2015年5月25日。茨城県沖で震度5弱の地震が発生した。
久しぶりに都心も大きく揺れ、ついに来たか!大地震が!と思わせるほどであった。
じつは今回の茨城県沖地震と箱根山の火山活動は、同じ原因で発生しているという。そして富士山の噴火も…。
海洋地震学者、木村琉球大学名誉教授の意見を紹介しよう。
茨城県沖の地震と箱根山の活発化は同様の原因でもたらされている
先の茨城県沖地震を受けて、海洋地震学者木村教授の予測が報道されていたので紹介しよう。
茨城県土浦市で25日午後2時28分ごろ、震度5弱の地震があった。琉球大の木村政昭名誉教授によると、今回の地震は太平洋プレートの沈み込みが原因だという。また、太平洋プレートが陸側のプレートを圧迫することで「マグマだまり」にも圧力がかかる。箱根山、浅間山、蔵王山などで火山活動が活発化している理由も同様だという。
「東日本大震災の震源以外の太平洋プレートが10年以内に大地震や津波を引き起こす覚悟はしておかないといけない」
2015年5月26日 日刊スポーツ
今も警戒態勢が説かれていない箱根山の火山活動、そして茨城県沖の地震、これらが「太平洋プレートの圧力」という同じ原因で引き起こされていると木村名誉教授は語っている。
太平洋プレートが動いて陸側のプレートをグイグイと押す。するとその歪みが地震を引き起こす原因になる。
またグイグイと押された圧力は、地下にあるマグマを地表に押し出す力にもなる。それも同様に噴火の原因になるという。
太平洋プレートからもたらされた圧力が、箱根山や富士山の噴火につながる可能性があるのだ。
今回の茨城県沖地震、箱根山の噴火活動活発化、そしていつか起こるのではないかとされている富士山の噴火は、太平洋プレートからの圧力という線で繋がっているのだ。
御嶽山を予測していた木村名誉教授
木村教授はその著書において、誰もが噴火するとは思いもしなかった御嶽山について言及していた。御嶽山噴火は2013年±4年との予測は、見事に的中したといっていいだろう。
では今活発化している箱根山、そしてその近くにある富士山の噴火について、木村教授はどの様な予測を立てているのだろうか?
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木村名誉教授の富士山噴火と箱根山噴火の予測時期。
木村助教授のホームページによると、箱根山の噴火は2020年までには起こると予測されている。
また、富士山の噴火は2019年までには起こる可能性があるという予測をしている。
そしてこのふたつの火山噴火の原因は、同様に太平洋プレートからの圧力が原因となっている。
どちらの山もあと数年以内に噴火するというのか…もし噴火したら、その火山灰は都心に直撃し、被害総額は天文学的な数字になるのではないだろうか。
果たして木村名誉教授の予測は当たるのだろうか?
木村名誉教授は御嶽山の噴火を見事的中させていて、自分のホームページにその成果を発表している。しかし、それの何倍もの予測を外しているのもまた事実。数打ちゃあたるで!という感も否めない。
かといって、噴火なんてするわけないよ~と思っていいのだろうか?
しかし、事実箱根山は警戒レベルが上がっているわけだし、噴火の可能性はある。
我々は地震と同様に、噴火に対する警戒もしておく必要があるようだ。
噴火の被害や防災についてはこちらの記事で→富士山や箱根山が噴火した場合の火山灰対策にはどーいった方法があるのだろうか?