アメリカでも最も発行部数の多い雑誌のひとつ「USニューズ&ワールド・レポート」が、2017年の優良国ランキングを発表した。
このランキングはその国の文化や伝統、世界への影響力、生活の質などを複合的に数値化して導き出したもの。
はたして、日本な何位にランキングされているのだろうか??
総合優良国ランキング・ベスト10!!
まず最初に、総合優良国ランキングを紹介しよう。
総合優良国ランキング・ベスト10
1位:スイス
2位:カナダ
3位:イギリス
4位:ドイツ
5位:日本
6位:スウェーデン
7位:アメリカ
8位:オーストラリア
9位:フランス
10位:ノルウェー
参照元:Overall Best Countries Ranking(USニューズ&ワールド・レポート)
ベストテンの中で日本は、アジア勢では唯一のランクインとなった。
ちなみに韓国は総合23位、中国は総合20位にランキングされている。
このランキングは主に9つの指標を数値化し、それを総合して作られている。その9つの指標の内容は下記となる。
Adventure(冒険):旅行に行けば新鮮で面白い体験ができる魅力ある国
Citizenship(市民権):基本的人権、男女平等、宗教の自由などが保証された国
Cultural Influence(文化的影響):自国の文化が世界への影響度
Entrepreneurship (起業家精神):起業家を支援したり、ビジネスがやりやすい環境
Heritage(遺産):芸術、建築、料理、文化など、歴史的な遺産の魅力
Movers(成長):今後成長が見込める国
Open for Business(ビジネスのやりやすさ):法人税や人件費、法律などを鑑みたビジネスのやりやすさ
Power(パワー):政治的、軍事的なパワー!
Quality of Life(生活の質):教育、雇用、健康、政治的安定、自由、その国の総合的な生活の質。
それぞれの指標について、日本、韓国、中国の内容をもう少し詳しく見ていこう。
日本:総合5位
冒険:39位
市民権:18位
文化的影響:6位
起業家精神:2位
遺産:13位
成長が見込める:5位
ビジネスのやりやすさ:23位
パワー:7位
生活の質:13位
日本は意外にも「起業家精神」が2位にランクインしている。優れたインフラ、洗練された教育、優秀な労働者、革新的技術などが評価されたようだ。
にもかかわらず、ビジネスのやりやすさは26位。これは市場の規制緩和がまだまだ足りないということみたい。
アニメ・漫画に忍者、サムライを世界に発信する「文化的影響」は、6位より上でもよかったのでは?ちなみに文化的影響ランキングは1位イタリア、2位フランス、3位アメリカ。確かに負けてるかも…。
中国:総合20位
冒険:59位
市民権:40位位
文化的影響:22位
起業家精神:16位
遺産:10位
成長が見込める:4位
ビジネスのやりやすさ:45位
パワー:3位
生活の質:20位
中国で目を引くのは、やっぱり3位にランクインしている「パワー」だろう。これは単純な軍事力だけではなく、政治的な影響力も加味してある。1位はアメリカ、2位はロシア、そして3位が中国。う~ん、スゴイ!!
韓国:総合23位
冒険:67位
市民権:26位
文化的影響:31位
起業家精神:13位
遺産:44位
成長が見込める:17位
ビジネスのやりやすさ:30位
パワー:11位
生活の質:25位
韓国には特筆すべきところはないものの、欧米諸国ばかりのランキングでは数少ないアジアの強国だ。
北朝鮮とは休戦中で実は終戦はしていない。そのため、パワーが11位と一番高くなっている。
まとめ
というわけで、日本は優良国ランキングの総合5位にランクインできたわけだ。去年は総合7位だったので、2つもランクアップしているということになる。
といってもまあ、これはあくまでもUSニューズ&ワールド・レポートが作成したものなので、お遊び程度に楽しんで欲しい。
ランキングの詳細や、詳しい判断基準については元記事の方を読んでみよう!!→https://www.usnews.com/news/best-countries/overall-full-list
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