いまから100年以上前の19世紀末。
生理学者のシャルル・エドゥアール・ブラウン・セカールが驚くべき人体実験を行った。
なんと、犬の睾丸(精巣)からエキスを抽出し、それを人間に注射してその変化を確認するという恐るべき実験だ!!
この非人道的な実験の実験台となったのはシャルル・エドゥアール・ブラウン・セカール博士自身。
犬の睾丸をすりつぶして抽出した液体を注射器から体内に…プスリ!!
博士はこの注射をなんと10回ほど行ったという。
すると…
なんと、当時72歳の老人だった博士は、心身ともにみるみると活力を取り戻したという。
これは男性ホルモンのテストステロンを補充したためなのだろう。
博士は老化の原因が生殖腺の機能低下にあるとし、それを証明するためにこんな実験を行った。
この実験が、のちに男性ホルモンのテストステロンや、女性ホルモンのエストロゲンの発見につながったとか。
現代ならば、とりあえずマウスで実験となるところ。
なんちゅうか、昔の科学者ってスゴイ根性と知的好奇心を持ってますよね(^^;