愛知県警が星座別に死亡事故の特徴をまとめてホームページで紹介し、話題になっている。
また、生まれた月と病気のリスクには相関関係があったという研究結果も存在する。
これらは占いではなく、実際のデータを精査した結果だ。それぞれの結果をまとめて紹介しよう。
星座と交通事故の関係
生まれた月と星座には関係があるのか?真相はわからないが、愛知県は平成17年~26年の死亡事故データと星座の関係を分析し、ホームページで発表している。
その内容を簡潔に紹介しよう。
- おひつじ座:追突事故が多いので、脇見運転注意。
- おうし座:速度出し過ぎの事故が多発。スピードの出し過ぎに注意しよう。
- ふたご座:自動車事故率第3位にランクイン。ただし歩行中の事故や、自転車乗車中の事故は最も少ない。
- しし座:飲酒運転での事故が12星座中最多。お酒には注意しよう。
- かに座:二輪車での事故と、シートベルト未着用での事故が最多。
- おとめ座:一時停止せずの事故が最多。飲酒運転での事故が第3位、高齢者の死者数も第3位にランクイン。
- てんびん座:女性の自動車事故が最多。
- さそり座:歩行中の死亡事故率第3位。深夜の単独事故が多いので気を付けよう。
- いて座:12星座の中で最も自動車事故と高齢者の死者数が少ない。午前中の事故に注意。
- やぎ座:歩行中の死亡事故率第2位。高齢者の死者数も第2位。自転車乗車中の死亡事故も第2位。ただし、飲酒運での事故は最も少ない星座。
- みずがめ座:交通事故での死亡数最多の星座。歩行中の死亡事故率、高齢者の死者数、自転車乗車中の死亡事故、全て1位。飲酒運での事故も2位と多い。常に交通事故に気を付ける必要がある星座だ。
- うお座:交通事故の第一当事者数が12星座で第1位。高速での事故も最多。飲酒運転での事故も第3位で、自転車乗車中の死者数も第3位と高い。
交通死亡事故の確率はみずがめ座が最も多く、次いでやぎ座となる。
交通事故の第一当事者になる確率はうお座が1位、みずがめ座が2位で、ふたご座が3位という結果になった。
統計上の結果と星座占いの性格を比べてみるとどうなるのか?
ざっと見ると、けっこう偏りがあると言いうか、危険な星座と安全な星座がはっきり分かれている。
では星座占いでの性格と、死亡事故のリスクには関係があるのか?わかりやすく、最も危険なみずがめ座と、安全ないて座を比較してみよう。
みずがめ座の性格:個性的で努力家。思いやりがあり頭が良い。常識にとらわれない発想と行動力を持つ。
いて座の性格:行動力があり、楽天的。判断能力や学習能力が高い。飽きっぽく、束縛を嫌う。
これをみると、星座占いの性格と実際の死亡事故リスクはあまり関係がない様な気がする。むしろ楽天的で行動力のあるいて座の方が事故率が高い気がするが、実際はそうではないのだから。
これは信ぴょう性の怪しい占いではなく、統計調査の結果だ。星座と死亡事故に確実に相関関係があるかどうかはわからないが、事故に対する注意喚起という意味では、興味を引くし面白い試みであるのは確かだろう。
生まれた月と病気のリスクとの関係
コロンビア大学が170万人の病気歴が収められた医療データベースを精査し研究した結果、ある種の病気と生まれ月には相関関係があるという事実が判明したという。その相関関係を紹介しよう。
月別のリスクが高い病気
1月:高血圧・心筋症
2月:気管支や肺の重複病変
3月:心房細動・うっ血性心不全・僧帽弁疾患・前立腺がん
4月:狭心症・血管合併症・慢性心筋虚血症
5月:特になし。病気リスクが最も少ない月
6月:前梗塞症候群
7月:特になし
8月:特になし
9月:嘔吐・喘息
10月:最も病気リスクの高い月。風邪・急性上気道感染・虫刺され・性感染症・胃の機能障害など
11月:ADHD・ウイルス感染・急性細気管支炎
12月:打撲傷
統計によると、5月生まれが最も病気にかかりづらく、10月生まれが最も病弱、という事らしい。
なぜこんな差が生まれるのかについては詳しくはわかっていない。ただ、生まれた季節の環境や日照時間などがかかわっているようなので、すぐにアメリカの統計が日本に当てはまるというわけではないようだ。
いろんな難しい病気が並んでいる中、ひときわ目を引くのが12月生まれの「打撲傷」。これって12月生まれが特別わんぱくなだけなのではないだろうか…。
生まれ月による病気・事故リスクのまとめ
生まれた月や星座によって、自分に降りかかる災難の傾向を知るというのもなかなか面白い。これらは統計を伴った事実なので、血液型占いよりは信ぴょう性があるのではないだろうか。
また、病気や死亡事故以外にも、生まれた月によって今後の人生に影響を受ける事例はある。早生まれの方がスポーツ選手として大成する確率が上がるという事実もあるのだ。
生まれた月というのは、自分が思っている以上に自分の人生に影響を与えているのかもしれない。
まあ、これらの結果もあくまでも統計上の事であり、個体差の方が遥かに大きいだろう。面白い話として、あくまでも参考までにしておくのがよいのだろうね。