週刊SPA!2015年10月13日・20日合併号の紙面で「早死にする人ランキング」というものが発表された。
このランキングの内容を見ていけば、それを反面教師にすることで長生きするためのヒントを得られそうだ。
早死にする人ランキングの内容と、長生きの秘訣を紹介しよう。
早死にする職業トップ10!!
まずはさっそく、若くして死んでしまうリスクの高い仕事のトップ10ランキングを紹介しよう。
早死にする職業トップ10
1位:webディレクター
2位:商社マン
3位:ベンチャー企業中途採用組
4位:広告代理店の営業
5位:外資系生保の営業
6位:タクシーの運転手
7位:外科医
8位:介護職
9位:現場作業員
10位:ホスト
これらの職業に共通するのは、不規則な生活になりがちであること、過度のストレスにさらされること、過酷な労働内容であること、労働時間が長い事が挙げられる。
ホストなんかは先日も急性アルコール中毒で死者が出たと報道されたばかりだ。
過酷!
職業で早死にを防ぐには、夕方5時に必ず帰れる事、ストレスフリーな事、仕事内容が楽なこと、労働時間が短い事、これらの条件を満たす職業に付けばいい。
…そんな仕事があればの話だが。
ちなみに2013年のSPA!で特集された早死にする職業ベスト10はこちら。
早死にする職業ベスト10
1位 大手広告代理店の営業
2位 IT企業の下請けSE
3位 チェーン飲食店店長
4位 若手官僚
5位 病棟勤務の看護師
6位 タクシー運転手
7位 LCCの客室乗務員
8位 自衛官
9位 公立学校の教員
10位 トラック運転手
早死にした人の生活環境トップ10
では次に、早死にしてしまった人の生活環境の特徴についても、ランキング形式で紹介したい。
早死にした人の生活環境トップ10
1位:部屋にモノが多い
2位:部屋に人(妻)を入れない
3位:カップ麺などのゴミが多い
4位:昼も遮光カーテンを閉めっぱなし
5位:親と連絡を取っていない
6位:(既婚者)妻とうまくいっていない
7位:休みの日は人と話さずに過ごす
8位:ゲームを際限なくやってしまう
9位:収集癖がある(オタク、凝り性)
10位:年収に関係なく貯金がない
生活環境も寿命に影響を与えるようだ。
このトップ10までの内容を見ると、ある種の人物像が浮かび上がってくる。
うつ気質でネガティブな性格。
家族や他人と関わるのが苦手で内にこもるタイプ。
0か100かで考える極端な性格。
将来の事を考えたり、計画を策定するのが苦手。
この様な性格だと、社会生活を送る上でストレスを感じやすい。
早死にするのも頷ける。
部屋にモノを置かない、部屋にみんなを入れてパーティーをする、ゴミはきちんと捨てる、朝起きたらカーテンを開ける、親には頻繁に顔文字付きのLINEを送る、配偶者のご機嫌をとる、休みの日は誰かと話す、ゲームは1日1時間まで、コレクションしない、貯金する。
…これじゃあ、しっかり者で整頓好きなリア充じゃないか!
参考までですが、そんな人が長生きするんですね。
過労死・過労自殺に至る兆候トップ10
次は過労死や過労自殺の兆候ランキングだ。
過労死・過労自殺に至る兆候トップ10
1位:月の残業時間が45時間以上
2位:睡眠時間が明らかに足りない
3位:食生活が不規則
4位:家族関係や人間関係が希薄
5位:仕事以外のことをしていない
6位:真面目で責任感が強い
7位:人への相談の仕方がわからない
8位:有給休暇を全然取得していない
9位:ひたすら愚痴ばかりこぼす
10位:覇気がないと言われる
このランキングをみると、そりゃあ早死にするで!といった内容ばかり。誰が好き好んで45時間以上の残業をするというのか!?
このトップ10のなかで最も危険な項目がひとつある。
逆に言えば、これさえ改善できれば過労死・過労自殺の確率を劇的に低下させることが出来るだろう。
それはトップ6にランキングされている項目「真面目で責任感が強い」だ。
真面目で責任感が強いと、とても危険!!
もし不真面目で無責任な性格になる事が出来れば、限界に達する前に仕事なんか放りだして現実逃避の旅に出ることも出来るだろう。
いつの使う通勤列車とはまったく逆の方向の列車に乗って、俗世間を離れて温泉に行っちゃう…。
仕事に疲れ果てて自分をないがしろにして自殺するよりも1万倍マシだ!!
もし通勤列車に乗ることしか選択できない性格だったとしたら?
真面目で責任感が強いと、限界以上に自分を酷使してしまい、つぶれてしまう。
もし真面目過ぎると自覚できるのなら、「ちい散歩」「若大将のゆうゆう散歩」に続く「じゅん散歩」でも観て、高田純次の不真面目さと無責任さを学ぶ必要があるだろう。
交通事故死しやすい人の傾向トップ5
次は交通死亡事故にあいやすい人の特徴ランキングだ。
交通事故死しやすい人の傾向トップ5
1位:オートバイや高性能自転車を所有
2位:酒を飲んで夜道を歩く
3位:ハンドルを握ると人が変わる
4位:運転中もスマホが気になる
5位:普段から規範意識が薄い
このランキングからわかる、交通事故を未然に防ぐための対策を考えてみよう。
オートバイや高性能自転車を持っているとしたら、破棄するが売却する。代わりにママチャリを使おう。
夜は危ないので、酒を飲むのは昼にするべきだ。
自動車のハンドルを握ったとしても小心者な心を忘れずにし、スマホの存在は忘れる。
誰も観ていないところでも赤信号でしっかり待つようにする。そうすれば、交通事故死の確率を減らせるハズだ!
オススメ記事:タバコを吸っている人は交通事故で死亡する確率が高い理由とは!?
殺される恐れのある人トップ5
この世の中にはいろんな殺人事件があるが、その”犯人”は被害者と何らかの形で面識がある場合がほどんど。
友人か?
知人か?
配偶者か?
殺されるかもしれないリスクの高い人のランキングを見てみよう。
殺される恐れのある人トップ5
1位:妻・彼女
2位:ケンカした他人
3位:夜道の通り魔
4位:出会い系サイトの女
5位:無差別殺人
日本は他の国と比べても「配偶者・交際相手」に殺される割合がめっちゃ高いという。
確かにニュースに流れる殺人事件を思い出すと、犯人は配偶者や交際相手というパターンが多い気がする。
このランキングを紹介した週刊SPA!は男性向けの雑誌のため、「妻・彼女」や「出会い系サイトの女」などランクインしているけど、実際のところ殺人の加害者は男性の方が多い。
女性であれば、いちばん身近にいる彼氏や旦那が最も危険ということになるだろう。
では、殺されないためにはどうすればいいのか?
まず、絶対に異性とお付き合いしてはいけない。
他人とケンカせず、トラブル時はすぐに土下座をする。夜は出歩かない。出会い系サイトは利用しない。無差別殺人が起きたら、他人を押しのけてでも真っ先に逃げる。
これらを順守すれば、殺される確率を下げ、長生きすることが出来るだろう。
早死にする人ランキングまとめ
いろんなランキングを紹介したわけだけど、どれだけ自分に当てはまっただろうか?
「なんだこれ!無茶苦茶でテキトーなランキング作りやがって!!」
なんて思うかもしれないけれど、一理ある部分も多い。
このランキングを総合して、最も早死にリスクの高い人物像をあぶりだすとこうなる。
やり手のWebディレクターで毎月残業しまくっている。家に帰る時間もないので、部屋は汚いまま。休日にはオートバイに乗るのが唯一の楽しみで、彼女もちゃんといる。
何となく、精力的で活発でポジティブな男性がイメージされるけど、こいつが一番ヤバいらしい。
結局のところ早死にする人は、精神的・肉体的なストレスがハンパない生活を送っているようだ。
そのストレスを感じながら送る生活で何が得られるというのだろうか?自分の寿命よりも大切なものなのだろうか?
もし自分が早死にしそうだと思ったのなら、一度自分の命とか、健康とか、家族ってやつを、改めて考えてみるのもいいのではないだろうか。
ひょっとしたら、人生の優先順位があべこべになっているかもしれないよ!!