友達というのは適度な運動と同じくらい、健康に好影響を与えるといわれている。
逆に孤独な人は病気リスクが高まり、寿命も短い傾向があることがわかっている。
幸福や健康にとても大切な”友達”の存在。だけど友達がいなかったり、少なかったり、歳を重ねるごとに減ってきたり…そんな悩みを抱えている人も多いだろう。
残念ながら、友達ってのはある年齢に達すると、それ以降は減っていくものらしい。
気の合う友達とは、どーすれば出会うことができるのだろうか?
友達の数は25歳まで増え続け、それをピークに減少を続けるという研究結果が!!
電話で連絡を取り合う友人や知人の数は25歳でピークに達し、以後は急速に減少する――。そんな調査結果をフィンランドのアールト大学と英オックスフォード大学の研究チームがまとめ、このほど学術誌に発表した。
参照元:友人の数、25歳をピークに減少 社交関係に変化(CNN)
フィンランドのアールト大学と英オックスフォード大学の共同研究によると、友人というのは25歳まで増え続け、それ以降は減り続ける傾向があるという。
その大きな理由は、25歳以上になると自分にとってメリットのある友人との関係は続けようと努力するのに対して、友人としての価値が低いと判断した場合は疎遠になるからだという。
大人になるって悲しいことだね…。
研究によると、25歳を過ぎた後の友人の減少スピードは女性のほうが早いという。かとって男性のほうが友人関係が続くってわけでもない。男性の場合は、39歳以降に友人の減少が加速するというのだ。
女性の場合は結婚すると幅広い友人関係を続ける必要性が薄れ、大切な友人のみの交流になる傾向が強くなる。結婚すると友人との関係が薄れるのは、男性にも言えるだろう。
ともあれ、大人になると無邪気に遊んでいた子どものころとは違って、友人関係にもいろんな”しがらみ”が出てくるってわけだ。
大人のための友達の作り方
大人になるとなかなか友達をつくるのが難しくなってくるもの。
習い事をしたり、サークルに参加したり、そういった出会いの場に足を運んでも、なかなか友人を見つけるのは難しい。
どうすれば良い友人を見つけられるのだろうか?
…という考え方がすでに間違っているかもしれない。
「よい友人を得るには、まず自分自身が良き友人にならなければならない」といわれているのだ。
「友人を探す→やったぜ、見つけた!!」
ではなく
「自分自身が良い友人的な好人物になる→友人が勝手にできた!!」
という順番ってわけだ。
思い起こせば、たくさんの友人に囲まれていたアイツは、嫉妬するぐらいイイ奴だった…なんてことはよくあるだろう。
友人を探すのではなく、まず自分自身が”誰かにとっての良い友人になりえる人物”になることが先。そうしないと、友人を見つけても上辺だけの関係で終わってしまう。
もし自分が良い友人になれば、自然と良い友人に巡り合えるはずだ。
…なかなか難しいことではあるが。
そこで、人に好かれる人物になるためのヒントを紹介しよう。
デール・カーネギーの教えてくれる「人に好かれる6原則」
自己啓発の原点であり、業界の超大御所であるデール・カーネギーの名著「人を動かす」の中から「人に好かれる6原則」を紹介しよう。
- 誠実な関心を寄せる
- 笑顔を忘れないで接する
- 名前を覚える。名前はその人にとって、最も大切な響きを持つ言葉。
- 聞き手にまわる
- 関心のありかを見抜いて話題にする
- 心からほめる
その詳細を知りたければ「人を動かす」を読んでほしいが、この6つの原則を確認するだけでもとても参考になる。
これらの原則は、自分自身が誰かにとっての”良き友人”であるために必要なことであるともいえるだろう。
誠実さ、笑顔、相手への関心…それらを自然にできる自分になることがもっとも大切なのだ。
25歳以降も友人を増やすために
悲しいことに、25歳以降になると友人は減り続ける。その原因は、人間関係をメリット・デメリットで捉えがちになってしまうから。
若い頃は同じクラスってだけで親友になれるけど、大人になってからはそうはいかないのだ。
25歳以降も友人を増やし続けるには、サークルや習い事を始めたり、SNSを頑張ってやることよりも、自分自身の内面を磨くことの方が大事。
優しくて信頼できる友人がいないとするなら、まだそこまで自分自身が成長していないのかもしれない。
…ちなみに人見知りで根暗な私の友人数は一桁だッ!!