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アトランティス大陸発見か?地中海に沈んだ大アドリア大陸の謎!!

太古の昔、地中海に沈んだ謎の大陸があった!!

 

そんな驚くべき研究が発表され、世界が震撼した。

その大陸の名前は「大アドリア大陸」という。

 

このご時世に謎の新大陸とは、胸が熱くなる発表だ。

 

最近では、オーストラリアの東にジーランディアという謎の大陸が沈んでいるという研究発表には驚かされた。

きっと地質学の研究が進歩して新しい発見が次々と発表されているんだろうね。

今まで知らなかったような大陸が大昔に存在し、そして海に沈んだとしたら…

やっぱり思っちゃう。

 

大アドリア大陸は伝説のアトランティス大陸なのではないか!?

 

というわけで、大アドリア大陸とは何なのか?

アトランティス大陸なのだろうか?

そこら辺の真相を調べてみた。

大アドリア大陸とは?場所や沈んだ時代について

ヨーロッパのアドリア海を取り巻く山岳地帯は、太古に失われた大陸の痕跡かもしれない。

9月3日付けで学術誌「Gondwana Research」に発表された論文によると、これらの山々は、太古に崩壊した、グリーンランドほどの大きさの大陸の残骸だという。研究では、過去2億4000万年にわたる地中海のプレート変動の歴史を詳しく再現することに成功した。

研究チームはこの大陸を「大アドリア大陸」と名付けた。大アドリア大陸は、まず超大陸から分離して形成された。しかし、複数のプレートが容赦なくぶつかり合うなか、この大陸は、数カ所の沈み込み帯に引きずり込まれた。

参照元:中海に「失われた大陸」があった 最新研究(ナショナルジオグラフィック)

すごいですね~。

では発表された事実から、大アドリア大陸の場所や、海に沈んだ歴史の概要を簡単に紹介しよう。

 

大アドリア大陸の場所は詳しくはわかっていないけど、アドリア海の周辺にその痕跡が認められている。

大アドリア大陸はプレートの大移動で海に沈んだ。

そのときのプレート同士の軋轢によって、イタリアのアペニン山脈やバルカン半島の山々などが形成されたとか。

ほかにも大アドリア大陸の痕跡は、イタリアのブーツのかかと部分、ベネチア、トリノ、クロアチアに散在するという。

「アドリア海」はイタリアの東の海。

この周辺に大アドリア大陸の痕跡が散在している。

 

だったら、大アドリア大陸はアドリア海の真ん中に存在していたんじゃ??

…と思っちゃうけど、どうやらそうでもないらしい。

 

大アドリア大陸の面積は、だいたいグリーンランドほどだったとか。

グリーンランドは日本の約5.7倍の面積を持っていて、とてもじゃないがアドリア海に収まり切らない。

きっと大陸の地形が今とはまったく違った時代に海に沈んだのだろう。

 

それは、大アドリア大陸が海に沈んだ歴史を見てみればわかる。

大アドリア大陸が海に沈んだ歴史

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、オーストラリア大陸、アフリカ大陸、南極大陸の6つの大陸は、かつては一つの巨大な超大陸であった。

これをパンゲア超大陸と呼ぶ。

このパンゲア大陸がプレートの大移動で分裂し、現在の大陸の位置になったのは有名な話だ。

大アドリア大陸はこの大陸大移動のさなかに生まれ、そして海に沈んだと思われる。

 

2億4000万年前 パンゲア超大陸が大陸変動で、各大陸に分離し始める。

2億2500万年前:パンゲア大陸が現在の6大大陸がちょっとずつ分けられていってる。

 

2億2000万年前 大アドリア大陸がアフリカから離れる

1億5000万年前:この時代には、パンゲア大陸は大きく北の「ローラシア大陸」と南の「ゴンドワナ大陸」に分けられている。

 

1億8000万年前:大アドリア大陸は、フランスとスペインからも分離し、独立した大陸になる。

 

 

1億年前:図の赤丸のあたりで、大アドリア大陸が南ヨーロッパにぶつかり、大陸の一部が地中海に広がるプレートの下に潜り込んだのがきっかけで、大陸の崩壊が始まる。

 

現在の地球が完成~!!

 

大アドリア大陸は日本の5~6倍くらいの面積で、だいたい1億年くらい前に海に没したと。

では次に、謎多きアトランティス大陸について。

アトランティス大陸の場所はどこ??

海に沈んだ超大陸で有名どころといえば、「ムー大陸」と「アトランティス大陸」。

ムー大陸は太平洋のどこかに沈んだといわれているが、アトランティス大陸のほうは大西洋のどこかにあったといわれている。

 

アトランティス大陸が現代の人類よりも遥かにすすんだ文明を持っていたとか。

この伝説を最初に紹介したのが、ギリシアの哲学者プラトンだ。

プラトンは自著の「ティマイオス」と「クリティアス」に大昔に滅んで海に沈んだ謎の大陸を紹介している。

文献ではアトランティスは「オリハルコン」と呼ばれる超金属を加工する技術を持っていて、すぐれた建築技術を持ち、作物が豊富に育つ、豊かな国だったとか。

だけど今から1万2000年前に大地震と大洪水にによって、一夜にして海に沈んだという。

 

この話を大真面目に信じて、「アトランティス大陸はどこだ~!?」と探し回る、愛すべき研究者たちがいる。

 

そんな彼らの尽力のおかげで、今までいろんな説が持ち上がってきた。

大西洋のビニミ島がアトランティス大陸なのではないか、いやいや地中海のティラ島だ。

最近では、ブラジル沿岸の海底で見つかった不思議な地形がアトランティス大陸ではないかという説もある。

実はイギリスやアメリカがアトランティス大陸だ、なんて説だってある。

 

しかしどの説も決め手に欠けている。

アトランティス大陸はやっぱりプラトンが作り上げたフィクションだというのが常識的な解釈だ。

 

では、今回発見された大アドリア大陸がアトランティス大陸であるという新説になりえるのか?

 

正直なところ、それはかなり難しいだろう。

そもそも、地中に没したとされる年代がまったく違う。

大アドリア大陸は1億年以上前。

アトランティス大陸は1万2000年前。

 

1億年前なんて恐竜が出現するよりも遥かに昔だし、人間はもちろん、人間のルーツになる類人猿すら存在していない。

歴史に突然現れて人類最古の文明を築いた謎の民族シュメール人だって、登場したのは今からせいぜい6000年前くらい。

もしそんな時代に何らかの文明があったとしたら、それはもう現在の人間とはまったく違う種族の、まったく違う文明であったはずだ。

つまり大アドリア大陸には人間や文明なんて存在するはずがないというわけだ。

 

ただ1億年ってのは途方もない時間であり、まったく記録に残されていない謎の文明があった可能性もゼロではないだろう。

かつて大アドリア大陸があり、そこに文明が栄えていた。

この伝説がず~っと語り継がれてきたのかもしれない。

 

哲学者プラトンはアトランティス大陸の伝説を、母方のおじいちゃんから聞いたとか。

そのおじいちゃんは政治家のソロンからアトランティス大陸の話を聞いた。

さらにソロンはエジプト旅行中に女神ネイトに使える神官から聞いたとか。

この神官がアトランティス大陸の伝説をどこで聞いたのかわからないけど、昔からエジプト文明ではアトランティス大陸の伝説が語り継がれていたのかもしれない。

 

エジプト文明といえば世界最古の巨大建造物ピラミッド。

ピラミッドといえば、作ったのは宇宙人だッ!!

1億年前に大アドリア大陸で栄えていた文明は、実は宇宙人たちの手によって作り上げられたのかもしれない。

その宇宙人がエジプト文明に英知を与えていたからこそ、「大アドリア大陸(アトランティス)の伝説」が言い伝えられていたのではないだろうか。

 

…というか、宇宙人というのはそもそも間違いで、宇宙人の正体は超古代に栄えた人類。

現在も目撃されるUFOは、1億年前に栄えたアトランティス文明のタイムマシンだったのだーーっ!!

 

なんてことが、あるかもしれないし、ないかもしれない。

でもまあ、1億年前に超文明が栄えてた、なんて思うとちょっとワクワクするものですね。

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