雑学

じゃんけんで勝つ確率を上げる2つの心理的な作戦!!

2016年4月2日

例えば友達や恋人と遊びに行く場所、或いは会社の経営方針で意見が分かれた場合、どうすればいいのか?

たとえ意見を戦わせ長時間議論したとしても、最適な回答にたどり着くとは限らない。集団の意思決定は常に間違うからだ。

では、最もスピーディーで遺恨の残らない意思決定の方法とは?

いわずもがな、お互いの意見を賭けたジャンケンだ。

ジャンケンの必勝法を身に着け、素晴らしい人生を送るための方法をお教えしよう。

ジャンケンの勝率を上げる方法

「ジャンケンなんてただの確率だろ?」

そう思っていたら大間違いだ。

何千回、何万回とジャンケンをした場合、グー・チョキ・パーの分布は綺麗に3分の1にはならない。

ある研究によるとグーは35%、パーは33.3%、チョキは31.7%になったという。

純粋に手の出しやすさの順番だ。グーが一番出しやすく、チョキが一番作りずらい手の形だ。

この結果から考えても、人間の思考には偏りがあるし、グーチョキパーの選択には心理状態も影響を与える。

だとしたら、ジャンケンで勝率を上げる方法があったとしても不思議ではないだろう。

感情を揺さぶって勝つ

先ほども言ったように。じゃんけんのグー・チョキ・パーには出しやすさに”差”がある。

一番出しやすいのは握るだけの”グー”。

逆に一番出しにくいのは複雑な”チョキ”だ。

人は焦っているとや心に余裕がない時には複雑な動作をすることが出来ない。そんな時にはグーを出しやすいだろう。

また、相手がすごく怒っている時もグーを出しやすくなる。怒りは頭の回転を遅くするからだ。

初対面の人とジャンケンをする場合も、緊張でグーの確率が上がるだろう。

 

冷静に「次はなにでくるのか?」と考えた末に出す答えはチョキが多くなるはずだ。考えた末の回答では、無意識にシンプルなグーを避ける心理が働く。

普通にジャンケンしていても、頭のいい人、冷静な人は、チョキを出す可能性が高いかもしれない。

 

では具体的にジャンケンで勝つ作戦を考えてみよう。

作戦①焦らせる

「じゃ~んけぇ~んぽんっ!」とのんびり掛け声をだすよりも「じゃんけんぽん!!!」と早口で言う。すると相手は焦ってしまい、グーやパーを出す確率が上がる。ここでチョキを出してくるようなら、相手は相当の手練れだろう。

作戦②怒らせる

怒らせると筋肉が収縮し、無意識にこぶしをグッと握り込んでしまう。頭の回転も遅くなる。開放的なパーや知的なチョキよりも、好戦的なグーを出す確率が格段にアップするだろう。

怒らせる方法は簡単。つまり名前を間違えることだ。

例えば相手の名前が”ダービー”だったとしよう。

 

「それじゃあしょうがない。ジャンケンで決めようじゃないか!”バービー”くん」

「私の名前はダービーだ。二度と間違えるな!」

 

相手は怒り心頭。次のジャンケンでグーを出す確率も高くなるはずだ。

作戦③あえて考えさせる

ジャンケンの前にこう言ってみる。

「宣言しよう…わたしは”グー”を出す」

「!!?」

突然のグー宣言。相手は戸惑い考える。

(グーを出すならパーで勝てる?でも、その裏をかいてチョキを出してくるかも…いやまてよ?)

とまあ、いろいろと予測するわけだが、そんな裏の読み合いはまったくの無意味。相手が何を出すかなんて、考えたってわからない。

問題は相手が考えることそのものにある。グーを出す宣言によって、相手は強制的に「考えて次の手を選択する」という状況に陥ってしまうのだ。

その結果出される手はチョキである確率が高い。じっくりと考えた挙句に、その答えがシンプルがグーである確率は少しだけ低いはずだ。

ジャンケンで勝ち続けるための作戦

次に連続したジャンケンで勝率を上げる方法。

イギリスのサセックス大学とカナダのライアソン大学が共同で行った実験によると、人間がジャンケンで出す手にはある偏りがあるという。

ジャンケンで一度勝った場合、次の手も勝ったものと同じ手を出す確率が上がる。例えばチョキで勝ったら、次もチョキを出してしまう傾向があるのだ。

ジャンケンで一度負けた場合は、次の手は負けた手とは違うものを出す。つまりチョキで負けた場合、グーかパーを選んでしまう傾向があるのだ。しかも次の勝負は”勝てたかもしれない手”を無意識に選ぶ。例えばチョキで負けた場合、パーを出していれば勝てた。つまり、次の手はパーの確率が飛躍的に上がるという事だ。

 

この作戦は連続した勝負の時に効果を発揮する。

ジャンケンをする前に「3回勝負で決めよう!」という一言。

相手は自分が危険な罠にハマりつつあることに気づきすらしないだろう。

ジャンケンまとめ

さらにアドバイスするなら、「最初はグー」という掛け声が使わないでジャンケンをする。普通にジャンケンすると、統計的に初手はグーの確率が最も高い。「最初はグー」という掛け声は、その”偏り”をなくしてしまうだろう。

また「ジャンケンポン!」という掛け声は自分が言う。この掛け声の大きさやスピードで、相手の心理状態を変化させることが出来るだろう。

そうすることで、ジャンケンというフィールドを自分の支配下における。状況を支配することは、あらゆる勝負事で最も重要なファクターだ。

 

その上で、初戦は感情を揺さぶって、そのスキをついて勝つ。

その次は、相手の出した手に沿って心理的に出やすいものを考えて勝つ。

こうすれば、あなたはジャンケンで連戦連勝。思いのままの人生を送ることができることだろう!!

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