色の三原色とは青緑(シアン)、赤紫(マゼンタ)、黄(イエロー)のことで、これら3つの色を混ぜ合わせることでほとんどの色を作り出すことができる。
それと同じように感情にも感情の三原色がある。
興奮。
安心。
脅威。
それぞれが「三大神経物質」に対応しており、この3つの感情をブレンドすることで、怒り、悲しみ、喜びなどのいろんな感情が出来上がる。
興奮=ドーパミン
安心=セロトニン
脅威=ノルアドレナリン
この3つを使って「感情の方程式」を考えてみよう。
喜び=興奮+安心
怒り=脅威+興奮
悲しみ=脅威ー興奮
恐怖=脅威ー安心
不安=持続的な少量の脅威と興奮
虚無感=安心-興奮-脅威
うつ=ー興奮-脅威-安心
涙を流す=ノルアドレナリンを抑えセロトニンを分泌させる
パッと思いつくだけでもこんな式が成り立つ気がする。
複雑怪奇な感情ってやつは公式では割り切れない部分があるものの、ベーシックな部分での感情の構成はこんな感じになるだろう。
「人間の感情ってたった3種類しかないのかぁ。しかもそれも脳の伝達物質のおかげで発生している変化にすぎないんだ…」
なんて思っちゃうけど、自分にとってネガティブな感情も公式に当てはめて理論的に理解すれば、それをコントロールしやすくなる側面もあるはず。
「この不安な気持ちは何に脅威を感じ、何に興奮しているんだ…?」
なんて。
自分は何にどう感じ、今、どんな感情がどれほど発生しているのかを考える。
感情の仕組みを理解することは感情をコントロールする第一歩だろう。
数学みたいに「感情の公式」を暗記して、感情の仕組みを理解すれば、感情をコントロールするスキルが身につくかもしれない!?