり行き詰まったが、Toruにレッド・ホット・チリ・ペッパーズを教えられ、フリーのベーススタイルに開眼して、ベースが好きになった。またTakaはじめメンバーに励まされ、Tomoyaの加入でバンドにも馴染んで、バンドのムードメーカー的存在に。
参照元:ONE OK ROCK(wikipedia)
ONE OK ROCKのベースラインはシンプルで、昔からそんなに前に出るようなプレイではなかった。
だけど…Eye of the stormの曲は、プレイしていてつまんねーだろーなーという感じがする。
フリーが好きならなおさらだ。
次回作は「4人の身体と、楽器と、アンプがあれば成立する」そんな激しいバンドサウンドを期待しちゃうね。
Eye of the Stormの総評
で、Eye of the Stormをじっくりと聴き込んでみた感想をまとめると…
バンド目線で見ると、正直、全然面白くないアルバム。
元気いっぱいにロックしてた「残響リファレンス」 や「人生×僕=」よりはイマイチな作品。
ただし以外にも、個人的に前々作「35xxxv」や前作「 Ambitions」よりいいアルバムに仕上がっている。
とにかくもし買うのなら、Eye of the stormは海外版の方がオススメですよ!!