健康とダイエット

寒いからって風邪ひいたことないけど、気温が下がると風邪になるってホント?その真相について。

2015年10月17日

寒いと風邪をひくっていうけど、実際に寒いからって風邪をひいたことがあるだろうか?

すくなくとも、私はない。

例えば冬は、空気が乾燥している。乾燥していると、空気中にウィルスが舞いやすくなり、その結果風邪をひきやすくなる場合もある。

だけど気温は?寒いからといってウィルスが活発になるというのか?

 

実は寒いと、ほんとに風邪をひきやすくなるとい研究結果がある。

その内容と共に、風邪を効果的に予防する方法を紹介しよう。

気温と風邪の関係

冬に風邪をひきやすいのはなぜだろう?

①空気が乾燥している。

②締め切った室内にいる事が多い。

このふたつが大きな要因として挙げられる。

乾燥していると、ウィルスが室内に舞い上がりやすくなり、人の喉などに付着しやすくなる。その為、乾燥する時期は風邪やインフルエンザが流行するのだ。

また、冬の時期は外が寒いので、あまり換気しなくなる。滞った空気と締め切った部屋、結果的に風邪が蔓延しやすい状況になる。

「寒さ」というファクターはウィルスの活動にほとんど影響を及ぼさないと思われてきた。まあ、北極や南極は寒すぎてウィルスが活動できないため、どんなに寒くても風邪になることはないわけだが、日本ではそこまで寒くはならないだろう。

 

では、なぜ寒いと風邪になるなんて言われているのだろうか?

寒いと風邪をひく科学的根拠

寒さでライノウィルスへの抵抗力が低下する

風邪っていう病気は特効薬が未だに作れない。なぜなら、風邪は多種多様なウィルスが原因で発症するからだ。風邪の原因となるウィルスはひとつではないのだ。そんな中でも、風邪を引く原因となる主要なウィルスのひとつに「ライノウィルス」がある。

イェール大学の研究によると、寒くて人間の体温が下がることで、このライノウィルスへの抵抗力が下がるというのだ。

気温の低下が、ライノウィルスへの抵抗力を下げ、その結果風邪がひきやすくなるという。

寒さで体が疲弊する

寒いと身体が熱を発して凍え死ぬのを防ぐように働く。交感神経が刺激され、代謝が上がり、熱を発するのだ。そうすると、身体が疲れる。その結果風邪をひきやすくなるという。

体温が下がることで白血球の動きが鈍る

一時期基礎体温を上げる事による健康法が流行ったことがあった。平熱が高いと病気になりにくく、平熱が低いと病気になりやすい。体温と身体の抵抗力は密接な関係があるのだ。

冬の寒さで体温が平熱よりも1度下がった場合、免疫の要である白血球の働きが30%落ちると言われている。寒さは病気全体への抵抗力を下げるのだ。もちろん、風邪もひきやすくなるだろう。

寒い日の風邪対策まとめ

私は18歳で一人暮らしを始めてから、急に風邪をひきやすくなった。多分、インスタント食品ばかりでバランスの悪い食生活が原因だろう。実家で親の食事をモリモリ食べていた頃は、ホントに風邪なんか引いたことなかった。

そんな経験から言うと、寒さよりも寝不足やバランスの悪い食事の方が、遥かに風邪をひきやすい状況を作るような気がする。

なので、基本的な風邪対策は睡眠をよくとってバランスのとれた食事をすることが最も有効だろう。

しかし、身体を暖めるというのもまた大事だ。体温が低いと身体が疲弊し、ライノウィルスへの抵抗力が下がり、白血球の働きも悪くなる。

  • バランスのとれた食事
  • 睡眠
  • 加湿する
  • うがい・手洗いを励行する

そんな基本的な風邪予防策に「身体を温める」という項目も加えた方が良さそうだ。

室内では暖房をがっつり、外出時はコートやマフラーなんかであったかくして過ごそう。風邪をひくことなく冬を乗り切れるはずだ!

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