コーヒーに入れて美味しくなるものといえば?
普通に考えて砂糖やミルクだろう。
しかし、コーヒーの懐は意外に深い。実に様々なものがコーヒーに合うのだ。
コーヒーに入れると美味しくなる意外なものと、実践した感想を紹介したい。
珈琲にハチミツと生姜
コーヒーに生姜とハチミツを加える飲み方があるという。
実践しようとしたが生姜は本格的なものを用意するのは難しいので、たまたま冷蔵庫に入ってたチューブタイプの練り生姜を使ってみた。
生姜を少しだけマグカップに入れて、そこにハチミツ、最後にインスタントコーヒーを入れて混ぜる。
飲んでみると、これが美味しい。
生姜の辛味がコーヒーの風味で上手くマスキングされいて、そこにハチミツの甘さがちょうどいいのだ。
珈琲に塩
珈琲に塩!?
意外かもしれないが、これが意外と美味しくなるという。日本では一般的ではないが、エチオピアでは普通にコーヒーには塩を入れて飲む文化があるらしい。
入れる量は、ほんのひとつまみ程度。
やってみると、確かにコーヒーの味が少し変わって悪くない。舌先を刺激する苦みが軽減されて、全体的にまろやかになった感じだ。
更に塩コーヒーにミルクを入れてみた。するとどうだ!不味くなった!!これは自分の好みに合わないというだけかもしれないが。
コーヒーに塩を入れるとしたら、ブラックで楽しむのがオススメだ。
珈琲にシナモン
「桂皮」という名前で生薬としても使われているシナモンには、多彩な健康・美容効果がある。
血行促進、美肌効果、糖尿病予防、冷え性改善、インフルエンザや風邪予防など、いろんなメリットがたくさん。
その効果を享受するには、1日当たり約0.6グラムくらい摂取すればよい。シナモンは近所のスーパーのスパイス売り場で簡単に買うことが出来るだろう。でも、シナモンって料理にあんまり使わないのではないだろうか。
シナモントーストやデザートに少し振りかけるのもいいけど、オススメはシナモン・コーヒーだ。コーヒーに適量のシナモンを振りかけるだけでOK!ブラックで飲んでもシナモンの香りが楽しめるし、砂糖とミルクを入れてもこれまた美味しい。しかも健康に良い。
コーヒーにシナモンを振りかけるだけなんだけど、シナモンのいい香りとコーヒーが妙に合う。シナモンの粉末は溶けないので、飲むときにざらつく様な口当たりになるが、まったく問題ない。オススメだ。
コーヒーにバター
コーヒーにバターを入れる!実に脂っこそうだけど、合うのだろうか?
アメリカではバターコーヒーダイエットというものが流行っているらしい。バターでダイエットになるんか!?と思うだろうが、そこには秘密がある。
ひとつは不飽和脂肪酸がたくさん含まれた高級バターを使う事。
そしてもうひとつは朝食をバターコーヒーだけで済ましてしまう事。
これらによって、ダイエット効果があるという。
我が家に高級バターなんてあるわけないので、たっぷりの飽和脂肪酸でできた安いチューブタイプのバターを使ってみた。
珈琲にバターを入れる…すると珈琲の熱でバターがすぐにサラサラと液化し、混ざり合った。
飲んでみると、バターが珈琲の味をまったく邪魔していない。予想外に合うのだ。危惧していた脂っこさがほとんど感じられないし、ほんのりと甘いバターの風味が加わり、苦みが軽減されて飲みやすくなっている。
そういえば、牛乳だってバターの親戚みたいなもんだし、コーヒーに合うのも当然なのかもしれない。
コーヒーの隠し味ランキング!
さて、これらの4つの隠し味を実践してみたわけだが、美味しい順にランキングしてみよう。
1位「シナモン・コーヒー」
シナモンの香りがコーヒーの味をさらに引きたてるし、ブラックでも甘くしても良いところもグッド。なんといっても、シナモンの健康効果が享受できるのがイイ!
2位「ジンジャー・ハニー・コーヒー」
ジンジャーエールが好きならば、きっと好きになるような味。きっと、チューブの安い生姜ではなく、イイやつを使えばもっと美味しいはずだ。生姜とハチミツで体が温まるので、寒い冬に最適だろう。
3位「ソルト・コーヒー」
塩を入れることで風味がまろやかに変わる。他のものがコーヒーの味をダイレクトに変えるのに比べて、塩コーヒーは口当たりをまろやかにする効果があるのがイイ。違う豆を使ったコーヒーになる、という感じだ。
味が変わるほど塩を入れたら、逆に不味くなってしまうだろう。
4位「バター・コーヒー」
バターとコーヒーが意外と合う事に驚いたが、普通に牛乳を入れた方が美味い。後味がバター風味になってしまい、なんか違和感があるのだ。不飽和脂肪酸のバターを使えば、まったく違う味になるのかもしれないけどね…。
コーヒーに入れて美味しい意外なもの、どうだったろうか?
紹介したもの以外にも、コーヒーにお酒を入れたり、卵を入れたり、コンデンスミルクを入れたり、チョコを入れたり…世界中でいろんな方法でコーヒーは楽しまれている。
いつもの珈琲に飽きたら、こんな方法で味を変えてみるとの面白いかもしれない!!