ニッポンのぞき見太郎「睡眠の新常識!コーヒーで快眠」という番組が放送され、さまざまな睡眠の新常識が紹介された。
- 安眠できる寝間着とは?
- 安眠できる寝るときの姿勢は?
- 夜眠れない時にはどうすればいい?
- 安眠できる寝室の照明は?
- 安眠できるシーツの色は?
- 安眠できるシーツ洗濯の頻度は?
この番組では、睡眠に関するこれらの疑問に取り上げて専門家の意見を紹介。その内容を簡潔にまとめてみた。
安眠できる寝るときの服装は?
まずは全国15,000人の老若男女を対象としたアンケート調査の結果を見てみよう。
- パジャマ 46%
- Tシャツ短パン 12%
- スウェット 39%
- 裸 1%
最も多いのはやはりパジャマ、しかし医学的には「裸」が一番安眠できるという。
良い睡眠をとるには「深部体温」を低下させるのが一番大事。そのためには、ゆっくりとお風呂に入った後に、裸でヒンヤリした布団に入るのが一番。
裸であれば寝間着の締め付けもなく、精神的ストレスの軽減にもなる。
靴下も履いたままだと、身体を冷やすのを妨げるため、睡眠が浅くなる可能性がある。(冷え性の場合は温めた方が良い場合もある)
裸は嫌だ~という人は、通気性の良いパジャマでも良いとのこと。
睡眠中にはたくさん汗をかく。たしか一晩でコップ1杯分くらいの汗をかいたような気がする。個人的には、もし毎日掛け布団とシーツを交換しないのなら、やっぱり通気性が良く汗を吸収してくれるパジャマが一番よいのではないだろうか…。
安眠できる寝るときの姿勢は?
- 仰向け 50%
- 横向き 45%
- うつ伏せ 5%
アンケート結果では仰向けが一番多い。しかし医学的に一番安眠できるのは、横向き姿勢での睡眠だという。
仰向けに寝るといびきや呼吸停止の原因になる事があるためだ。横向きは気道が広がり、呼吸がしやすくなる。いびきも気道が確保されているので、減るか音量が小さくなる。
特に太っている人や小顔の人は、仰向け睡眠時に気道が狭まっている可能性が高いので横向き寝がオススメだ。
自然に横向き寝をするには、専用の安眠枕を使うのが良いだろう。
眠れない夜に安眠するには?
- スマホをみる 32%
- 横になったままなにもしない 29%
- 本を読む 12%
- お酒を飲む 5%
1番多いのがスマホだ。ついつい布団に入ってからもスマホをいじってしまう人も多いだろうが、これが安眠の妨げになる。スマホをみると画面からのブルーライトがメラトニンを減少させて、むしろ目が覚めてしまうのだ。
横になったままなにもしないのも悪くないが、中には「布団は眠れない場所」と思い込み、不眠の原因になってしまう場合もある。
本を読むのも、内容によっては脳が活性化して眠れなくなる可能性がある。(退屈な哲学書や経済学なら効果バツグンだろうが…)
お酒もNG。少量なら寝つきを良くする可能性もあるが、基本的にアルコールで脳が活性化して眠りが浅くなる。
意外にも、睡眠の質を高めるにはコーヒーが効果的だという。
コーヒーといえば、カフェインで目が覚めるイメージがある。「コーヒーでなんで安眠できるの?」と疑問に思うだろう。
実はコーヒーを飲んではダメ。コーヒーの香り”だけ”を嗅ぐことで、脳からアルファ波が発生して、これが深い睡眠に繋がるという。
飲んでしまうとカフェインで目が覚めるので、飲まずに香りを楽しむのがポイント!
夜に淹れたコーヒーは、翌朝のモーニングコーヒーにすれば一石二鳥ってわけだ。
寝るときの照明はなにがいい?
- 真っ暗 66%
- 豆電球 29%
- 間接照明 4%
- 点けたまま 1%
アンケート結果では真っ暗が一番多かったが、専門家が勧めるのも同様に真っ暗。脳波的に見ると、人間は夜中に何度か目が覚めている。その時に部屋の明かりがついていると、覚醒の時間が長くなり睡眠の質が落ちるというのだ。
「明かりがないと眠れないよ~」という人は、フットライトか間接照明がオススメ。
おすすめ記事:熟睡するには真っ暗闇と豆電球のどちらがいいのか?睡眠の質を上げる照明の3つの条件。
安眠できるシーツの色は?
- 白色 33%
- 青色 18%
- ピンク 15%
- 茶色 14%
- グレー 5%
- 緑色 4%
シーツの色で一番多いのは白色。シーツの色まで睡眠に関係あるのかい!と驚くが、どうやら安眠できるシーツの色があるらしい。
それは青色のシーツ。
青色は体感温度を下げたり、リラックス効果がある。これが安眠に繋がる。青色の中でも濃い青よりも、ライトブルーがオススメだ。
最も使われている白は光の色なので、無意識にプレッシャーや緊張感を感じてしまう可能性がある。特に「真っ白」のシーツは避けた方がよいという。クリーム色などの真っ白ではない色であれば問題ないであろう。
安眠のためのシーツ洗濯の頻度は?
- 月1回 38%
- 週1回 35%
- 数か月に1回 23%
- 洗濯しない 3%
- 毎日 1%
シーツ洗濯の頻度で最も多いのが月に1回選択するという回答。
しかし安眠の為にオススメは週1回の洗濯。
シーツや枕カバーを洗っていないと、人間の身体から分泌される”汗”や”皮脂”や”垢”などがカビ繁殖の原因になってしまう。
寝具に発生したカビは呼吸器系のアレルギーを引き起こす原因にもなるのだ。
週に1回程度選択していれば、カビ繁殖の効果的な予防になるだろう。
まとめ
では、ぐっすりと眠れる方法をまとめてみよう。
真っ暗な寝室。ベッドには週に1度は洗濯している、清潔なライトブルーのシーツ。ベッドサイドの小さなテーブルには、1杯の淹れたてコーヒーが芳醇な香りを放っている。
そこに真っ裸で飛び込む!横向きで眠れば朝までグッスリだ…多分。
睡眠で悩んでいるなら、勇気をもって一度裸族になってみてはいかがだろうか?