健康とダイエット

脂っこい食事を制限してもコレステロール値は下がらない!たった2つのコレステロール値を下げる方法。

2015年5月2日

悪玉コレステロールが心筋梗塞の原因になったり、いろんな病気の原因になるといわれている。コレステロールを気にして食事制限をしている人も多いんじゃないだろうか?

そんなコレステロールだが、実は食事とコレステロール値は関係ない!という発表がなされた。

今回はコレステロールを下げる方法について調べてみた。

食事とコレステロールは無関係?

コレステロール:「気にせず食べて」動脈硬化学会が声明
取りすぎると動脈硬化などを招くとして悪者扱いされてきたコレステロールについて、日本動脈硬化学会(佐藤靖史理事長)は1日、「食事で体内のコレステロール値は大きく変わらない」との声明を発表した。厚生労働省も今年、5年ぶりに改定された「食事摂取基準」で、コレステロールの基準を撤廃しており、これを容認した形だ。動脈硬化予防には食事だけでなく、生活習慣や運動など包括的な対策が大切だとしている。
2015年5月2日 msnニュースより参照

この様な発表がなされた。

今まではコレステロールへの考え方も様々であった

  • 動脈硬化学会→悪玉コレステロールが高いと心筋梗塞を起こしやすいから気を付けよう。
  • 厚生労働省→とりあえず摂り過ぎは身体に悪し、コレステロールの摂取基準値を設定するから守ってね。
  • 日本脂質栄養学会→いや、むしろコレステロール値が高い人は長生きできるよ。

今回の発表でそれぞれの勢力に意見の統一がなされたといっていい。

厚生労働省はコレステロールの摂取基準を撤廃した。

それに準ずるように、動脈硬化学会も食事とコレステロール値はそんな関係ないみたい、という発表をした。

 

コレステロールの殆どは肝臓で作られる

コレステロールは食事で摂るものと、肝臓で作られるものがある。

全てのコレステロールの中の、おおよそ70%が肝臓で作られるコレステロール。食事からのコレステロールはたったの30%であるらしい。

しかも例え食事でのコレステロール摂取量を減らしたとしても、その分肝臓で多めにコレステロールが作られ、結局はバランスが取れる仕組みなのだそう。

それゆえに、食事とコレステロール値の関連が否定されたわけだ。

卵の黄身は高コレステロールだから、一日に何個も食べない方が良いなんて聞いたことがあるけれど、まったく関係ないのである、

コレステロールを下げる食べ物なんてない!?

今までの定説だと、悪玉コレステロール値を下げる食物や、善玉コレステロールを上げる食物なんてものが良くテレビで紹介されていた。

飽和脂肪酸を摂取するとコレステロール値が上がる。

例えば脂身の多い肉や油で揚げたジャンクフード、ケーキなど。

不飽和脂肪酸を摂取するとコレステロール値が下がる。

例えば植物油や魚介類。

しかしこれらの食物も、全体的なコレステロール値に対する影響はほとんどないということなのだ。

何という事だろうか!?

 

体内で作られるコレステロール値を下げる2つの方法

脂っこい食事を制限しても、体内でコレステロールが作られるため、全体としてそれほど効果はない。

ではどうするか?

それには体内で作られるコレステロールの量を下げる必要がある。

それにはふたつの効果的な方法がある。

運動をする

適度な運動を続けることで、肝臓で合成されるコレステロール量を下げることが出来る。

一週間に2回以上、無理のない程度のものを30分ほど。ウォーキングなどでいいだろう。

運動だーッ!!とダンベル持ち上げたり、切り立った崖をクライミングする必要はない。

適度な運動を継続することで、体内のコレステロール値は下がっていく。

肥満の人は、もちろん痩せた方がコレステロール値は下がるだろう。

食物繊維を摂る

「高コレステロールの食事をとらない」ではなく「コレステロールの減る食事を摂る」というパラダイムシフトが必要になる。

ポイントは食物繊維だ。

食物繊維を摂ると、体内のコレステロール合成量が減る。

食物繊維には水溶性(水に溶ける)のものと不溶性(水に溶けない)ものの二種類ある。

コレステロールを下げるのに効果的なのは水溶性食物繊維だ。

水溶性食物繊維を多く含む食物を紹介しよう。

①野菜

  • ゴボウ
  • エシャロット
  • アボカド
  • さつまいも
  • にんじん

②海藻類

  • 昆布
  • めかぶ
  • わかめ
  • もずく

③果物

  • りんご
  • バナナ
  • レモン
  • キンカン

水溶性食物繊維を多く含むこれらの食物を多く食べれば、コレステロール値を下げることが出来るだろう。

食事とコレステロールまとめ

脂っこい食事とコレステロール値には、まったく関係がないことが分かった。

フライドポテトをたくさん食べても、ステーキの脂身だけかき集めて食べても、必ずしもコレステロール値が上がるってわけじゃないのだ。

コレステロール値を下げるポイントはふたつ。

①適度な運動

②水溶性食物繊維

今までコレステロールを気にしていろんなものを我慢してきた人もいるかもしれない。

「やったー!!今まで我慢してきたステーキの脂身が食べれるぞーーーッ!!」

「それ、そのはじっこによけてある脂身食べないの?頂戴!」

かき集められた、山盛りのテラテラと光る脂身。

それを白米でかきこむ至福!

 

…果たしてそれでいいのか!?

 

ジャンクフードをコーラで流し込んだり、ピザ10枚平気で食べたり、カラフルなケーキを食べたら、そりゃあもう太るし、成人病になるし、早死にする確率アップであろう。

コレステロール関係ないからって、飽和脂肪酸の摂取はほどほどにしておいた方が良さそうだ。

 

飽和脂肪酸の摂取はほどほどにしつつも、適度な運動と水溶性食物繊維を食べることを習慣にすれば、健康的なコレステロール値を維持できるだろう

コレステロール値を正常にするオススメの特定保健用食品

普段の食生活で水溶性食物繊維が十分でないなら、補助食品を摂取するのも有効だよ!

水溶性食物繊維たっぷりでダイエットや便秘改善にも効果アリ!特定保健用食品のイサゴール

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