スマホで電話していたら爆発!!大怪我を負ったなんて事件が多発している…中国で。
「な~んだ、中国か。中国人て変な隙間に挟まってよく事件になってるし、今回も品質の悪いスマホが爆発しただけだろ?」
と、そう思うかも知れない。
しかし、スマホでの事故は他人事ではない。
ここ日本でも、2010年~2014年の5年間に合計239件ものスマホ関連事故が発生している。
その事故の内容と、事故を未然に防ぐ対策を紹介しよう。
スマホ事故の事例
中国でスマホが爆発したなんて事件が発生しているが、その原因は古いスマホを使っていたり、安くて粗悪な充電器にあるようだ。
日本では「スマホが爆発して頭部が吹っ飛んだ!」なんて事件は発生していない。しかしスマホが引き起こした事故は、日本でもかなりの件数発生している。
nite(製品評価技術基盤機構)が発表した報告によると、平成22年度から平成26年度までの間に239件もスマホ関連の事故が発生したという。
…といっても、いきなりスマホが爆発するわけではない。
そのほとんどが本体が発熱したり、充電コネクターが発熱したりといった事故だ。
そんなスマホ事故の主だった内容を紹介しよう。
- 電源プラグとコンセントの間に金属が入り込み発火!
- スマホ専用充電コネクタを無理やり上下逆に挿入したため、内部でショートして発火!
- 劣化した電池パックをそのまま使っていて発熱!
- 充電コネクタの中に水分やホコリが入り込んでショート!
- 犬がスマホをかじってしまい、内部に水分が入り込んでショート!
いっけん重大な事故ではなさそうに見えるが、充電池がショートして布団が燃えたり、火傷を負ったなんて事例もあるので注意が必要だ。
スマホ事故を防ぐ対策
スマホ事故は注意していれば、事前に防げるものばかり。スマホ事故を予防する対策を紹介しよう。
①充電用コネクターにホコリや水分、金属等の異物が入らないようにする。
②充電用コネクターを無理に力を入れて挿入しない。
③スマホ等を落としたり、衝撃を加えない。(バッテリーが傷つくと危険)
④正規品でない充電用コネクタは使用しない
⑤充電用コネクタは水分やホコリだらけの所で保管しない
⑥スマホや充電用コネクタは犬に食べさせない。
⑦よくわからないメーカーのスマホや充電器は使わない。
これらの注意点を守り、正しく使用すれば、ほとんどのスマホによる怪我や火災は防ぐことが出来るだろう。
スマホケースで科学火傷や死亡事故
間違った使い方が原因で、スマホが発熱したり発火したりする…この様な事故以外にも、スマホ関連の事故はたくさんある。
例えばスマホケースだ。
スマホを衝撃から守ったり、キャラクターが描かれていたり…様々な種類のスマホケースが発売されている。使っている人も多いだろう。
そんな中でも注意してほしいのが”液体の入ったスマホケース”だ。
このスマホケースに封入された液体が外に漏れだし、皮膚に付着することで科学火傷を負ってしまうケースが報告されている。スマホを衝撃から守ることができても、所有者が怪我をしてしまっては本末転倒だ。
もし液体漏れした場合は、すぐさま使用を中止しよう。その液体が皮膚に触れた場合は、よく洗い流す。液体のついた衣服もよく洗おう。
また、歩きながらのスマホで死亡事故につながるケースも確認されている。
駅のホームでスマホをいじりながら歩いていたら、線路に転落しては電車にねられてしまった。そんなニュースを聞いたことのある人も多いだろう。
もちろん、歩きスマホで自動車にはねられるケースもあるし、逆に運転しているドライバーがスマホを見ていて事故を起こしてしまうケースもある。
つい先日もバスの運転手が運転中にスマホを見ていて大問題になった。スマホを見ながらの行動は、あらゆる意味で事故につながる危険性をはらんでいるのだ。
ながらスマホは絶対にしてはいけない。
携帯電話の発火事故や死亡事故を防ぐために知っておきたい豆知識
ふとまわりを見ると、みんながスマホを見ている。
電車の中、ファミレスや喫茶店、公園や家族団らんのリビング…。
いまや誰もが持っているスマホで事故に合わないためにも、ルールを守り、正しく使うべきだろう。
劣化した充電池は買い替えたり、充電コネクタを正しく使うのはもちろん、”ながらスマホ”をすると命の危険まであるので絶対にやめよう!
いま、自動車のフロントガラスにカーナビ映像を同期させ、実際の道路にナビゲーションを映し出す技術が開発されている。同様に、メガネのガラスに映像を映し出す技術が実用化されるのも時間の問題だろう。
メガネを通して眺めている景色を任意に拡大したり、録画したりすることもできるはずだ。視力に合わせて画像を加工できれば、視力の度合いに関わらず同じメガネを使えるだろう。
もちろん普通に歩いていると思ったら、メガネでエロ動画を見ていた…なんてこともあり得る。そんな動画に集中して自動車にはねられたとしたら、目も当てられないだろう。
近い将来「歩きメガネ禁止!」なんて時代が来るのかもしれない。