月の裏側の地下に、謎の巨大物体が眠っている!!
…そんな驚くべき研究が、学術誌「Geophysical Research Letters」で発表された。
月周回軌道上を飛ぶ探査機GRAILによって観測された月の重力異常、それをNASAが検証したところ、エイトケン盆地という地域の地下深くに奇妙な重力源があることがわかったという。
この重力源こそが、恐ろしく巨大な謎の物体。
はたして何が眠っているのか??
鮮明な月表面の画像で確認してみたい。
月の裏側とエイトケン盆地の画像
まずは、私たちになじみの深い月の表側の画像。
黒っぽく見えるのが月表面に広がる平原で、”月の海”と呼ばれている。
日本では月の海がつくる影がウサギが餅をついているように見えるし、国によっては女性の横顔だったり、蟹に見える国もあるとか。
では次に、NASAのホームページから参照した月の裏側の画像。
よく見ればわかる通り、大きなものから小さなものまで、クレーターがいっぱい!
月は常に同じ向きで地球の周りを周回している。
その裏側は長い歴史の間にたくさんの隕石が衝突し、こんなにボッコボコになっている。
ある意味では、月は身を挺して地球を守ってくれているわけだ。
では、巨大な謎の物体が眠っているのはどこか?
それは月の南側に位置する「エイトケン盆地」、画像の下の方に位置する場所。
しかもその地下300キロ以上深い場所に眠っているという。
では、さらにわかりやすいように、我が国日本が誇る月周回衛星「かぐや」が撮影した月の解析画像を見てみよう。
まずは、かぐやが撮影した月の表側。
より鮮明に月の表面が確認出来るね。
平地の部分が、なんとなくウサギにも見える。
次は地球の裏側を見てみよう。
ボコボコすぎてなんか気持ち悪い!!
表面がカリカリタイプのたこ焼きみたいだ!!!
このたくさんのクレーターは、隕石の衝突跡といわれている。
では、この画像を下にずらして、月の南極位置を確認してみよう。
画面中央の青っぽい部分がエイトケン盆地。
その中心の赤い丸部分、その地下深くに巨大な金属の塊が眠っているという。
その質量は最低でも2180兆トン!!!
これほど大きな物体が、しかも地下の300km以上奥深くに存在する。
その正体とはなんなのだろうか?
月に眠る巨大金属物体の正体とは?
まずは、専門家が語る2つの説を紹介したい。
月の形成段階でできた物体説
月が誕生した直後は、地球と同じようにマグマの海に覆われていたという。
それが次第に冷やされ、今のような月が作られていった。
その冷やされる過程で、ドロドロの金属が、その密度の違いによって分離された。
集まった金属の塊がエイトケン盆地の地下深くに眠っていると。
だけど、なぜ月の一部分にだけ、異常に金属が集まったのかは説明できないとか。
隕石衝突説
見ればわかる通り、月にはとてつもなくたくさんのクレーターがある。
これらは月に衝突した隕石の名残だといわれている。
とくにエイトケン盆地には超巨大なクレーターがあることから、大昔にとんでもなく巨大な隕石が衝突したと考えられている。
その衝突の際に、隕石に”金属の核”が月の地下深くまで突き刺さった。
その後、地表に再び岩盤が覆い、金属核だけが地中深くに取り残されたってわけだ。
専門家的には、こちらの隕石衝突説の方が有力と考えているとか。
では次に、都市伝説的な解釈で月に存在する謎の金属の正体に迫ってみよう。
UFOの基地説
アポロ11号のアームストロング船長は人類で最初に月に降り立ち、「人間にとって小さな一歩だが、人類には大きな一歩だ」という名言を残した。
そんなアームストロング船長とNASAとの交信記録には、抹消された”謎の2分間”があるという。
その2分間に交わされたとされるアームストロング船長の言葉がこちら。
「巨大な物体が見えるぞ。信じられない!私たちとは別の宇宙船があるんだ。クレーターの向こう側に並んでいる。月面上にいて、我々を監視している!」
この発言はカットされ、宇宙飛行士やNASA職員には絶対に口外しないように緘口令が敷かれた。
この謎について、NASAは「ノーコメント」を貫いている。
さらに2006年には月面着陸の画像データを記録したマスターテープが行方不明になり、2011年にはアポロ宇宙船が持ち帰った月の資料517年が行方不明となった。
これは月に宇宙人の基地があった証拠を隠滅したのではないかといわれている。
アームストロング船長の言葉が本当だとすれば、月にはたくさんの宇宙船がいることになる。
でも、先ほど紹介した月面の画像には、もちろんUFOは写っていないし、宇宙人の基地のような建造物だって写っていない。
そう、UFOの基地は地下300㎞の奥深くに存在したのだーーッ!!
その地下基地は、質量から考えても九州と四国をあわせたくらいの広さになるだろう。
そこには何百機ものUFOが待機していて、地球を観測している。
地球で目撃されるUFOも、すべて月の基地からやってきたものなのではないだろうか!!?
…信じるか信じないかはあなた次第、ってことで。
月の向きはズレている??
今回、月観測衛星かぐやの画像を見て不思議に思ったことがある。
なぜ、地球側の月表面にクレーターがあるのだろうか?
月のクレーターがどうやってできたのかについては、まだ詳しくわかっていない。
だけど、隕石の衝突が原因ってのが有力な説。
だから月の裏側には隕石衝突の跡があって、月の表側には隕石の衝突跡がほとんどないわけだ。
でもさ、かぐやが撮影した月の表側の画像を見ると、右下に隕石の衝突跡と思われるクレーターがいっぱいある。
もし月がず~っと同じ位置を向いていたとしたら、この赤丸の部分に隕石の衝突跡がたくさんあるのは不自然。
というわけで、月の位置を左上にちょっとずらしてみると…
クレーターがほとんどない面があらわれたぞッ!!
恐らく太古の昔には、この面が地球を向いていたのではないか?
それが巨大な隕石が衝突し、磁場や質量のバランスが変化した結果、ちょっとズレて今の月の位置になったのかもしれない。
月の東側には、とんでもなくデカい隕石の衝突跡もあるし。
この隕石がもし地球にぶつかっていたら…。
おそらく恐竜が絶滅したように、地球上の生命の大部分が死滅していたかもしれない。
月の裏側の巨大な金属まとめ
というわけで、最新の研究で月の裏側、その300km地下にとんでもなくデカい金属の塊が眠っていることがわかった。
専門家は太古の昔に月に衝突した隕石の名残であると見ているが、おそらく宇宙人の秘密基地だろう。
あるいは月はその存在そのものが、宇宙人が作った人工建造物かもしれない。
今後、月の探査が進めば、その正体も判明するだろう。
実はとんでもなく貴重な未知の金属の塊で、その金属資源を利用して地球のいろんな問題が解決されちゃうかもしれないね。