スマホでネットを見たり、ゲームをしていると、ついつい時間を忘れて熱中してしまうときがある。
そしてふと目を上げると、周りの景色がぼやけて見える。ぼやけたままの景色に、中々焦点が合わない。
そんな経験をしたことがないだろうか?
それは「スマホ老眼」かもしれない。そして、最近スマホ老眼が、若い世代を主に増え続けているという。
恐ろしいスマホ老眼の症状や治す方法を紹介しよう。
スマホ老眼の症状と原因
まず最初に、スマホ老眼の症状を紹介しよう。スマホを長時間使った後に、下記の症状が現れないだろうか?
- 遠くを見るとピントが合わない
- 視界がぼやける
- 目が充血したり痛みがある
- 頭痛
- 肩こりや首のこり
こういった症状がある場合は、もしかしたらスマホ老眼になっている可能性があるので注意してほしい。
スマホ老眼になってしまう原因は、スマホを長時間使い続けているせいで、目が常に緊張状態に置かれるから。さらに、スマホの小さな画面と小さな文字が目の緊張状態を増長させる。文庫本を読むよりも、遥かに目に負担をかけるのだ。
同じ距離のものを長時間凝視すると、そこにピントがあったまま、眼球の中にあるピントを合わせる筋肉が凝り固まってしまう。そうすると、ピントを合わせる機能が上手く働かなくなってしまう。
また、スマホの画面はそれ自体が光っている。そしてその光には、目への刺激の強いブルーライトもたくさん含まれているという。
ただ漫画や文庫本を読むよりも、スマホをじっと見つめる方が遥かに目に負担となるわけだ。
スマホ老眼の対策
スマホ老眼の対策を紹介しよう。
- スマホの明かり設定をちょっと暗くする
- スマホの文字を大きめに設定する
- 長時間画面を見続けない
- ブルーライト対策フィルムを使用する
- ブルーライト対策メガネを使う
- 遠くをぼ~っと見たりして、目を休憩させる時間を取る
とにかく、スマホをじ~っと長時間見続けないということが一番大事。
その他にもスマホ自体の設定をいじることで、スマホ老眼をある程度予防できるので、さっそくためしてみよう!!
スマホ老眼ではなくスマホ近眼じゃない??
老眼は老化によって目のピントを合わせる筋肉が衰えることで、近くのものが見えづらくなるというもの。
対してスマホ老眼は、スマホの使い過ぎで目のピントを合わせる筋肉が衰えて、遠くのものが見えづらくなるというもの。
近くのものを見続けるせいで、目のピントを合わせる筋肉が凝り固まって、上手く機能しなくなる…。これってつまり、昔から言われていた「ゲームをやりすぎたら目が悪くなるよ」とか「暗い部屋で本を読むと目が悪くなるよ!」とってことと同じ。
この症状は加齢による老眼とは、明らかに違う。そう、スマホ老眼は、つまりスマホ近眼と置き換えてもまったく問題ないのだ。
スマホ老眼も治る!?目が良くなる修行
これは昔とある本で紹介されていた近視を治す方法。これを行えば、スマホ老眼の改善にも役立つだろう。
①目の前に人差し指を一本立てる。そしてそれに焦点を合わせ、その後、遠くの景色に焦点を合わせる。これを繰り返す。
近く→遠くへのピント移動。はるか遠くの山を見るなんて必要なんてないので、ちょっと離れた壁を見るので十分。
これを交互に繰り返すことで、眼球の筋肉をストレッチすることが出来、近眼の予防・改善につながるのだ。
②本を真正面ではなく、傾けて下から読む。
ずいぶんとアバンギャルドな方法だ。つまり、本を下から覗き込む様に読む。そうすると行の上の方は遠くになり、読み進めるごとに視点が手前にずれてくるということになるわけだ。本を読んでいるのに視点が固定されないので、ピントを合わせる筋肉が固定化することを防ぐことが出来る。
でも目に良いからってこんな本の読み方をしたら、読みにくいったらありゃしない。図書館や電車の中でこんな風に本を読んでいたら、週刊誌のエッチな袋とじを切らずに読もうとしている変態と思われても致し方ないだろう。
ではこの方法をスマホに当てはめてみよう。ネットは大体横書きが多いので、スマホを横からのぞき込む様に見ればOKということになる。
…例えば電車の中で、そんな態勢でスマホを使っている人を想像してほしい。アホか!と思われるに違いない。
なので、そんなことはしないで、しばらくスマホを使ったら数秒間目を閉じるとか、近くと遠くに繰り返し視点を合わせてストレッチするとか、そんな事をすればいいのではないだろうか。
まとめ
とにかく大事なのは、同じ距離のところを長時間見続けること。そうすると、眼球の筋肉が固定化してしまい、遠くのものがぼやけて見えてしまう。
とくに若いころは眼球の成長段階で、大人よりも目への負担がスマホ老眼につながりやすい。スマホ老眼もひどくなると慢性化してしまうので、気を付けて欲しい。
若くして、遠くも近くも、な~んも見えない!!
なんてことにならないようにね。