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真っ赤な月と謎の発光現象は巨大地震の前兆!?関東大震災前にも観測されたそれらの現象の原因とは?

2015年12月27日

真っ赤な月は地震の前兆…そんな不吉な噂が存在する。

実際、大正12年に発生した関東大震災の直前には赤い月が関東各地で見られたという。

それと時を同じくして、関東各地で謎の発光現象も観測されている。

 

いつ発生してもおかしくないといわれている、南海トラフ大地震や2度目の関東大震災。その前兆現象として、かつての関東大震災と同様に真っ赤な月や謎の発光現象が観測されてもおかしくない。

この奇妙な前兆現象の原因とはなんなのだろうか?

大正12年の関東大震災直前に起きた謎の前兆現象

1923年(大正12年))9月1日11時58分、東京を襲った大地震は「関東大震災」と呼ばれている。

震源は東京直下と思われがちだが違っていて、実は神奈川県の相模湾付近。

地震発生の時間帯が火を使うお昼時という事もあり、東京は火事で甚大な被害を被った。このため関東大震災=東京で大災害というイメージがあるが、この地震は関東全体に甚大な被害を及ぼしている。

この関東大震災であるが、実はその直前に不思議な現象が観測されている。

 

「奇妙な光」「真っ赤な月」だ。

 

このふたつの不吉な事象は地震直前の”ある現象”によって繋がっているのではないだろうか?

地震直前に観測された光

  • 東京市の空の一部に猛烈にかなり長時間にわたり音響なしの光があった。
  • 深川より東京湾の方にピカピカ光る光を見た。
  • 品川沖の漁船が西南の方向に発光を見た。その光で新聞が読めるほどであった。

この様に関東大震災直前の東京では、謎の光が度々観測されている。雷ならゴロゴロという音を伴うが、この光はまったくの無音だ。

あまりに何度も光るため、人々は不気味に思い室内に逃げたという。

 

この発光現象は大地震の前兆現象として、古くから世界中で観測されている。

その原因は謎に包まれているが、2014年に謎の発光現象の正体に関する新しい発見が報告された。

 

アメリカにあるサンノゼ州立大学とNASAエイムズ研究センターの研究によると、地震前の発行現象はある種の放電現象であるという。

 

地震が起きるとき、地下ではプレートの圧力や活断層のズレによって固い岩盤が破壊される現象が起きる。

その際に強い力が加わった玄武岩や斑れい岩に、電荷の“充電スイッチ”が入るという。

地下深くに存在する”荷電が十分に溜まった岩”が地震発生時に最速で到達する微弱な振動によって揺れると、それがきかっけとなり地表に向けて電荷が解放される。

解放された電荷は結合し、一種のプラズマのような状態になり、空中に解き放たれる。

これが地震前の謎の発光現象の正体だという。

 

もし地震の前に空中に向かってプラズマ的なエネルギーが放出されるとしたら、地震雲なんかもその影響で発生するのかもしれない。

関東大震災直前に観測された深紅の月

  • 地震の2日前、鎌倉市長屋では真っ赤な月が観測された。
  • 地震の前日の夜11時頃の月は、火の玉のように真っ赤だった。
  • 地震当日、太陽が真っ赤だと言いあっていると、突然関東大震災が発生した

なぜ夕日が赤く見えるのか?その秘密は7色の光、それぞれの持つ特徴にある。

青い光は空気中の物質で分散されやすく、逆に赤い光は空気中を突き抜ける性質を持っている。

夕日が赤く見えるのは、太陽が地平線にあるため、日の光が観測者のところに届くまでに厚い空気の層を通る必要があるから。光が通る空気の層が厚ければ厚いほど、青い光は散乱して赤い光だけが残る。その為夕日は赤いのだ。

 

では、なぜ月の光が赤く見えるのだろうか?

 

月が輝いているのは、太陽光が反射しているから。その光が地上に届き、私たちは月が輝いてみえる。

その月が赤く見えるとしたら、それは夕日が赤く見える原理と同じと考えていいだろう。

 

月の光が真っ赤になるのだとしたら3つの理由が考えられる。

 

①月の光が地表に届くまでの空気の層が厚くなっている。

②月に反射する太陽の光が赤い。

②空気の層の中に、青い光線を分散させてしまう何かがある。

 

月が地平線にある場合は①の理由で月が赤く見える。皆既月食の時に月が赤く見えるのは②の理由が当てはまる。

では、月が地平線にあるでもない、月食でもない時に月が真っ赤に染まったら?

それは③の空気の層に”青い光を拡散させてしまう何か”があるからなのではないだろうか。

先ほど説明した通り、地震直前の大気にはプラズマ的電気エネルギーが満ちている。

もしかしたら、大気中に溢れたプラズマ的なものの影響で青い光が霧散してしまい、赤い光だけが地表に届くため月が赤色に見えているのかもしれない。

これならば、月ばかりか真昼の太陽が赤く見えた説明もつく。

まあ、荷電の影響で月や太陽が赤く見えるなんて、根拠のない仮説でしかないけれど…。

大地震の前兆現象まとめ

地震の前兆現象として”地震雲”が有名だけど、雲なんて自由に姿を変えるし、勘違いの場合も多い。

だけど、赤い月(太陽)と謎の発光現象がダブルで発生したとしたら?

それは大地震が数日後に迫っているという、超危険シグナルの可能性がある!!

非難するのか?外出を控え引きこもるのか?近くの避難場所を確認するのか?

ともあれ、赤い月の夜は2リットルの水と保存の効く食料を買っておく方がいいかもしれない…。

地震を予測するという地震雲の信ぴょう性は?予測の科学的根拠とはなんなのだろうか。

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