2015年6月30日。箱根山の大涌谷で小規模噴火が発生!
箱根山の噴火警戒レベルが2から3に引き上げられた。
それに伴い、大涌谷周辺の半径約1キロが立ち入り禁止区域となった。
噴火警戒レベルは1~5に分けられる。それぞれの意味する火山活動の状況や対策とはどういったものになっているのだろうか?
噴火警戒レベルと火山活動の状況
噴火警戒レベル1
噴火警戒レベル1は「活火山であることに注意してね」というレベルのもの。
火山活動は安静で、火口を覗き込めば少しくらいの火山灰噴出がみられるかも、というくらい。
もちろん噴火警戒レベル1の火山であれば、避難などはする必要はない。
だが、戦後最大の被害を出した御嶽山の噴火では、警戒レベル1の安全な火山が突然爆発したのだ。噴火警戒レベル1とはいえ、活火山であれば100%安全とはいえないだろう。
噴火警戒レベル2
噴火警戒レベル2では、火口周辺への立ち入りが規制される。
火山活動は「火口周辺に立ち入った場合、生命に危険が及ぶくらいの噴火が発生するかもしれない」という状況だ。
だがしかし、まだまだ近くに住んでいたとしても非難するレベルではない。
噴火警戒レベル3
噴火警戒レベル3では、入山が規制される。
火山活動のレベルは、近くの居住地域にも危険が及ぶ噴火が発生する可能性があるといった状況になる。
近隣住民はいつも通りの日常生活を送っても構わないが、要介護者などは念のため非難の準備が必要となってくる。
入山規制は火山の状況によって変わってくるが、今回の箱根山は大涌谷周辺1キロが立ち入り禁止区域に指定された。
噴火警戒レベル4
噴火警戒レベル4では、みんなに避難準備が必要になってくる。
火山活動は重大な被害が及ぶ噴火が起きる可能性が、レベル3よりもかなり高まっている状況だ。
近隣住民はいつでも避難できるよう用意しておく必要がある。万が一の時の為、避難経路の確認が必須だろう。
噴火警戒レベル5
噴火警戒レベル5は、いわずもがな「避難」となる。
火山活動は、すでに噴火しているか、マジで噴火する5秒前、といった緊迫した状況になる。
もう避難区域の住民は、必ず避難する必要がある。
箱根山が噴火警戒レベル4になったら
もし箱根山が噴火警戒レベル4になったとしたら、近くにある温泉宿やホテル、住居者全てが非難の準備をしなければいけなくなるだろう。
もちろん、入山は規制され、のんびり観光している状況ではなくなる。
箱根山には他の火山とは違い、山肌にたくさんの旅館があり住んでいる人たちもいる。レベル4になったとしたら、全ての観光産業がストップ!観光で成り立つ箱根は、経済的な意味でも大変な被害になるだろう。
箱根山が警戒レベル1の時の大涌谷の画像
私は今年の3月に箱根旅行に行っていた。
その時は強羅にある温泉旅館に泊まった。そこはお気に入りの宿で2度目の宿泊、実に良い温泉であった。
箱根山の警戒レベルが2になったのが今年の5月。旅行に行った3月当時はそんな危険性なんて全く感じなかった。
その時に箱根ロープウェイから撮った大涌谷の写真がこれだ。
大涌谷って、いつでも白い煙が出てるんだよね。
そしてこれが6月30日の大涌谷の画像。
気象庁のウェブカメラより
もくもくっぷりが全然違う!!
何度も旅行に行っている大好きな箱根。噴火なんかしないでほしいと切に願う!
最後にその旅行で箱根ロープウェイから撮った、箱根山の写真を紹介。
なんか、顔に見えませんか?