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人類滅亡の危機!?2045年は3月15日に地球資源を使い果たすアース・オーバーシュート・デーが訪れるかも!!

2018年5月17日

2045年に人類は技術的特異点(シンギュラリティ)に到達するといわれている。

この技術的特異点は、人類の繁栄ではなく、人類滅亡の始まりになるのではないかと囁かれているのだが…。

シンギュラリティを超簡単に説明すると、”AIが人類の知能を超える境界点”であり、シンギュラリティを迎えた後の世界の技術進化の中核を担うのは人間ではなくAIということになる。

この人間を超えた存在になったAIが、人類に対して攻撃を始めるのではないか?という映画ターミネーターのスカイネット的な発想が、2045年人類滅亡論の底にある。

 

そんなシンギュラリティの解釈については、実は専門家でも意見が分かれているという。

2045年よりも早く訪れるという専門家もいるし、もっと遅いという専門家もいる。シンギュラリティが起こったら人類はもっと繁栄するという専門家もいれば、今のうちからAIの進化に歯止めをかけるべきという専門家もいる。

2045年にコンピューター制御された人造人間と人類が戦争を始めるかどうかはわからないけれど、ひとつだけほぼ確実に訪れる危機がある。

それは地球資源の枯渇問題だ。

今のままで行けば、2045年3月15日にアース・オーバシュート・デー(地球が限界を超える日)が訪れるだろう。

地球が限界を迎える前に私たちにできることはあるのだろうか?

2045年問題の危険性とはなんなのか?

まずは、簡単に2045年に訪れるとされる技術的特異点(シンギュラリティ)について説明しよう。

シンギュラリティはAIが加速度的に進化した結果、人間の脳の機能を遥かに凌駕したレベルにまで到達し、あらゆる技術の発展が無限大のレベルまで引き上げられるかもしれない現象のことを指す。

今でも将棋や碁の世界、株式や為替投資の世界では、人間の能力を超えたAIが活躍し、人間を打ち負かしているが、それと同様の事が技術面でも起きる。

  • AIが知性や感情を持つことが可能になる。
  • AIが開発した技術が高度過ぎて人間が理解できなくなる。
  • AI同士が活発にコミュニケーションを行い、思想や文化を発展させる。
  • AIがAIを開発・製造し、日進月歩で進化する。
  • 人類のやるべき仕事が肉体労働だけになる。
  • 国の運営、会社の運営もすべて、ベストな判断を下せるAIが行う。

2045年にはこんな感じの世界が到来するわけだ。

 

映画「ターミネーター」は、そんな世界で核の発射ボタンを制御下に置いて人類に反乱を企てた自我を持つコンピューター「スカイネット」と、人類との戦いを描いている。

スカイネットは筋肉ムキムキのアーノルド・シュワルツェネッガー型ターミネーターを過去に送り込み、レジスタンス活動のリーダーの存在を抹殺しようとする。

こんな世界観が現実になるかもしれないわけだから、そりゃあみんな怖がるに決まってる。

2045年にAIが進化しすぎて人類が大変なことになるってのも、可能性はゼロではないだろう。

 

しかし今回は、起こるかどうかわからないAI暴走による人類滅亡よりも、ほぼ100%の確率で発生する地球資源枯渇問題について紹介したい。

関連記事:シンギュラリティの意味とは?技術的特異点を迎えた世界で人類は滅びるのだろうか?

地球資源が枯渇する日「アース・オーバーシュート・デー」とは?

内閣府が発表した「将来推計人口でみる50年後の日本」によると、2045年に日本の総人口は約1億人となり、さらにその中の高齢者の割合は37.7%にもなるという。

日本の人口は現在1億2000万人以上だけど、2割以上人口が減ってしまうわけだ。

だけど高齢者は増え続ける。移民を受けいれたり、超大規模な少子化対策を行わない限り、日本の国力が低下するのはある程度確定的といっていいだろう。

 

だけど世界に目を向けてみると、地球の人口は爆発的に増え続けている。

世界の人口は現在約74億人といわれているが、2045年には90億人を軽く超えるといわれている。

そこで問題になるのは、地球資源の枯渇問題だ。

例えば食料。

食肉1kgの生産に必要な穀物は牛肉で11kg、豚肉で7kg、鶏肉で4kgくらい。さらにその穀物の成長には、その何倍もの水が必要。90億人以上の人類を飢えさせないためには、気が遠くなるほど大量の動物、穀物、水が必要ってことになる。

 

どう考えても無理!

 

地球が自然の恵みだけで賄える世界の人口は、だいたい40~50億人くらいといわれている。それ以上の食量については、”地球の資源を消費して”得ているのだ。

人類が地球のライフサイクルの中で生きるのであれば問題ないが、毎年地球の限界を超えて資源を消費してしまうと、いずれ地球は死の星になってしまうだろう。

 

それを明確に指し示す指標が「アース・オーバーシュート・デー」だ。

アース・オーバーシュート・デーは環境問題の国際シンクタンク「Global Footprint Network」が独自に算出した数値で、年始から計算して「人類が自然から得らえる恵みを消費し尽くした日」のこと。

例えば2017年は8月2日がアース・オーバーシュート・デーであると発表されている。

2017年は8月2日の時点で、地球が1年間に生産可能な資源をすべて使い果たしてしまった。そうして2017年の8月3日以降、人類は限りある地球の資源を奪いながら生きているということになる。

では、過去のアース・オーバーシュート・デーを見てみよう。

  • 1993年10月21日
  • 2000年10月1日
  • 2003年9月22日
  • 2011年8月27日
  • 2012年8月23日
  • 2013年8月20日
  • 2014年8月19日
  • 2015年8月13日
  • 2016年8月8日
  • 2017年8月2日

20世紀にはまだ10月だったアース・オーバーシュート・デーも、近年急速に短くなってきているのがわかる。

特に2014年以降は、毎年5~6日のペースで短くなっている。

このままで、いずれ人類は地球の資源を使い果たして滅びることになるだろう。

 

では技術的特異点が発生し、人類進化の極限に到達する2045年には、地球資源はどうなっているのだろうか?

近年の推移から、「毎年アース・オーバーシュート・デーが平均5日縮まる」と仮定して、2017年を起点にして計算してみよう。

2045年は2017年の28年後だ。毎年アース・オーバーシュート・デーが5日短くなるとすると…

5日×28年=140日

2045年は2017年に比べて140日程度アース・オーバーシュート・デーが短くなると推定される。

2017年のアース・オーバーシュート・デーである8月2日は、年始から計算すると214日目。これを140日短くすると、年始から74日目である3月15日が2045年のアース・オーバーシュート・デーという計算になる。

しかもこれは、未来をある程度”楽観的”に見ての話だ。

 

そう、AIが人間を超えるその年、地球資源はわずか3月15日時点で限界を迎えるのだ!!

人間より頭の良くなったスーパー人工知能が何とかしてくれればいいけど…。

地球を滅ぼさないためにできること

○○年に天変地異が起きて地球が滅亡するかも!!?

…というような予知や予言はたくさんある。

けれども、そんなオカルトめいた予言は、かつて当たったためしがない。

しかしながら、アース・オーバーシュート・デーが教えてくれる地球資源問題は、ほぼ確実に発生する、或いは現在進行形で発生している「人類滅亡の危機」といっていいだろう。

 

私たちはこの人類滅亡を避けるために何ができるのだろうか?

シンプルに答えるのなら、無駄遣いをしないエコな生活をおくるのが大切ってことになるだろう。

「どうせ、おれ一人がエコな生活したってさ、無駄だよ。焼け石に水ですよ」

という意見もわかる。

消費と拡大を繰り返す資本主義経済や、莫大な電力を消費する仮想通貨の採掘、さらには最初に紹介した人口爆発問題。

こういった巨大な問題に直面すると、個人の努力なんてまったくの無駄に感じるかもしれない。

だけれど、それでも私たちはひとりひとりがエコな生活を心がけ、無駄遣いをなくす必要があるだろう。

ほんの小さな変化が、地球を救うことになるのだから。

 

とりあえず、ゴミをしっかり分別したり、エアコンを使いすぎなかったり、食料廃棄を少なくするように努力したり…そんなところから始めてみるのもいいだろう。

そうすれば、私たちひとりひとりが地球を救うヒーローになれるのではないだろうか!!

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