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熟睡するには真っ暗闇と豆電球のどちらがいいのか?睡眠の質を上げる照明の3つの条件。

2020年10月28日

「たっぷり寝たのになんか疲れが取れないなぁ~」

それって、眠っている時の環境のせいかもしれない。

 

眠るときに真っ暗にしないとダメという人がいる。

逆に少しだけ光があった方が良いという人もいる。

真っ暗にした方が熟睡できるという話を聞いたことがあるし、逆に真っ暗にすると熟睡できないといった話も聞いたことがある。

 

結局のところ、質の良い睡眠をとるためにはどちらが正しいのだろうか?

その”明確な答え”を紹介しよう。

熟睡するには真っ暗闇がいいよ説

熟睡するには昼に活動して夜に眠るといった睡眠のサイクルを整えることが必要。

それには暗闇が不可欠となってくる。

 

日中に太陽の光を浴びる。

そして寝るときはしっかりと暗闇の中で。

 

目が光を感知すると脳内でコルチゾールというホルモンが分泌されるのだ。

これが覚醒を促し、睡眠のサイクルへの悪影響となる。

逆に暗闇だと睡眠を促すホルモン「メラトニン」が分泌される。

これらのホルモンの働きを正常にし、健康的な睡眠サイクルを構築するには、就寝時の暗闇が必要というわけだ。

 

ただし真っ暗闇で寝たとしても、その前に携帯なんかをいじっていたら効果は半減。

睡眠のサイクルを乱す要因の一つにパソコンや携帯の光がある。

画面からの強い光がメラトニンの分泌を抑えて熟睡できなくなってしまう可能性があるので気を付けてほしい。

ちょっとした光でもコルチゾールが分泌されて、睡眠の妨げとなってしまう。

 

つまり人間は光を感じると目覚めの方向にうごきだす。

だから真っ暗が熟睡につながるってわけ。

豆電球くらいちょっと薄暗い方が熟睡できる説

太古の昔、人は夜は焚き火をして外敵から身を守ってきた。

また夜には月の光が人々を照らしていた。

星の光すら届かない都会に住んでいると中々気づかないかもしれないが、月の光というのは相当に明るい。

 

つまり人間にとって「一切の光が届かない真っ暗闇」という状況は不自然であるということ。

 

真っ暗闇だと無意識のうちに脳が緊張してしまう。

真っ暗闇にして寝ようとした途端に、脳が変に活動を開始して妄想的ストーリーが始まったり、ネガティブな思いに囚われたりしたことはないだろうか?

そんな脳の活動も不自然な真っ暗闇に脳が緊張して引き起こされたのかもしれない。

月の光の届かない寝室で熟睡するには、少しだけ光があった方が良いのだ。

就寝時の光量の結論

熟睡するには真っ暗闇がいいよ説。

豆電球くらいちょっと薄暗い方が熟睡できる説。

この2つのどちらが間違いなのだろうか?

 

明るいと睡眠を妨げてしまうけど、真っ暗だと緊張してしまう。

では、睡眠を妨げないくらいの光がベストということになる。

 

ルクスとは国際的に使われる照度の単位。

わかりやすく、「月の光」と「豆電球」のルクスを比較してみよう。

月の光はどの程度明るいのかというと…

だいたい0.2~1.0ルクスくらいといわれている。

 

では、照明器具の豆電球の光はどれくらいなのか?

これが以外にも月の光よりかなり明るい、9.0ルクスくらいと言われている。

 

アメリカの科学誌で「3.0ルクスと9.0ルクスで肥満リスクが1.9倍違う」という研究結果が発表されたことがあった。

また10ルクス以上の光の中だと、熟睡に必要なホルモンであるメラトニンの分泌が阻害されるという。

この結果と、ごく自然な月の光の輝きを考慮すると…

 

真っ暗闇ではなく0.2~3.0ルクスくらいの光の中で就寝するのがベストなのではないだろうか。

 

つまり豆電球では明るすぎるという事になる。

また天井にある照明からの光は就寝時にダイレクトに目に入るため、これが熟睡に必要なホルモンであるセロトニンの分泌を阻害するだろう。

ベストなのは豆電球を消して、足元に3.0ルクス以内の光を演出できる間接照明を置くこと。さらに、照明の色はオレンジがベスト。

これならば深い睡眠が得られるのではないだろうか。

熟睡するための照明の3つの条件

健康な人間ならある程度明るくても、真っ暗でも,、どちらだって熟睡できる。だからそんなに気にする事はないだろう。

だけど、少しでも睡眠の質をあげたいなら寝具と共に照明にもこだわりたい。

 

両方の意見をまとめてみると、どうやら真っ暗でも豆電球の明かりでもダメなようだ。

豆電球よりも暗い0.2~3.0ルクスくらいがベスト。

それでいて、目に直接光が当たらない間接照明

しかも光の色はオレンジが最適。

そんな暖かい光の照明を寝床の足元付近に置いておいたら、メラトニンもしっかりと分泌されて今までよりも熟睡できるかもしれない。

熟睡するための照明の3つの条件

  • 0.2~3.0ルクスくらい
  • 間接照明
  • オレンジ色の光

そこでそんな照明があるか探してみた。

①リーズナブルでありながら省電力

②明るすぎない間接照明

③寝具の足元におけるコンパクトな大きさ

以上の条件を満たした商品は「キャンドルライト」ではないだろうか!?

 

しかも最近のキャンドルライトは炎の揺らぎを再現できるという。

正に原始時代のあの頃、焚火のそばで寝ていた本能によって、ごく自然に安心感を得ることが出来るのではないか。

バッチリと熟睡できること請け合い。

 

最近のキャンドルライトはLEDなので長時間使えて省電力。

誤って倒しても火事の危険なし。自動消灯タイマー有。炎のように揺れる光機能付き。

色は複数選べて、もちろんオレンジにも出来る。

しかも3,000円以内。

実によく寝れそうだね。

 

就寝時は足元にキャンドルライトという新提案。

熟睡するために、上記の3つの条件を参考に、自分に合ったキャンドルライトを見つけるのも面白いのではないだろうか。

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