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カフェインレスコーヒーと普通のコーヒーの味や精神への影響の違いを検証してみました。

2018年3月10日

私は誇張なしで365日毎日コーヒーを飲んでいて、多い日には5~6杯も飲む日もある。

愛用のマグカップは1杯でだいたい250mlくらい。

ということは、多いときは1日で1~2リットル程度のコーヒーを飲んでいることになるのだ。

 

これはコーヒー依存症、というか重度のカフェイン依存症な気がする…。

不安になった私は、試しにカフェインレス・コーヒーを試してみることにした。

 

はたしてカフェインレス・コーヒーというのは美味しいものなのだろうか?

コーヒーのカフェインは私自身の精神にどのような作用を及ぼしているのか?

カフェインの摂取を絶った時にどのような離脱症状が起きるのか!??

カフェインレスコーヒーと普通のコーヒーの味わいの違いや、その感想について紹介したい。

カフェインレスコーヒーの味の違い

まずは、カフェインレスコーヒーと普通のインスタントコーヒーの味の違いを検証したい。

使ったのは、個人的にインスタントコーヒーの中でも最もお気に入りのネスカフェ・ゴールドブレンド。(正確にはインスタントコーヒーではなく、レギュラー・ソリュブル・コーヒーだけど)

そしてネスカフェゴールドブレンドのカフェインレスだ。

ゴールドブレンドのカフェインレスは97%もカフェインがカットされているという!!

 

まずは、この粉の色の違いを検証してみよう。

比較してみると、その色にほとんど違いは見られなかった。

 

次にコーヒーの色。

こちらも、ほとんど見分けがつかない。

 

では次に、肝心の”味わいの違い”について。

正直なところ、舌に残るかすかな酸味や苦味はどちらも変わらないように感じた。

だけど、普通のコーヒーの方が飲みごたえがあるというか、味が濃い気がする。同じ分量と同じ湯量なのにもかかわらず。

でもまあ、この2つを味だけで見分けようとしたらなかなか難しいかもしれない。

 

カフェインによる向精神作用についても同じ。

カフェインには眠気覚ましの効果や、気分をスッキリさせる効果があるとされているが、カフェイン入りのコーヒーを飲んだからといって精神に影響がある感じはしなかった。

どちらを飲んでも、興奮や覚醒作用はイマイチ感じない…。

もしかしたら、コーヒーの飲みすぎで何らかの”耐性”がついてしまっているのかもしれない。

カフェインの作用や離脱症状について

しかしながら、コーヒーやコーヒーに含まれるカフェインの精神への影響は、すぐには現れないのかもしれない。

そこでカフェインの依存性について検証するため、カフェインレスのネスカフェゴールドブレンドを数日間飲み続けてみた。

その間には、カフェインの入ったコーヒーやお茶などは飲んでいない。

 

依存性のあるお酒や煙草、麻薬などは、その摂取を突然止めると”離脱症状”と呼ばれる何らかの症状が現れる場合がある。

一説にはカフェインに依存性はないといわれているが、一方で依存性があるともいわれていて、そこら辺は明確になっていない。

とはいえ、カフェインの離脱症状には、頭痛、短気、集中欠如、疲労感、過眠、胃・上半身・関節の痛みなどがあるといわれているのだが…。

 

私自身には何の離脱症状も現れなかった。

 

「ああ、コーヒーが飲みたい!!」

という衝動も、カフェインレスコーヒーで問題なく満たされる。

カフェイン依存症というよりも、ただのコーヒー好きなだけのコーヒー依存症なのかもしれない。

結局のところコーヒーの飲み過ぎは危険なのか?

コーヒーに含まれるカフェインには神経系・循環器系の興奮作用がある。

そのため覚醒作用があり、頭がスッキリする。興奮作用もあるので、疲労感が減少する”錯覚”も得られる。

世界中でコーヒーについて疫学の観点からいろんな研究が行われているが、健康への悪影響はないという結果がでている。

カフェインには興奮作用があるものの、心筋梗塞、狭心症、脳卒中、不整脈、心不全などのリスクを上昇させるような要素はないし、むしろ健康に良いという研究結果が多数報告されている。

おすすめ記事:珈琲に健康長寿の効果があると大規模な調査で判明。効果的な飲み方とは?

 

ただしコーヒーが健康に良いといっても、普通に飲む程度の話。

コーヒーを飲みすぎるとカフェイン中毒になってしまう可能性もある。

 

カフェインは急に大量摂取すると、さまざまな弊害が現れる。

めまい、興奮、不安、震え、不眠、下痢、吐き気…そして最悪の場合死ぬ。

一般的な体重の人間にとって、カフェインの致死量は約11gといわれている。

インスタントコーヒーで作ったコーヒー250mlには、約108mgのカフェインが含まれている。

1杯250mlのコーヒーに換算すると、約102杯ということになる。

 

でもまあ、102杯もコーヒーを飲み続けるのは難しいし、数十杯は飲まないとめまいや吐き気などの症状も起こらないだろう。

普段の生活の中でコーヒーを楽しむ程度なら、理論上死ぬことはないし、重篤な健康被害も起こりえない。「妊婦はカフェイン摂りすぎちゃだめ!」なんて言われるけど、コーヒーに関する研究をみるかぎり、たとえ妊婦でも普通にコーヒーを楽しむ程度なら問題ない。

つまり、安心してコーヒーをがぶ飲みし続けていいってことになるだろう。

まとめ

今回のカフェインレス・コーヒーを飲み続ける実験によって、コーヒーに含まれるカフェインには依存性がないことが確認された。少なくとも私にとっては。

また、「コーヒーを飲みすぎると胃に悪い」とかいろいろと言われているけれど、私は何年も何年も毎日欠かさずにコーヒーを飲んでいるにもかかわらず、胃痛・胸焼けなどの症状は出ていない。いたって健康だ。

このことから、コーヒーを飲みすぎても何の悪影響もないことがわかる。もちろん個人個人で体質は変わるだろうし、少なくとも私にとってはの話だが。

 

最後にカフェインレス・インスタントコーヒーの味についてだが、これも普通に美味しいことがわかった。

ただし、カフェインレス・コーヒーは普通のコーヒーよりも割高なので、私はこれからもカフェインのたっぷり入ったコーヒーを飲み続けることになるだろう。

 

体質的にカフェインがダメという人でない限り、普通のカフェイン入りコーヒを飲みまくっても何の問題もないのではないだろうか!!

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