ニンニクが好きで、よく食べる。ラーメン屋でニンニクが置いてあると、山盛りかけちゃう。
そうすると、次の日どころか2~3日くらいは臭くなっているようだ(自分では気づかない)
そんな強力なニンニク臭をなるべく抑えるにはどうしたらいいのだろうか?
ニンニクを食べた後の口臭の原因
ニンニクにはアリシンという物質が含まれている。
アリシンには強い抗酸化作用や殺菌効果、疲労回復効果、老化防止に食欲増進効果があり、クタクタに疲れた身体を元気にしてくれる。だけど、このアリシンこそが、ニンニクの悪臭の原因にもなっている。
ニンニクを食べた後に口が臭ければ臭いほど、多量にアリシンを摂取しているということ。つまり口が臭い=疲労回復!という公式が成り立つ。
「なんだ~口が臭いってのはそれだけ疲労回復してるってことか!じゃあいいや!」
…とはいかないだろう。
このアリシンは、摂取すると血液を介して全身をめぐる。口臭ばかりではなく、体臭もニンニク臭くなってしまう。つまり全身がニンニク臭のカタマリになってしまうのだ。通っただけでニンニク臭いと思われるなんて、どれだけ疲労回復してるからって絶対に嫌だ!だけど、ニンニクは食べたい!
では、ニンニク臭対策にはどのようなものがあるのだろうか?
3つのニンニク臭い対策
ニンニクを加熱する
アリシンはニンニクの料理法によっても、その臭いのキツさが変わってくる。
効果的なのは、ニンニクに熱を加えることこれでけっこう臭いを消すことが出来る。ニンニクをレンジでチンすると、皮も向きやすくなるし臭いも減るので、家庭でニンニク料理をする時にオススメだ。
一番ヤバい臭いを発するのは、生のすりおろしニンニク。ラーメン屋でたまに見かけるアレだ。加熱されていない生ニンニク、しかもニンニクはすりおろすことで臭いがキツくなる。生のすりおろしのニンニクは控えるか、少量に留めておくのがいいだろう。
逆に言えば、生のすりおろしニンニクは最高に健康に良いって事になるのだが…。
ニンニクとたんぱく質を同時に
ニンニクに含まれるアリシンはタンパク質と結びつきやすい特徴を持っている。タンパク質と結びついたアリシンは臭いを発さないので、ニンニクとタンパク質を同時に摂ることがオススメだ。
ステーキに乗ってるニンニクなんてのは、ステーキのたんぱく質が同時に摂れるので、臭いも軽減されるだろう。
その他にもチーズや牛乳なんかを同時に摂るのもいい。特に牛乳は胃の粘膜をコーティングして、臭いの拡散を防ぐ効果があると言われている。
肉・魚・乳製品・大豆などなど。ニンニク料理を注文するときは、意識してタンパク質多めの料理も同時に食べると臭いを軽減してくれるだろう。
ニンニク成分を体外に排出
ニンニクに含まれるアリシンは血液に含まれ、全身に運ばれる。その為、ニンニク臭は全身から漂ってくる。なので、ガムを噛んでも、よ~く歯磨きしても、その効果は限定的だ。
早くニンニク臭から逃れるためには、血液中のアリシンを早急に体外に排出する必要がある。
それにはふたつの方法を同時に行うのが有効だ。
①水をたくさん飲む
②汗をたくさんかく
水をたくさん飲めば、それだけ血液が薄まる。そうすれば、血中のアリシン濃度が下がり、体臭もキツくなくなるだろう。また、それと同時に汗をかいて、アリシンを体外に排出するのも有効だ。有酸素運動やサウナ・お風呂などで汗を流せば、それだけ早くニンニク臭の呪縛から逃れることが出来るだろう。
コーヒーを飲むことも有効。コーヒーに含まれるタンニンが臭いを防止する効果もあるし、カフェインの利尿作用でアリシン濃度を積極的に下げることが出来るだろう。
ニンニク対策まとめ
ニンニクは加熱調理したものを食べよう。そしてニンニクを食べるときは、タンパク質も一緒に食べる。
それでも、やっぱり臭いは気になる。
臭いを軽減し、早く消すには大量の水を飲むことが有効。利尿作用のあるコーヒーを飲んでも良い。
ニンニクを食べた次の日の朝は、ちょっと早く起きて水をがぶ飲み。シャワーを浴びて汗を流したら、モーニングコーヒーを楽しむ。そうすれば、臭いも少しはマシになるだろう。