危機対策

3月5日地球に小惑星接近!月よりも近くを通る隕石の衝突でまさかの人類滅亡なのか?

2016年2月11日

2016年3月5日地球のすぐ近くを、小惑星「2013 TX68」が通過するというのを知っているだろうか?

地球とどれくらい接近するのか、正確にはわからない。だけど、最短距離を通過する場合は、月よりも近くをかすめる。

はたして地球に衝突する可能性は?地球は安全なのだろうか?

小惑星2013TX68が地球に接近!

NASAの発表によると、2016年3月5日に地球に小惑星が接近、通過するという。

その小惑星の名前は「2013TX68」と呼ばれている。

問題はその小惑星が地球に接近する距離にある。

最も近くをかすめる場合、地球から17,000キロメートルのところを通る。

最も遠くを通る場合は、地球から1400万キロメートルのところを通る。

今のところ、どれくらい地球に接近するかは不明だが、もし最も接近する17,000キロメートルだった場合、月よりも全然近い距離をかすめることになる。

地球と月の距離が384,400キロメートル。それを考えると、17,000キロメートルが、どれほど近距離かわかるだろう。

何らかのズレが生じて、この小惑星が地球に衝突!なんてことも十分に考えられるのではないだろうか。

出展:Small Asteroid to Pass Close to Earth March 5(NASA)

もし小惑星が衝突したら人類は滅亡するのか?

万が一、この小惑星2013TX68が地球に衝突したとしたら、地球は、そして人類はどうなるのだろうか?

 

小惑星衝突で思い出されるのが、ロシアに落下して多数の被害がでたチェリャビンスク隕石だ。

2013年2月15日、小惑星がロシアのチェリャビンスクに落下し、甚大な被害をもたらした。

その衝撃波でたくさんの建物がガラスが割れるなどの被害に合い、怪我人もたくさんでた。小惑星衝突による被害総額は、日本円で30億円にも及んだという。

その小惑星の直径は17メートル。

対して、3月に地球に接近する2013TX68の大きさは、直径約30メートルと推定されている。

もし仮に地球に衝突したとしたらどうなるのだろうか?

チェリャビンスク隕石に比べて約2倍の質量を持っているものの、その被害は単純に2倍とはいかないだろう。大気圏への侵入角度にもよるが衝撃のパワーは数倍~数十倍になるのではないだろうか?

もし仮に、大都市に落下したとしたら、その被害総額は天文学的になるかもしれない。

 

だた、直径30メートルの隕石が衝突したくらいでは人類は滅亡しないであろう。

…多分。

もっとヤバい2017年9月!

2013TX68は2016年3月5日に地球をかすめた後、2017年に再び地球に再接近する。

NASAの試算によると、2016年に地球に衝突する恐れはないが、2017年は違う!

2017年9月に地球に接近する2013TX68は2億5000万分の1の確率で地球に衝突するというのだ!!

2億5000万分の1!!

低い確率なのか、高い確率なのか…ともあれ衝突の可能性はゼロではない。

 

小惑星衝突に備えて…我々は何をすればいいのか?自宅に隕石が落下して来たら、ひとたまりもないだろう。

つい先日もインドで、”史上初の隕石落下死亡事故”が発生したばかり。天文学的な確率で頭の上にプチメテオ。どれだけ運が悪いのか。

しかしこれは地球にも言える。隕石衝突の可能性はゼロじゃない!!

 

…だけど、とくに隕石対策のしようもないので、「どうせ地球が壊れるわけじゃないさ…」とのんびり構えているしかないのかもしれない。

NASAが地球防衛軍を新設!実は地球に小惑星が衝突する事実が隠蔽されているのかッ!?

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