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人類は月に行っていない!?アポロ計画に隠された陰謀と月面着陸の真相

1969年に人類ははじめて月面に着陸した。

「ひとりの人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては大きな飛躍だ!!」

月面に降り立ったアームストロング船長の名言は、誰もがいちどは耳にしたことがあるだろう。

 

しかし一方で「実は人類は月に行っていないのではないか!?」という疑惑もある。

 

「月面着陸の画像が不自然だ!」

「なんでアポロ計画以降、40年も人類は月に行っていないのか?」

「当時のロケットに搭載されたコンピューターはファミコンと同じくらいの情報処理能力しかなかったっていうし、それじゃあ無理でしょ!!」

 

…本当に人類は月に行っていないのか?

アポロ計画に関する疑惑や陰謀、その真相を調べてみた。

アポロ計画はすべて偽装だったのか?

画像:NASA公式サイトより参照

まずは月面着陸ミッションである「アポロ計画」について簡単に説明しよう。

当時、ソビエトとの激しい宇宙開発競争を繰り広げていたアメリカは、国の威信をかけて人類を月に送るための「アポロ計画」を立ち上げる。

このアポロ計画によって、1969年7月21日アポロ11号が月に着陸。

人類が初めて地球以外の星に足を踏み入れることとなった。

その後も1969年~1972年の間、アポロ計画では6回のロケットを発射し、合計12人の宇宙飛行士が月面に降り立った。

 

そんなアポロ計画に対して「月面着陸はねつ造だ!!」という声を最初にあげたのが、ビル・ケイシングという人物。

 

ビル・ケイシングはアポロ計画と関わる会社でロケットの設計や製造にかかわっていた。ロケットの知識があるので「あんな短期間で月面に着陸するなんて技術的に無理!!」と確信していたという。

そのビルが著した「We never went to the moon(我々は月に行っていない)」という本が出版され、話題となる。

そこから「月面着陸NASAねつ造説」が生まれ、今では多くの専門家や一般人が大真面目に「月面着陸はねつ造だった」と信じている。

 

では、なぜアメリカはこんなねつ造を作り上げなければいけなかったのか?

 

そもそも1961年に人類で初めて有人宇宙旅行を行ったのはソビエト連邦であった。

宇宙開発競争において、当時のアメリカは一歩出遅れていたのだ。

世界のリーダーであると自負していたアメリカは、ソビエトにだけは絶対に負けるわけにはいかなかった。

だとしたら「ちょっとズルしちゃおっかぁ~」とねつ造動画を作成する可能性もゼロではないし、やりかねないだろう。

 

なんだか、あやしい…。

 

というわけで、まずはNASAが公開した映像でねつ造が疑われているポイントをかいつまんで紹介しよう。

画像:NASA公式サイトより参照

ねつ造疑惑ポイント

①着陸した機体の下にクレーターが出来ていない

②月面に降り立つシーンが不自然

③空気がないのに月面に建てられた国旗が揺れている

④太陽の方向と影が不自然

⑤バックに星が見えない

本来であれば月面着陸の際に、強力なジェット噴射が必要になるはず。

だけどNASAが公開した画像では巻き上げられた砂が確認できず、まるでスタジオで撮影したように綺麗な地面であった。

 

それに最初に月面に降り立ったアームストロング船長の動画があるけど、それはいったい誰が撮影したのか?という疑問もある。

 

月面に建てられたアメリカの国旗も、風のない真空の月面でパタパタと揺れている。これもいかにも作り物っぽい。

 

また、奥にあるものと、手前にあるものの”陰の角度”も不自然だ。

本来であれば同じ方向を向くはずの影がバラバラ。きっとスタジオでいろんな角度から照明が当てられていたからだろうと考えられる。

さらに月面で作業をする宇宙飛行士の背景には真っ黒の宇宙が広がっているが、まったく星が確認できない。これもスタジオ撮影の根拠とされている。

 

アポロ計画のために作られたミッションコントロールセンターには、たくさんのコンピューターが揃えられており、約8,000億円もの費用が費やされた。

にもかかわらず、ミッションコントロールセンターのすべてのコンピューターを合わせても、その性能は現在のスマホ1台にも劣るという。

 

こんなレベルの40年前の技術でロケットを建造して、人類を月に送る…。

なんだか非現実的に思えなくもない。

 

ホントにこの画像はねつ造だったのだろうか?

月面着陸映像の意外な真実とは?

画像:NASA公式サイトより参照

アポロ計画にまつわる陰謀の謎を探るため、2つのテレビ番組を参考にしたい。

2016年にフジテレビ系列で放送された「世界のなんだこれミステリー」では、スタッフがNASAまで取材にってNASA職員に直接「ねつ造じゃないんですか?」と聞いている。

また、NHKBSの「幻解!超常ファイル」でも、月面着陸に係るフェイクの可能性を検証していた。

それらの内容を踏まえ、月面着陸画像の真相を考えてみたい。

なぜ着陸した機体の下にクレーターが出来ていないのか?

本来であれば、月面着陸の際には、ジェット噴射で期待を安定させる必要がある。

その強力なジェット噴射は月面の砂や土を吹き飛ばし、まるでクレーターのような”跡”をつくるはずだ。

だけど、NASAが公表した動画には、そのような”跡”が一切確認されていない。

 

その真相は実にシンプル。

月面は地球の6分の1の重力しかないので、ガスを噴射するパワーも弱くていい。

また、月面は真空で大気がないので、気流が発生せず、月面の砂も吹き上がらない。

 

大気がないこと、そして重力が弱いことが、その原因だったのだ。

②月面に降り立つシーンが不自然

アームストロング船長が月面に降り立つシーンは、世界中に放送された。

でも、じゃあこのカメラは誰がもっているんだろう?

アームストロング船長の前に誰かが月面に下りて、カメラで徹底的瞬間を撮影していたのだとしたら、その人が「人類で再世に月面に降り立った人」だろう。

 

これは確かにカメラが先に降りてるように見えるけど、実は世紀の瞬間を撮影しようと出発前に着陸船の足にカメラを固定してあったのだ。

③空気がないのに月面に建てられた国旗が揺れている

「実は、大気のない真空の方が旗は揺れやすいんだよ」

「世界のなんだこれミステリー」のスタッフに問われたNASAの職員はそう答えた。

大気があると抵抗があり、旗は揺れにくい。だけど大気がないと抵抗がなくて旗は大きく揺れるという。

 

「幻解!超常ファイル」でも真空に近い状態で旗を振る実験をした。

すると、真空でも旗が不自然になびき続けたし、空気があるよりもむしろ真空の方が旗が長時間なびき続けたのだ。

④太陽の方向と影が不自然

「これは、遠近法でそう見えるんだよ」

そうNASAのスタッフは語る。

 

太陽からの光の角度は一緒だ。

だけどカメラの位置から見ると、手前と奥の影は角度が違う。

そのため、パッと見では不自然に見えるだけ。

フェイク映像でもトリック映像でもなんでもないのだ。

⑤バックに星が見えない

NASAの画像を見ると、背景が真っ暗でまったく”宇宙感”がない。

たしかに黒い背景のスタジオで撮影しているようにも見える。

 

そこで「幻解!超常ファイル」では、まったく同じ状況を再現して実際に撮影してみた。

手前にいる宇宙飛行士に照明を当て、はっきりと写すようにすると、なんと背景の星はまったく写らなくなったのだ。

 

「太陽が当たっているところに露出を合わせると、星は暗いためまったく写らないんですね。ですから、このふたつ(宇宙飛行士と星)を同時に、同じ露出で撮ることは不可能なんです」

と、番組で検証に協力した天体写真の専門家は語った。

宇宙服の映り込みを確認

NASAの公式サイトで公開しているアポロ計画当時の画像、その宇宙服を拡大してみた。

宇宙服の”映り込み”を確認してみると、撮影している宇宙服の船員が見える。

もしスタジオで撮影しているとしたら、たくさんのカメラや照明、スタッフたちが写り込むはずだろう。

宇宙船からの動画に写った光の謎

アポロ計画の映像の中に、宇宙を不自然に移動する光が写り込んでいた。

また、国際宇宙ステーションのライブカメラにも、なんども謎の飛行物体が写っている。

これは何なのか?

「なんだこれミステリー」のスタッフがNASAの職員に直撃した。

 

「これは、多分、宇宙ゴミだね。地球の周りにはロケットの破片など、さまざまなゴミが浮いているんだ。これはそのゴミのひとつだと思うよ」

「この動きは何なのですか?」(と、奇妙な動きをする光の動画を見せる)

「確かに面白いね。宇宙を漂うガスの影響で進路が変わったのでは?」

そしてNASA職員はすかさずフォロー。

「これらの映像はUFOではないね。でも、この広大な宇宙に私たちしか生命体しか存在していないとは考えていないよ」

 

では、こんなにもいっぱい写り込む宇宙ゴミの正体とは?

それについては幻解!超常ファイルで専門家が解説していた。

スペースシャトルの周囲には燃料電池で発電した時にできた水や、宇宙飛行士の尿、そういったものを外に放出している。

そういった水分は宇宙空間ですぐに凍ってしまい、光の点となって見える。それが写り込み光の正体。

急激に移動する光については、スペースシャトルの姿勢を整えるために噴射したガスの影響が考えられる。

つまり、不自然に移動する光もUFOってわけではなく、ただのスペース・デブリである可能性が高いってわけだ。

フェイクが真実になる瞬間

アポロ計画については、「映画界の巨匠であるスタンリー・キューブリックが月面着陸動画を撮影した」という面白い説もある。

だけど月面着陸スタンリー・キューブリック撮影説は、フランスで作られたフェイク・ドキュメンタリーのジョークがでどころ。

このフェイク・ドキュメンタリーが海外で紹介されるとき、海外のテレビ局が面白がって「本物」として放送しちゃう。

それを見た視聴者は、「月面着陸はウソだったんだ!」と本気で勘違いしちゃうわけだ。

 

話はちょっと逸れるけど、この有名な「宇宙人捕獲画像」を見たことがある人も多いだろう。

この写真もおおもとをたどれば、ドイツの週刊誌がエイプリルフールのネタとして掲載したジョークだったという。

この画像を面白がってアメリカとか他の国の出版社が”本物”として紹介する。

そうやってUFOやオカルト関係の奇妙な画像や、常識はずれの陰謀は、”真実”として世界中に拡散されていく。

 

個人が簡単に情報発信できるようになった時代、フェイク・ニュースが問題になっている。

事実、SNSで拡散されたフェイク・ニュースがアメリカ大統領選挙の投票率にも影響を与えたといわれるし、災害時に猛獣が逃げたというフェイク・ニュースで発信者が逮捕されたのも記憶に新しい。

そんなフェイク・ニュース問題は、1960年代からず~っとあったってわけだ。

 

だけど、アポロ計画に限ってはフェイクではない。

最近でも、月に残された星条旗が無人月探査機から確認されている。

NASAの無人月探査機「ルナー・リコネサンス・オービター(Lunar Reconnaissance Orbiter)」が2012年に撮影した画像によると、6つの星条旗のうち、少なくとも5つは残っていることが判明した。

参照元:月面に立つアメリカ星条旗は「ぼろぼろ」 —— 科学者らが懸念

いろいろと検証したわけだけど、アポロ計画で人類が月に到達したことは、どう考えても真実なようだ。

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