健康とダイエット

肥満より危険なビール腹の改善に腹筋よりも効果的な運動とは?ぽっこりお腹がシュッとする3つの方法

肥満が心臓病や糖尿病など生活習慣病リスクを上げることは、誰でも知っているだろう。そんな肥満の中でも、お腹だけにでっぷりと脂肪がつくのが「ビール腹」。このビール腹がヤバいという。

アメリカの研究によると、普通の肥満よりもビール腹の方が2倍も死亡リスクが上昇するというのだ。

お腹を引っ込める→腹筋!という風に考えがちだが、実は腹筋よりもお腹を引っ込めるのに有効な運動がある。

ビール腹のリスクと、改善の為に最適な運動を紹介しよう。

ビール腹で死亡リスク2倍!

ビール腹とはビールを飲み過ぎた結果太ってしまった状態を指す言葉ではない。ビール樽のように下腹部にお肉のついてしまった肥満の事を指す。

お腹がぽっこりと突き出ているのに「ビールは飲んでないから、ビール腹じゃないよ!」なんて言い訳は通じない。お腹に脂肪がたっぷりついていれば、もれなくビール腹なのだ。

そんなビール腹は普通の肥満に比べて、死亡リスクが高まるという研究結果が発表された。

米ミネソタ州にあるメイヨー・クリニックなどの研究チームが1万5000人あまりのデータを調べた結果、ビール腹体形の男性は単なる肥満や太りすぎの男性に比べて死亡リスクが2倍になることが判明。女性の死亡リスクも1.5倍の高さだった。

参照元:CNN ビール腹は肥満より危険? 男性の死亡リスク2倍に 米研究

2倍ってかなり凄い。これは普通の体型の人と比べたわけじゃなく、単なる肥満の人とビール腹の人を比べているんだから、余計にヤバい。もし健康的な体型の人とビール腹の人の死亡リスクを比べたとしたら、2倍どころではないだろう。

なぜ普通の肥満よりもビール腹の方が危険かというと、どうやらお腹周りに脂肪がたくさんある=内臓脂肪がいっぱいということであり、そのため血中コレステロール値が上昇しやすくなるためらしい。

血中コレステロール値が上昇すれば、心臓発作や脳溢血、糖尿病のリスクが上昇する。その結果、死亡リスクも上昇する。

ビール腹の中には皮下脂肪があり、その奥にはたくさんの内臓脂肪が詰まっているってわけだ。

 

では、ビール腹の改善はどうすればいいのだろうか?

すぐに思いつくのが「腹筋」だろう。

お腹に筋肉が付けば、でっぷりお腹も改善されるはず。テレビのCMでもたくさんの腹筋を鍛えるマシーンがあるし、鍛え上げられ割れた腹筋はカッコいい!

…しかし、お腹を引っ込めるためには、腹筋よりも有効な運動がある。

ぽっこりお腹を改善する3つの方法

やっぱり有酸素運動

ぽっこりお腹の中は皮下脂肪ではなく内臓脂肪が詰まってる。内臓脂肪を効果的に燃焼させるには、なんといっても有酸素運動が有効だ。

おすすめはウォーキングを1日30分。このシンプルな有酸素運動が、劇的に死亡リスクを下げ、ビール腹の改善にも効果がある。

*ウォーキングについてはこちらの記事で詳しく紹介してます→30分のウォーキングが奇跡を起こす!老人は長寿になり、若者は死のリスク低下するというその効果とは?

どうせなら下半身の筋肉を鍛える

腹筋を鍛えるのも確かに効果があるだろう。しかし腹筋よりももっと効果的なのは下半身の筋肉を鍛えることだ。

日々全体重を支えて歩き回る下半身の筋肉量は、腹筋の筋肉量とは比べ物にならないくらい多い。

筋肉量が増えると基礎代謝が増え、その結果内臓脂肪が燃焼されて減る。腹筋を鍛えて筋肉量を増やすよりも、下半身の筋肉を増やした方が遥かに効率がいいのだ。

具体的にはスクワットなんかが有効だけど、もしキツイという事であれば、椅子に座って足を上げるといった簡単な運動でも、下半身の筋肉をアップさせることが出来る。

テレビを観ながら、仕事をしながら、本を読みながら、少しだけ両足を地面からあげてみよう。それだけで、下半身が鍛えられるはずだ。

ラクトフェリンを摂取する

内臓脂肪を減らすにはラクトフェリンが有効だ。ラクトフェリンには内臓脂肪の分解を促進させる酵素「リパーゼ」を活性化させる効果と、内臓脂肪の合成や蓄積を抑制する効果があると言われている。

もちろん、ただな~んにもしないでラクトフェリンだけ摂取して寝ていたら、まったく意味はない。それどころか、もっと不健康になるかもしれない。

ちゃんと有酸素運動や下半身のトレーニングを行ったうえで、ラクトフェリンも摂取すれば、より効率的に内臓脂肪を減らす事が出来るだろう。

ラクトフェリンはサプリメントで摂取するのがオススメだ。

ビール腹の改善まとめ

ビール腹は寿命的にも、見た目的にも、普通の肥満よりもヤバい。

死亡リスクももちろんだが、見た目普通の体型でも、お腹だけ異常にぽっこり出ていたら、何を着ても似合わないだろう。

そんなビール腹の改善方法をまとめると、腹筋ではなくウォーキング下半身の筋トレが有効。さらにラクトフェリンを同時に摂取すれば、内臓脂肪を減らす効果がアップする。

もちろん、日々の食生活も大事だ。

ビールはもちろん、ジャンクフードや脂っこい食事を控えて、野菜多めの食事を摂るべきだろう。

 

ビール腹を改善する=内臓脂肪を減らすということ。ビール腹がシュッとしたお腹になればモテモテ(?)さらに、さまざまな生活習慣病の予防になり、結果死亡リスクも半分以下に減らすことが出来るはずだ!!

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