健康とダイエット

ラクトフェリンがもつ9つの効能と摂取方法。抵抗力・免疫力向上からダイエットまで多岐にわたる効果とは!?

2015年7月30日

ラクトフェリンは、母乳に多く含まれるといわれているたんぱく質のひとつ。

このラクトフェリンは超強力な健康効果があって、無防備な生まれたばかりの赤ちゃんを守ってくれる。

その効能は数えたらきりがないほど。ウィルス抵抗力UP!免疫機能UP!骨の強さUP!腸内環境UP!と多岐にわたる。そんなラクトフェリンは生まれたばかりの赤ちゃんだけではなく、大人になってからも摂取し続けることで健康な身体を維持できるのだ。

今回はラクトフェリンの8つの効能について調べてみた。

ラクトフェリンでウイルス対策

ラクトフェリンは様々なウィルス対策に効果を発揮する。ウィルス感染の予防、そして発症していたとしてもその症状を緩和する。

ラクトフェリンが効果を発揮するウィルスを紹介しよう。

  • C型肝炎ウイルス
  • B型肝炎ウイルス
  • ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
  • 単純ヘルペスウイルス(HSV)
  • ヒトサイトメガロウイルス
  • ヒトT細胞白血病ウイルス
  • ピロリ菌
  • ノロウイルス
  • ロタウイルス

ラクトフェリンを日常的に摂取していれば、食中毒や風邪、インフルエンザ、エイズの予防に効果があるのだ。しかも発症していたらしていたで、ウィルスの活動を阻害する働きを持つ。正に死角なし。

ラクトフェリンは活性酸素を減らす

活性酸素は老化やガンの発生を促進する。そんな活性酸素の中でも酸化力の強いのがヒドロキシラジカル。

ラクトフェリンを摂取すると、体内のヒドロキシラジカル生成が減少する。結果的に肉体の酸化が防がれ、老化防止に一役買うだろう。

ラクトフェリンは免疫機能を強化する

ラクトフェリンは体内の免疫機能を活性化する作用がある。

  • ナチュラルキラー細胞
  • マクロファージ
  • B細胞
  • T細胞

これらの機能を強化し、免疫機能がアップする。

ラクトフェリンはウィルスそのものに作用し、その増殖を防ぐことが出来るが、それと同時に肉体にも作用し、免疫機能を強化することが出来るのだ。

ラクトフェリンは抗ガン作用がある

ガンは細胞分裂の際のコピーエラーが元で発生すると言われている。体内の活性酸素が多いと細胞が傷つき、エラーが発生しやすくなる。活性酸素を減らすラクトフェリンはそれだけでガンを抑制する。さらにガンを攻撃するナチュラルキラー細胞も活性化させることが出来る。いろんな角度でガンと闘う力を持っているのだ。

ラットの実験ではラクトフェリンを摂取させた方が圧倒的にガンの発生率が下がったという。

ラクトフェリンはダイエット効果がある

ライオンの研究によると、ラクトフェリンが脂肪の分解を促進する作用をもっていることがわかった。マウスの実験では、ラクトフェリンを与えると、肝臓中の中性脂肪とコレステロールが減少するという。

ライオンの行った実験でも、ラクトフェリンを摂取すると体重が減り、腹部内臓脂肪が減少する。つまりメタボリック中年太りに効果的に作用するのだ。

ラクトフェリンは腸内環境を整える

ラクトフェリンは体内のウィルスの働きを抑制するが、腸内のビフィズス菌など菌には作用しない。むしろ悪玉菌の働きを抑え、善玉菌の働きを促進する効果がある。

腸内環境が整えば、さわやかな便通が訪れ、デトックス効果も抜群になるであろう。

ラクトフェリンは骨を丈夫にする

ラクトフェリンを摂取すると骨が丈夫になる。ラクトフェリンによって骨吸収が抑制され、骨形成マーカーのオステオカルシンが増加し骨密度がアップするのだ!(よくわからないが…)とにかくラクトフェリンは骨粗鬆症を予防することが出来るのだ。

ラクトフェリンは歯周病を予防する

唾液にはごく微量のラクトフェリンが含まれている。このラクトフェリンが歯周病の進行に関わる毒素「LPS」(リポポリサッカライド)の働きを阻害し、歯周病を効果的に抑制している。

ラクトフェリンは目にも良い

ラクトフェリンは微量ながら涙にも含まれている物質。ラクトフェリンを摂取することで、ドライアイや疲れ目を改善し、目の粘膜を若く保つことが出来る。

一日中スマホやパソコンを見つめている現代人には大事な栄養素だろう。

ラクトフェリンを摂取するには?

ラクトフェリンは母乳にたくさん含まれている。抵抗力のない生まれたばかりの赤ちゃんは、母親の母乳からラクトフェリンを摂取して抵抗力もを身に着けるという。

ラクトフェリンは赤ちゃんが母親から一番最初に受ける、最も大事な恩恵のひとつなのだ。

しかし大人になってからは、母乳を吸う事は難しい。かなりマニアな店に行かなければいけないだろう。

 

では、ラクトフェリンが含まれる食品は?

牛乳などの乳製品に多く含まれてるが、そこにはひとつ問題がある。ラクトフェリンは熱にすっごく弱いのだ。そして牛乳やチーズなどの乳製品は、必ず熱殺菌しなければならないため、含まれるラクトフェリンは食卓に上がるころには全くなくなってしまっている。

つまり、食品でラクトフェリンを摂取するのはかなり難しいということ。牧場に行って搾りたてのミルクを飲まなければいけないだろう。

最近ではラクトフェリンを生成する技術も向上し、ヨーグルトや粉ミルクに添加物として入っている商品も発売している。

しかし手っ取り早いのは、やはりサプリメントで摂取することだろう。

 

ラクトフェリンはこれだけ凄い効能があるにもかかわらず、食物由来成分の為副作用がほとんどないと言われている。

大いなる母乳の力であるラクトフェリンを毎日摂取することで、病気や老化に負けない肉体を作り出すことが出来るはずだ!!

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