ガイアの夜明けで”シリーズ「命の現場が危ない!」第2弾~看護師・保育士 "絶望職場"を救え”という内容が放送されていた。
番組では、看護師転職サイトを安易に利用する危険性についてくわしく紹介していた。
驚くべき看護師転職サイトの裏側を紹介しよう。
看護師転職サイトの儲けのからくり
看護師はどこも人手不足!!
なので病院は看護師を募集するのに、看護師転職サイトを利用する。
看護師転職サイト側は、看護師をひとり紹介するだけで、病院側から数百万円のマージンを受け取れるという!!
つまり看護師転職サイトは、看護師を転職させればさせるほどもうかるってわけだ。
それにハードで離職率の高い看護師も、いろんな求人がまとめて調べられる看護師転職サイトを使っちゃう。
番組で取材を受けていた看護師は、看護師転職サイトである病院の求人に応募した。
すると担当から「その病院の募集はもうありません。かわりの病院を紹介します。来週時間ありますか?」と、すぐに電話がかかってきたそう。
不自然なほどすぐに、強引に面接をしようとする担当者…。
不振に思ったので、その看護師は会うのを断った。
その後調べてみると、「応募がなくなった」といっていた病院の求人はなくなっていたわけではなかったのだ。
看護師転職サイトの営業は自社のホームページに、実際にある大きな病院の求人を”勝手に”求人として記載する。
そうしてそこに応募してきた転職希望の看護師に、よりマージンの高い病院を紹介して荒稼ぎしているという。
なんか、不動産屋の表に張ってある条件のいい部屋の間取りみたいだ。
大きな病院や公立病院なんかはそもそも看護師転職サイトを利用することがあまりないので、そんな病院が看護師転職サイトに条件のいい求人を出していたら疑った方がいいかもしれない。
しかも看護師転職サイトの営業(転職アドバイザー)は、転職させた看護師と連絡をとり続け、待遇や同僚の不満などがあればすぐに転職させようとしているのだとか。
「最近、仕事忙しい?」
「職場に不満はある?」
「体調はどう?」
「ちゃんと休めてる?」
そんな一見やさしく気遣う言葉の裏には、次の病院に転職させて一儲けしようという思惑がある。
もちろん紹介した看護婦がすぐに退職したら、ある程度のペナルティがあるはずなので、一定期間は辞めないように連絡を取るはず。
そうして一定期間が過ぎたら、今度は逆に転職に誘導する。
お、おそろしい!!
すべてがすべて悪質ってわけじゃないんだろうけど、看護師転職サイトって闇が深いね~。
もし看護師で転職したいのなら、看護師転職サイトを介さずに直接病院のホームページに記載されている求人に応募するのがいい。
看護師転職サイトを利用するにしても、応募した求人がなかったらそこで利用を中止するのがいいだろう。
変に転職求人サイトの営業が勧めてくる病院に転職したら…めちゃくちゃブラックな職場環境かもしれない。
だって、看護師転職サイトの営業はどんどん看護師を転職させて成績をあげたいのだから。
看護師転職サイトを利用せずに安全に転職するためには?
看護師転職サイトの目的は、とにかくたくさんの看護師を転職させ続けることにある。
転職を決めるごとに、病院側からお金が入ってくるのだから。
なので看護師本人の希望や適性などは後回しにされがち。
ではどうすればいいか?
答えはシンプルで、病院が直接行っている求人に応募するのがいい。
自分の住んでいる地域にある病院のサイトをチェックするとか。
病院側だって高い手数料を払って看護師転職サイトを利用するより、直接応募で看護師を雇用した方がいいに決まってる。
もし看護師転職サイトと直接募集で同時に、ほぼ同じくらいのスキルを持った看護師が応募してきたら?
病院側からしたら、直接募集に応募してきた看護師を雇用するだろう。お金もかからないし。
転職を考えていてよい病院と巡り合いたかったら、ひとつひとつ病院をチェックして地道に自分で探す。
それが一番なんですね!!