Huluで「キュート・リトル・バニーズ」という映画を見た。
ほんとうにスゴイ映画だった。
かわいいウサギに宇宙人が寄生して人々を襲うという、パニックSFホラー映画とでもいおうか。
そのあらすじは…
絶滅の危機にある宇宙人が繁殖のために地球にやってくる。
そこで人間の女を捕獲するために戦闘部隊を送り込むのだが、DNAが適合したウサギに寄生することとなる。
狂暴なウサギが人間に襲い掛かる!!
はたして人々は生き残れるのか…!?
というシンプルなもの。
まず最初に結論をいうならば、めちゃくちゃつまらなかった!!!
これほどのクソ映画を見るのは久しぶりだ。
ほんとうに人生を2時間損した。
これを劇場で高い金払って観ていたとしたら憤死していただろう。
何十年もいろんな映画を見てきたけど、邦画・洋画をあわせてもベスト3に入るくらいの陳腐な内容。
くだらないストーリーやギャグはB級映画特有の面白さを飛び越えて、C級映画のクオリティ。
「かわいいウサギが狂暴になり人間を襲う!」
これがこの映画最大のポイントであり面白さであるはずが、ヘボいCGのおかげでまったく面白くない。
素人が作ったCGなのか!?
出演している俳優も全員知らない、全員に華がない。
町はずれに「ペットボトルにおしっこを溜めておく」という変態オヤジが住んでいるのだけれど、このおしっこをエイリアンに寄生されたウサギにかけると爆発するという受けを狙った設定も寒い。
小学生が考えたアイディアか!
ウサギに襲われる村人たちにはそれぞれにストーリーがあり、群像劇のような構成になっている。
それぞれにいろんな問題を抱える村人が、最終的には結束して宇宙人ウサギに立ち向かうのだが…そのストーリーも雑だし面白くないし、まったく興味をひかない。
クソだ!!
クソ映画だ!!
「人生で一番面白かった映画はなに?」
こんな質問をされたら、映画好きだったらすごく悩むだろう。
「あの映画もいいし、この映画だって最高だったな~」
なんて。
同じように「今までで一番つまらなかった映画は?」
という問だって難しい。
「あれもつまんなかったし、この映画も退屈だった…」
キュート・リトル・バニーズを観た後だったら胸を張って言える。
「キュート・リトル・バニーズは掛け値なしに、人生で一番つまらない映画だった!!」
と。
キュート・リトル・バニーズは人生の無駄だから絶対に観ないでくれ!!
もし興味本位で観はじめたとしても、最初の10分でとんでもなくクソ映画だってのはわかるからそこでやめてくれ!!
「ラストになれば盛り上がって面白くなる」なんてことは1ミリもないから!!
ここまでクソだと
「キュート・リトル・バニーズって映画、すっごい面白いよ!ぜひ観てみて!!」
と嫌いな人間にオススメして少しだけ人生を無駄に過ごさせるくらいしか有効活用できないだろう。
あるいは退屈な人生に絶望している人が観て「おれの人生はこの映画よりもマシだな」と元気をもらうような。
映画による圧倒的な”底付き体験”がそこにあるはず。
B級映画特有の陳腐さ、面白さすらも皆無なC級、いやD級映画「キュート・リトル・バニーズ」。
絶対に観てはいけないよ!!