2018年7月にロシアはノノリスクという地域で、真っ赤に染まった血のような雨が降り注いだという。
この異常事態にノノリスクの住民たちは恐怖に打ち震えた。
しっかしなぜ、空から赤い雨が降ってきたのか?
…実は赤い雨が降るという事例は、ノノリスク以外でも報告されている。
世界中の神話の中で「赤い雨が降った」という記述があるし、近年ではヨーロッパやインドでも赤い雨の報告が上がっている。
この赤い雨を採取し、最新の技術によって検証したところ、驚くべき事実が判明した。
赤い雨は地球外生命体が原因である可能性が浮かび上がったのだ。
これはいったいどういうことなのだろうか?
赤い雨が降り注ぐ恐るべき原因について紹介したい!!
赤い雨が降り注ぐ奇妙な現象が報告される!!
鉱山都市として知られるロシア・ノリリスクで異常な現象が確認されて地域住民を恐怖と混乱に陥れた。
まるで血のような赤い雨が局地的に降り注ぎ、その血の雨が路上や自動車を濡らしたのだ。
黙示録?聖書に書かれているアレが広まる予兆か?
ホラー映画のワンシーンのような光景に人々は恐れおののき、多数の写真や動画がSNSに投稿された。
この奇妙な雨の正体は一体、何なのだろうか?
参照元:ロシアに降り注いだ血のような赤い雨。黙示録的な何かが近づいているのか?と話題に(BIGLOBEニュース)
ロシアで突然に赤い雨が降り注ぎ、地域住民を恐怖と混乱に陥れた。
「あ、雨だ…」
なんて曇り空を見上げて、折りたたみ傘を用意しながら、ふと隣にいる彼女を見たら
…彼女の顔が赤い雨で真っ赤に染まっていた!!
「う、うわぁぁぁぁ!!」
そんなことが実際起きたら、そりゃあビビる。
赤い雨、完全にホラーな現象だ。
この赤い雨という現象は、実は世界各地で記録されている。
古くは紀元前のエジプト。伝承によると「空が光り輝いた後に血のような雨が降り注いだ」とか。
ギリシア神話では主神ゼウスが血の雨を降らせたことがあり、ケルト神話では闘いの女神が戦場に血の雨を降らして軍勢を大混乱に陥れたという記述がある。
神話は”実際に起こった出来事”を基にして描かれているケースが多い。だとすれば、これらの神話は実際に赤い雨が降った事実を示唆しているのかもしれない。
近年では1819年のオランダ、1863年のスペイン、1867年のスイス、1877年のイタリア、2001年のインド、2012年のスリランカなどで赤い雨が降ったという報告がされている。
特に直近に降り注いだ2001年インドの赤い雨と、2012年スリランカで振った赤い雨はサンプルが採取されて専門の機関で調査が行われた。
その調査結果は、私たちの想像を絶するのものだった。
赤い雨の意外過ぎる正体とは!?
”赤い雨の正体は地球外生命体だった”
といったら、信じるだろうか?
インドで採取した赤い雨、スリランカで採取した赤い雨、それらを精密に検査した結果、そのどちらにも赤い色をした特殊な微生物が検出されたのだ。
赤い色の正体は、赤色の微生物。
赤い色のプランクトンが異常発生して起こる”赤潮”に似ている。しかし赤い雨の原因となった微生物は、驚くべき性質を持っていた。
地球に存在する微生物ではあり得ないほど、細胞壁が分厚くて頑丈だったのだ。
そのためDNAを採取することができなかったのだけれど、特殊な技術を用いて細胞を破壊しDNAを取り出すことに成功した。
そのDNAを調べてみると、赤い微生物の正体は、太古の時代から存在した原始的な微生物であるシアノバクテリアの一種である可能性が高いことがわかった。
しかし、地球上に存在するシアノバクテリアのDNAと比較してみても同じDNAを持ったバクテリアは存在しないし、赤い色をしたシアノバクテリアも見たことがない…。
赤いバクテリアはどこからやってきたのか?
この疑問に対する答えは、専門家でも意見が分かれている。
マハトマ・ガンジー大学のゴドフリー・ルイとサントシ・クマルは、この赤いバクテリアが完全に地球外からやってきた生命体であるという仮説を立てた。
さらに地球には太古の昔より、宇宙からバクテリアや微生物が降り注いでおり、それらこそが地球上の生命のルーツであるとした。
このような「地球生命のルーツは隕石に乗ってきた有機物である」という考えをパンスペルミア説と呼ぶ。赤い雨地球外生命体説も、パンスペルミア説のひとつといえるだろう。
しかし、違う意見を持った研究者が、なんとこの日本にいる。
千葉工業大学・惑星探査研究センターの松井孝典所長や宇宙生物学者の三宅範宗博士だ。
赤い雨プロジェクトが進行中だぞ!!
惑星探査研究センターでは今なお、赤い雨についての研究を続けている。
松井所長の説では、赤いバクテリアの正体は、もともと地球上に存在していたシアノバクテリアが宇宙に舞い上がり、それが再び地球に降り注いだのではないかとのこと。
宇宙空間の強い紫外線で細胞が分厚くなり、色も赤く変化したというわけだ。
赤いバクテリアが大宇宙を漂流していて、たまたま地球の引力に引かれ、大気圏を超えて大地に雨となって降り注いだ…という説よりは現実的で説得力がある。
しかしながら、赤いバクテリアは地球上に存在するあらゆるシアノバクテリアとも違うDNAを持っていた。
これはどうにも説明がつかない。
だとしたら、赤いバクテリアは地球には存在していない未知の地球外生命体ということになるだろう。
謎の赤いバクテリアの正体とは!?
では、謎の赤いバクテリアの正体について、考えられる”説”をまとめてみよう。
①やっぱり地球外生命体説
インドの研究者が提唱するように、赤いバクテリアの正体は未知の地球外生命体であったのだ!!
そのDNAがあらゆるデータベースと照合しても一致しないのも当然だろう。
②地球上のシアノバクテリアが舞い上がった説
宇宙からやってきたなんて現実的ではない。
何らかの理由で地球のシアノバクテリアが舞い上がり、宇宙空間で赤色になって細胞壁も超分厚くなって再び降り注いだのだ!
ちなみに宇宙空間は生物のDNAを変化させる可能性があるという。
2018年にNASAが行った「双子の研究」では、双子の宇宙飛行士のひとりが1年間も宇宙空間に滞在した。その後、双子のDNAを調べたところ、宇宙に滞在したことによって遺伝子に変化が起こっていたという。
人間よりもシンプルな構造を持ったシアノバクテリアであれば、より早く、劇的にDNAが変化してもおかしくはない。
赤い雨の正体はこの2つの説が有力だが、個人的には地球上のシアノバクテリアが正体である説が真相であると思っている。
…が、さらに私の個人的な”トンデモ説”を紹介しよう。
③赤い雨、火星のバクテリア説
火星って赤いよね。
ということは、火星に生命体が存在したとしたら、ぜ~んぶ赤いと思うんだよ。
赤い雨の原因であるシアノバクテリアにとても良く似た謎のバクテリアは、火星で発生した未知の生命体。火星と地球が接近した時に、何らかの原因で地球に降り注いだのだ!!
今頃、NASAの火星探査機が火星の地表で「赤いバクテリア」を発見しているかもしれない…。
④宇宙人の実験説
未知のバクテリアの正体は、UFOに乗ってやってきた宇宙人がまき散らしたものなのではないだろうか。
あらゆる場所で目撃されるUFOは、地球を巨大な実験場にしか思っておらず、人間を利用して様々な人体実験を行っている。その実験のひとつとして、”赤い雨による人体の変化”を観察しているのかもしれない。
赤い雨が降った地域では、不思議な能力に目覚めるニュージェネレーションが増えている…かもしれない!
…とまあ、色々と考えてみたけれど、その真相は不明。
惑星探査研究センターの「赤い雨プロジェクト」によって、さらなる秘密が解き明かされる日が待ち遠しい!!
結局のところ、ロシアの赤い雨は何だったのか??
神話に語られるような大昔に降った赤い雨の正体はわからない。
だけど、近年に発生したインドやスリランカの赤い雨は、赤いバクテリアが原因であることが判明した。
では、2018年のロシアで振った赤い雨の正体はなんだったのだろうか?
実はロシアの赤い雨の正体は、赤色のサビであったという。
地元の金属加工工場で発生した大量の”サビ”を集めて野外に積んで置いたら、風で舞い上がり、それが上空で雨とまじりあって赤色の雨が降ったという。
例えば火山が爆発した後は、火山灰と雨がまじりあって黒い雨が降る。
砂漠地帯や黄砂が降り積もる地域では、上空で黄色い砂と雨がまじりあって黄色い雨が降ることがある。
それと同じように、赤い錆びと雨が混ざって赤い雨が降ったわけだ。
ロシアのケースは地球外生命体とは何の関係もない、ただの金属加工工場の怠慢が原因の減少だったってわけだ。
う~ん、とっても身体に悪そうだ。
ともかく、もし外を歩いていて赤い雨が降ってきたとしたら、あまり触れない方がいいだろう。その原因が何であれ。
それは有害な赤サビが原因かもしれないし、正体不明のバクテリアが原因かもしれないし、宇宙人の人体実験かもしれないのだから。