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ニュースになった怪奇現象!人身事故で電車と接触した人が消え失せる謎の事件、その4つの可能性とは?

2016年1月13日

「線路の中に人が侵入しているッ!!」

電車の運転手が驚いて緊急停止!その後に線路を調べるも、そこには誰もいない…。

確かにいたし、運転手以外にも目撃者はいる。あの謎の人物はどこに消えたのか?

 

そんな奇妙な現象が頻発している。実際に電車は止まっているわけで、それは新聞などでも報道されているのだ。

今回はその報道内容と、その原因を探ってみたい。

実際に報道された謎の現象

電車や線路にまつわる謎の現象、まずはその4つの報道の内容を紹介しよう。

16日午後4時20分ごろ、大阪府泉大津市の南海本線泉大津駅に進入した関西空港発難波行きの空港急行電車の運転士が、線路上でしゃがんでいる女性を発見し、急ブレーキをかけた。大阪府警泉大津署によると、車掌が降りて確認したところ、車体に接触したような形跡はなく、女性は「飛び降りたんや」とだけ言い残し、ホームによじ登って走り去った。

同署は女性が電車との接触をどのように避けたのかは不明と説明。一方、南海によると、車掌は電車停止後、女性が車体の下からはい出てきたと説明しているという。

その場に居合わせた人が撮影したとみられる停止後の電車の写真がインターネット上に掲載。「人身事故なのに死傷者がいない」として「人が消えた」と騒ぎになった。

同署は列車往来危険の疑いがあるとして、駅の防犯ビデオを調べるなどして女性の行方を捜している。

参照元:2014.11.16 産経WEST ネット騒然「電車の人身事故で人が消えた!?」 その真相は…

「飛び降りたんや」といい残し消えた謎の女性。

線路上に居たとしたら、電車が駅に来る前に騒ぎになるはずだ。それに急ブレーキ後に車両の下から這い出てきたと車掌は証言しているが、自殺が失敗したとも思えない。

この事件は発生当時、多数の人間が「人身事故なのに死体が消えた!!」とツイッターに画像をアップして話題になった。しかし誰一人として、電車が来る前に線路にしゃがみこんでいたという女性を撮影した人間はいない。

消えた女性は本当に人間だったのだろうか…。

2010年8月1日午前10時50分ごろ、JR北陸線の野々市駅で、名古屋発富山行きの特急しらさぎ1号の運転手が、ホームから線路へ男性が飛び出すのを目撃。衝突も感じたため列車を停止させた。JR西日本金沢支社によると、この影響で運休や遅れが発生し、夏休みの旅行客ら6,000人の足が乱れた。同支社によると、ぶつかったと思われる男性は、県警や消防と共に探したが見つからなかったという。

2010年8月2日付け 朝日新聞より参照

ホームから線路へ飛び出す男性を目撃すると共に、激突の衝撃まで感じたと運転手は証言している。

衝撃まで感じるなんて、見間違いや幻覚で片づけられるのだろうか?

2007年12月13日午後7時25分ごろ、JR東北線を走っていた名古屋発札幌行きの貨物列車が、東青森-青森駅間の青森市奥野村付近で緊急停車。運転士からJRを通じて警察などに「線路におばあさんがしゃがんでおり、人身事故を起こした」と連絡があった。ところが、駆け付けた警察官や消防隊員、駅員ら約30人が懸命に周囲を探しても「おばあさん」は発見できなかった。列車にも人がぶつかった後がなく、列車は約1時間半後に運転を再開した。運転士は「確かに人がいた」と話しているという。

2010年 12月15日付け 朝日新聞より参照

運転手が線路上におばあちゃんを目撃!緊急停車後に探しても誰もそのおばあさんを発見できない…。

目撃しているのが運転手だけ、衝突の後もない、このことからこのお婆ちゃんは見間違いや幻覚の類である可能性が高い。しかし「確かに人がいた」と語る運転手の言葉が本当だとしたら?

2015年6月2日、午後8時18分ごろ、JR茅ケ崎駅の線路上で子どもが1人で遊んでいる様子を、電車の運転士とホームにいた乗客が目撃した。電車は急停止し、運転士や駅員が探したものの、結局見つからなかった。また、監視カメラにも子どもの姿は映っていなかったという。この騒動で、東海道線、相模線に遅れが発生した。ネット上では2年前の同日、茅ケ崎駅で亡くなった子どもの霊ではないかといううわさも広まっている。

この事件もテレビ番組で取り上げられたり、ネットで話題になったりしていて聞いたことがある人もいるかもしれない。

この事件の特徴は複数の目撃者がいるというところ。しかも「同じ場所でかつてこどもが亡くなっていた」なんて取って付けたような怪談までセットになっている。

線路上にこどもがひとり、そんな状況も不自然極まりない。こどもの幽霊が現れたのだろうか?

おすすめ記事:新御徒町駅でこどもの幽霊が出現して列車が遅延!その驚きの真相は??

線路上に現れた謎の人影の謎とは?

これらの謎の目撃証言の原因とは何だろうか?

4つの可能性を考えてみた。

①実際に人がいた

②偽性幻覚

③低周波

④幽霊

ではそれぞれを説明しよう。

実際に人がいた

「飛び降りたんや」といい残し去って行った女性、線路上にうずくまっていたおばあさん。ひょっとしたら、実際にいたのかもしれない。女性はただ酔っぱらっていて、偶然にも九死に一生を得ただけかもしれないし、おばあさんは近所の農家の方でちょっとした近道をしようとしただけかもしれない。

その他の事例でも、何らかの理由でそこに本当に人がいて、その後姿を消した可能性もゼロではないだろう。

偽性幻覚

長い時間、高速道路で自動車の運転をしたときに、人は幻覚を見やすい精神状態になる。これを偽性幻覚と呼ぶ。

偽性幻覚が発生する理由は、単調な景色と単調な動作の繰り返しによる”感覚への刺激の減少”にある。見るもの、聞くもの、することが単調すぎて、脳の覚醒レベルが下がり、起きているつもりだけど脳だけ寝ているような状態になってしまう事があるのだ。この状態だととても幻覚がみやすくなる。

長期間にわたって単調な刺激しか受けない電車の運転手さんが、偽性幻覚によって線路上に幻覚を見てしまった可能性もゼロではないだろう。

低周波

19hz以下の低周波は、人間を幻覚を見やすい状態にする効果があるという。

詳しくはこちらの記事で→心霊スポットに存在する奇妙な共通点!霊現象は科学的に解明できるのか?

この19hz以下の低周波であるが、一説には電車の「ゴーーッ!!」という走行音に多く含まれていると言われているのだ。その為、駅のホームや線路付近の住宅では幻覚を見やすい状況になるという。

この低周波であれば、複数の目撃者がいたということにも説明が付く。線路上の謎の人物の原因が、低周波によって引き起こされた幻覚という可能性もゼロではないだろう。

幽霊

これらの謎の現象が発生した場所を調べると、その全てで過去何らかの死亡事故が発生していた…なんてこともありえる。

やっぱり幽霊!!

かつて死んだ人間の幽霊が現われたという可能性もゼロではないだろう。

 

線路上の謎の人物の目撃者は複数いる場合もあるし、実際に新聞で報道されている事例もある。それに鉄道会社は電車の緊急停止で、実際に損害を受けている。

これらの奇妙な事件の真相とは何なのだろうか?真相は闇の中だが、ひょっとしたらここに挙げた4つの可能性のひとつが当てはまるのかもしれない。

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