アメリカ政府は密かにUFOの研究をしている!!
…なんて話を聞いても、普通の人なら「アホか!」とか「んなわけあるか!」と思うだけだろう。
エリア51に墜落したUFOをアメリカ軍が回収して秘密裏に研究を続けているとか、目撃されるUFOはアメリカ軍の最新兵器だとか、UFOについての秘密情報を公開した人間のもとには政府の秘密組織の人間(メン・イン・ブラック)がやってくるとか…。
そんなオカルティックな話を真面目に信じているのは、一部のオカルトマニアだけかもしれない。
…しかし!!
なんと天下のアメリカ合衆国国防総省が、国を守るための専門の政府機関が、極秘裏にUFOの研究を行っていたことが判明したのだ!!
極秘に行われていたUFO研究プロジェクトの責任者ルイス・エリゾンド氏がCNNのニュースに登場し「エイリアンが存在する、きわめて説得力の高い証拠がある!!」と語った。
というわけで今回は、明らかにされた米国防総省のUFO研究プロジェクトについてお伝えしたい。
アメリカ国防総省が5年間UFOの研究をしていた!!
米国防総省が極秘のUFO研究プロジェクトを立ち上げ、兵士らが空中で遭遇した未確認現象について調査していたことが明らかになった。
米紙ニューヨーク・タイムズの16日の報道によると、UFO研究プロジェクトはネバダ州出身のハリー・リード元上院議員の要請で2007年に始動。これまでは完全に機密扱いとされていた。
参照元:米国防総省がUFO研究、兵士の遭遇体験など調査 米紙報道(CNN)
米国防総省のUFOプロジェクトは民主党のハリー・リード議員の要請で2007年に始まった。
実際に研究を行ったのは起業家ロバート・ビッグロウ氏が率いる航空宇宙研究の会社。(現在でもこの会社はNASAと協力して宇宙開発を手掛けている)
ビッグロウ氏はテレビに出演したことがあり、そこで「エイリアンが存在し、地球にも訪れていることを確信している!」と発言している。
なかなかにオカルティックな思考を持った人物のようだ。
UFOプロジェクトの研究対象は?
このUFO研究プロジェクトの研究対象は、「軍のパイロットが飛行中に遭遇した出来事を記録した音声や映像、未確認物体、およびそうした物体と物理的に遭遇したという人物の体験談」だという。
アメリカはこれらの事象について、国の危機管理のために研究するべき対象であると判断したことになる。
ということは、それらの画像や音声などの資料はある程度信ぴょう性があったのだろう。
有名なUFO遭遇事件のひとつに、2004年にサンディエゴの近くで海軍の戦闘機F/A-18Fが謎の飛行物体に取り囲まれたものがある。
研究対象には、その事件の動画も含まれていたという。
F/A-18Fによって撮影されたUFO画像
そんなUFO研究プロジェクトも、5年後の2012年に中止になってしまう。
つまり、たったの5年しかプロジェクトは存続できなかったのだ。
…しかし国防総省の資金拠出は終了したものの、現在でもプロジェクト自体は秘密裏に存続しているらしい。
当時、プロジェクトにかかわっていた職員も、他の職務をやりつつUFO研究を存続しているのだとか。
普段はただの国防総省の職員、しかし裏ではUFOやエイリアンを研究している…そんな人もいるのかもしれない!!
未確認な”何か”は今も空を飛んでいる
ビッグロウ氏はUFOと宇宙人を信じていたようだが、UFOは未確認飛行物体であり、必ずしも宇宙人の乗り物を表しているわけではない。
正体が不明な飛行物体は、すべてがUFOだ。
実際に空軍の戦闘機が謎の飛行物体に取り囲まれたり、アメリカの領空内で正体不明の何かが飛んでいたとしたら、その正体は国防のためにも明らかにしなければならないだろう。
「アメリカ国防総省が秘密裏にUFO研究プロジェクトを立ち上げていた」
この事実は、すなわち「アメリカはUFOとエイリアンの研究をしていたんだッ!!」とか「アメリカは宇宙人の技術を利用して兵器を作っているんだ!!」いうことにはならない。
ただ、アメリカで数多くの謎の飛行物体が、信頼のおける形で記録に残されていて、その正体が未だに謎のままであるというのは確かなのではないだろうか。
UFOはエイリアンの乗り物なのか?
あるいは未来人の乗ったタイムマシンなのか?
それともただの見間違い?
米国防総省のUFO研究でも、その真相まではわかっていない。
…UFOの正体がアメリカ政府から正式に発表されるには、まだまだ時間がかかりそうだ。