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満月や新月が大地震の引き金になる!?引力と地震発生メカニズムの関係。

投稿日:2016年5月6日 更新日:

「満月や新月の日には地震が起こりやすい」という事実を知っているだろうか?

その秘密は月や太陽の動きが引き起こす引力にある。

この引力は潮汐力(ちょうせきりょく)とも呼ばれ、満潮や干潮の原因にもなっている。

満月や新月と地震にはどのような関係があるのだろうか?

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満月や新月には大地震が発生する!?

独立行政法人防災科学技術研究所は、スマトラ島沖の巨大地震(2004年12月26日)の前後に周辺地域で発生した地震を調査し、月や太陽の引力がこれらの地震の発生に強く関わっている可能性が高いことを明らかにしました。

出展:月や太陽の引力が地震の引き金に(独立行政法人防災科学技術研究所)

防災科学技術研究所が1995年頃からのスマトラ島周辺で発生した大きな地震を調査したところ、満月や新月の前後に地震が集中していたことがわかったという。

満月や新月の前後は”大潮”になる。この大潮が地震のきっかけになった可能性があるのだ。

月の引力が最大化する大潮

太陽と月の位置によって、地球上に引力の変化が現れる。それが最もわかりやすいのが、潮の満ち引きだ。

たとえば朝の通勤途中、いつもとは反対方向の電車に飛び乗って、こどもの頃によく遊んだ海まで行ってみよう。そして砂浜で体育座りをしながら、1日中ぼ~っと大海原を眺めてみて欲しい。

…仕事よりも大切なモノがあるって気づくかもしれないが、そんなくだらないことよりも”時間によって海の水位が上下していること”に気づくはずだ。

これが月の引力の影響で現れる潮の満ち引き、満潮と干潮ってやつだ。

1日の中でも潮の満ち引きはあるが、月に2度の新月・満月前後は「大潮」と呼ばれ、引力の影響力が最大化する。

満月であれば月の方向に遠心力が働き、海水面が上昇する。新月であれば月の方向に引力が働き、同様に海面が上昇する。

この大地を引っ張る引力が、大地震の引き金になっている可能性があるというのだ。

 

地震はプレートとプレートの境目で発生することが多い。プレートの境目では、ゆっくりと動くプレート同士がぶつかって歪みが溜まっている。それが限界に達した時に、プレート(大地)が弾けて溜まったエネルギーが解放されることで地震が発生するといわれている。

大潮で最大化した引力が、プレートにたまった歪みがはじける”最後の一押し”になり、大地震が発生したという可能性も否定できないだろう。

過去の地震と新月・満月の関係

「大潮」は通常、満月の日とその前後1日、新月の日とその前後1日である場合が多い。

ということは、おおよそ1か月に6~8日程度、引力が強くなる大潮の日がある計算になる。

では、過去日本で発生した地震と、新月・満月の関係を見てみよう。

  • 1923年9月1日 関東大震災 満月から5日後
  • 1994年10月4日 北海道東方沖地震 M8.2 新月前日
  • 1995年1月17日 阪神淡路大震災 M7.3 満月
  • 2001年3月24日   平成13年芸予地震 M6.7 新月前日
  • 2003年9月26日 十勝沖地震 M8.0 新月
  • 2011年3月11日 東日本大震災 M9.0 新月6日後
  • 2013年9月20日 福島県沖地震 M5.8 満月当日
  • 2014年11月22日 長野県北部 M6.8 新月当日
  • 2015年5月30日 小笠原諸島西方沖地震 M8.1 満月3日前
  • 2015年11月14日 薩摩半島西方沖地震 M7.1 新月2日後
  • 2016年4月1日 三重県沖地震 M6.1 新月6日前
  • 2016年4月14日 熊本地震 M6.5 新月8日前
  • 2016年4月16日 熊本地震 M7.3 満月6日前

たしかになんか関係ありそう…と思うかも知れないけれど、実は違うんじゃないだろうか。

 

関東大震災や東日本大震災は新月や満月のときの発生していない。4月の熊本地震もそうだ。

それに新月も満月は1か月に1回あるし、引力が強くなる大潮の日は月に平均で7日もある。

 

1か月が31日で、大潮の日が7日あるとしたら、たとえ地震がランダムで発生したとしても、おおよそ22.5%の確率で大潮の日に地震が起きる計算になる。

 

この結果を見る限り、引力と地震発生の相関関係は”偶然”で片づけられる範囲。

そもそも地震発生のメカニズムは正確に判明していないし、直下型地震なのか海溝型地震なのかでも地震発生のメカニズムは異なってくる。引力が地震を誘発するかも、科学的には証明されていない。

満月や新月が地震を引き起こすのは「そんな気がするだけ」であり、それほど科学的な根拠があるとは言えない。「満月や新月に地震が起こりやすい」という説は、地震直前に発生する地震雲や動物の異常行動と同程度の”宏観異常現象”に過ぎないのではないだろうか。

 

…とはいえ、完全に無関係と断言もできないので、満月の夜や新月の夜は地震に備えておく心構えをしておこう!

追記

2016年9月東京大学の研究者チームが、「新月や満月の日には引力が強まり地震が発生しやすい」という内容の研究論文を学術誌「Nature Geoscience」に発表した。

巨大地震に限って言えば、やっぱり新月・満月前後は危険なようだ。

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