健康とダイエット

朝に牛乳飲むだけダイエットの効果とやり方!!

2018年8月30日

朝に牛乳を飲むだけでダイエットになるという。

恐らく、この世の中にあるダイエット法の中でも最も簡単で継続しやすい部類のダイエットだろう。

なぜ朝に牛乳飲むとダイエットに繋がるのか?

どうやって飲めばダイエットになるのか?

朝に牛乳飲むだけダイエットの効果と注意点を紹介したい。

朝に牛乳飲むだけダイエットの効果

牛乳に含まれるホエイたんぱく質やカゼインたんぱく質は、食後の血糖値を下げ、満腹感を持続させる効果がある。

カナダのゲルフ大学とトロント大学の共同研究によって、そのような研究結果が発表された。

ホエイたんぱく質とカゼインたんぱく質を一緒に摂取するのがポイントらしく、それらを含む牛乳を飲むと胃から消化吸収が遅くなるホルモンが分泌され、満腹感も増すとのこと。

 

  1. 消化吸収の良いご飯などの炭水化物を食べると、急激に血糖値が上がる。
  2. 血糖値が上がると、血糖値を下げようとすい臓からインシュリンが分泌される。
  3. インシュリンは血液中の糖分を筋肉細胞や脂肪細胞に移すことで血糖値を下げる。
  4. 脂肪細胞がエネルギーを蓄えることで太りやすくなる。

これが血糖値が上がると太りやすくなるシステム。

 

もし牛乳のたんぱく質で胃の消化吸収が抑えられるのなら、血糖値の急激な上昇が抑えらえ、インシュリンの分泌も少なくなる。

なので、しっかり食べても太りづらくなるってわけだ。

朝に牛乳飲むだけダイエットのやり方と注意点

朝に牛乳飲むだけダイエットのやり方は簡単で、朝に牛乳飲むだけだ。

実験では250mlの牛乳を飲んでいたので、だいたいコップ1杯分くらいの牛乳を飲むのがいいだろう。

牛乳を飲んでから普通に朝食を食べれば、急激な血糖値上昇を抑えられ、しかも満腹感が昼過ぎまで継続する。

昼食の量も自然と減るはずだ。

 

ただし注意点がひとつ。

それは牛乳の飲み過ぎが消化不良や下痢の原因にもなるということ。

牛乳を飲んで下痢になるのは、牛乳に含まれる糖質の一種の乳糖(ラクトース)が原因。

一説には日本人の約8割が「乳糖不耐性」であり、牛乳に含まれる乳糖を消化吸収できないという。だから牛乳を飲み過ぎると下痢になってしまう。

この乳糖の消化能力には個人差があるけど、牛乳を飲んで下痢をしたことがあるのなら乳糖不耐性の疑いアリと思っていい。

ポジティブに捉えるなら牛乳に含まれる乳糖をいくら飲んでも消化吸収されないので、ある意味でダイエットになる。だけど胃腸に負担をかけるので、乳糖不耐性であるのなら牛乳を飲み過ぎない方がいいだろう。

飲むのなら温めたホットミルクにして飲んだり、一度にたくさん飲まず少量ずつ飲むようにすれば、下痢をしにくくなると思う。

温めたからといって牛乳の乳糖が変質するわけではないけれども、冷たいと胃腸を刺激するし、温めた方が胃腸の活動が活性化する。少量ずつ飲めば、乳糖の刺激も少なくなるし下痢もしにくくなるはずだ。

朝に牛乳飲むだけダイエットのポイント

  • 朝食の前にコップ1杯の牛乳を飲むだけ。
  • 牛乳で下痢しやすいのなら少量ずつのむか、ホットミルクにして飲む。
  • 昼や夜は飲む必要はない

牛乳は最高のダイエット・ドリンク!?

近年では糖質制限ダイエットが流行っているし、”太るのは糖質”という認識が広く浸透してきた。

実際それはホントで、糖質の方が圧倒的に消化吸収が早く、たんぱく質や脂質はエネルギーに変換するまでの手順が糖質よりも長く複雑だ。

最近ではたんぱく質豊富な”肉”がヘルシーなダイエット食とさえ言われている。

 

牛乳は太りにくいたんぱく質が豊富で、しかも含まれる糖質も消化吸収されづらい。

となれば、もう最高のダイエット・ドリンクといえるのではないだろうか?

牛乳は身体に悪いのか?

牛乳は良質のたんぱくを含んでるし、ビタミンやミネラル、とくにカルシウムを多く含み、健康にとっても良いとされる。

しかし一方で、牛乳は身体に悪いという説もある。

そのひとつが「牛乳を飲み過ぎると骨がもろくなる」という説だ。

だけど「牛乳と骨折には何の関係もない」という論文もあるので、その真偽は明確ではない。

 

わたしは小学校1年生から中学3年生まで給食で牛乳を飲み続けていた。

しかも日々牛乳をおかわりしていたので、2~3本くらい飲んでいた。

牛乳一気飲みの修行にも明け暮れていたので、1日で牛乳瓶5本(1リットル)飲んだこともある。

ある日の午前中、家庭科の調理実習で料理を作って食べ、けっこうお腹いっぱいの状態で給食になった。

みんなお腹いっぱいなので、牛乳を飲めない。なぜかそんな牛乳が健康優良児だった私のところへ集まってきた。

調子に乗って牛乳を飲みまくったら、真っ白のゲロを吐いた!

…とまあ、そんな切ない思い出もある。

 

今現在も、牛乳の消費量は割と高めだと思う。

しかしながら、生まれてこのかた骨折したことはない。

この経験から踏まえても、牛乳を飲み過ぎると骨折しやすいという説は間違いな気がしないでもない。

 

もちろん、日本人は乳糖不耐性が多いし、飲み過ぎで下痢を引き起こすのは確か。

牛乳による食物アレルギーも多いという。

牛乳は健康に悪い、なんてことはないにしても、飲み過ぎには注意したほうが良さそうだ。

適切な量を飲めば、牛乳はとても健康に良い飲み物だろう。

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