殴られたくないヤツはボクシングをしない
意味①
豊かな人生を過ごすために最も重要なもののひとつが「リスクを理解する能力」だ。
リスクとは危険に対して使われる言葉ではなく、”可能性”についての言葉。
リスクとはある行為に対して「得られるもの」と「失うもの」の確率を予測する能力のことを指す。
例えばボクシングであれば、殴られる可能性が高いし、勝つにはハードなトレーニングをしなければならない。厳しい減量に苦しむ可能性もある。
得られるのはファイトマネーや名声、達成感など。
それらの可能性を理解し、そこで「得られるの」の方が大きいと判断すれば、それをやればいい。
絶対に殴られたくない人は、そこで得られるものがなんであれ、目的達成の手段にボクシングを選ぶべきではないだろう。
一般人的な日本人であれば拳銃に撃たれて死ぬ可能性はほぼゼロだ。
しかしヤクザになったり、銃社会のアメリカに移住したとすれば、その可能性は0.01%くらいは上がるだろう。
もちろんそのリスクの対価として得るものもある。
普通に生活していたら、高いところから落ちて死ぬ可能性はほぼゼロだ。
しかしとび職になったり、高所作業の仕事をすれば、転落死の可能性は0.01%くらいは上がるだろう。
そして企業はリスクに対しての対価を賃金として支払っている。
いまあなたがいる状況は、あなたの深層心理が無意識にリスクを判断した結果ともいえる。
本当は殴られたくないのにボクシングをしている人もいるかもしれない。
もしその状況に不満なら、リスクへの理解を正す必要があるだろう。
わたしたちがより豊かに生きるには、
リスクをとってチャレンジしろ!
リスクを避けて安全に行け!
ではなく、リスクを正しく理解すして行動するべきなのだ。