おしゃれな洋食屋に出てくるような、ふわふわのオムレツ。食べるとオムレツの中身が口の中でとろっと流れて、めちゃくちゃ美味い!!
あれを自宅で再現できないものだろうか?
というわけで、私が独り暮らしの自炊で、10年以上の修行の末に見出した、ふわふわオムレツを作るための2つのコツを紹介したい。
自宅で極める!ふわふわオムレツの2つのコツとレシピ!!
まずは、さっそくふわふわオムレツを作るための2つのコツを紹介したい。
有名なところだと、卵に牛乳を加えるとか、マヨネーズを加えるとか、すご~くかき混ぜて空気を含ませるとか、そんな”コツ”があるようだけれど、私が作るふわふわオムレツのコツはこの2つだけ。
①火加減
②焦げ付かないフライパンを使う。
特に大切なのは火加減。
この2つのコツを踏まえたうえで、ふわふわオムレツの作り方のレシピを紹介しよう。
ステップ① 卵を混ぜる
ただ、卵を混ぜる!!
画像は卵3個分をまぜたもの。いっぺんに10個分の卵でオムレツを作るのは難しい。かといって、卵1個だけで作るのも火加減が難しくなる。
3、4個くらいで作るのが一番やりやすいかもしれない。
ステップ② 熱々のフライパンに投入!!
かき混ぜた卵を熱々のフライパンに投入する!!
フライパンは焦げ付かないものを使うと、キレイなオムレツが出来上がる。テフロン加工されているフライパンがオススメ。
少しだけサラダ油をひいて、強火で熱々にする。
そこにかき混ぜた卵を投入する!!
ステップ③ オムレツは10秒で蹴りをつけろ!!
10秒間かき混ぜまくる!!
強火で熱されたフライパンに卵を投入すると、あっという間に固まってしまう。
卵が固まってしまうと、ふわふわのオムレツは作ることができない。
私たちに残された時間は、たったの10秒。
強火のフライパンで10秒間だけ、思いっきり箸で混ぜる!!
10秒経過したら、すぐさま火を最弱にしよう。
熱する時間は長くても15秒程度。ここで時間をかけ過ぎてしまったら、ふわふわのオムレツとは永遠におさらばだ。
弱火にした後はもう、余熱で形を整える工程に入る必要がある。
ステップ④ 弱火で混ぜながら形を整える
超弱火にして、卵をかき混ぜ続ける。
弱火にしたら、フライパンを前後に振りながら、さらに10秒~20秒かき混ぜ続ける。
弱火の炎からフライパンを離して、フライパンを熱し過ぎないようにするのもポイント。とにかく卵を固めてはいけない。
全体が半熟状態になってきたら、フライパンの上で形を整え、皿に盛り付けよう。
「オムレツの外側を固めなきゃ!」そんな思いは捨てて、半熟卵を丸めて盛り付けるイメージで。
ステップ⑤ ふわふわオムレツの出来上がり!!
ふわふわオムレツの完成だ!!
外側の薄皮一枚だけが膜となり、その中身はフワフワのスクランブルエッグ状態になっているのが、理想的なふわふわオムレツ。
美味しくできているかな…?
できあがったオムレツを箸で崩して、その中身を確かめてみた。
…失敗だッ!!!!
中身はある程度ふわふわに仕上がっているものの、外側の膜が分厚すぎる!!
赤丸で囲まれた部分が、オムレツの表面。分厚くて硬く、食べてみるとオムレツのふわふわ触感が損なわれている。
理由はたった一つ
つまり、熱する時間が長すぎたってこと。
理由はカメラを片手に、撮影しながら料理したからだろう。ふわふわオムレツを作るためには、卵と真っ正面から向き合わなければならい。テレビを観ながら、音楽を聴きながら、みそ汁を作りながら、洗濯機を回しながら、昨日のイヤな出来事を思い出しながら…そんな心意気では、美味しいふわふわオムレツは決して作ることはできないっ!!
というわけで、オムレツを作るのに全身全霊で集中して作ってみた。
見た目はなかなか美味しそう。
箸で中身を割ってみると…
先ほどよりは、遥かにふわふわ部分が多い。
完ぺきとは言えないまでも、満足のいく出来となった。
食べてみると、もう、ぜんぜん味が違う!!
火加減だけで、オムレツの味は天と地ほどの差が開くのだ。
ふわふわオムレツの作り方のコツまとめ
ふわふわオムレツを作るコツは、良いプライパンを使うことと、火加減。
最初は超強火で10~15秒ほど、全体をかき混ぜて卵を固める。箸を使って卵を混ぜながら、フライパンも前後に振って卵全体が固まり過ぎないようにするのがポイント。
10秒ほど経過したら、すぐに超弱火にする。あとはもう、余熱で調理するイメージ。
フライパンを超弱火の炎から離したり、近づけたりしながら、卵を混ぜ、形を整える。20~30秒ほど熱したら、皿に移動させる。
卵をフライパンに投入してから、1分以内に完成させるのが目安だ。
あとはケチャップや塩などで味付けして食べる。たっぷりの大根おろしとポン酢で食べるのもオススメだ。
ふわふわオムレツは練習すればだれでもできるッ!!
…高校時代、友達の家に遊びに行ったときのこと。その家のお父さんが、サッとオムレツを作ってくれたことがあった。
そのオムレツがふわふわでとても美味しかった。その家は居酒屋を営んでいたので、お父さんは料理が得意。ふわふわオムレツのメニューもあったのかもしれない。
それ以来、私はあのふわふわのオムレツを自分の手で再現するために修行の日々を送ってきた。
プロの料理人が作る、本格的なふわふわオムレツの作り方はわからない。
今回紹介したふわふわオムレツのコツは、どこかのレシピに書いてある方法ではなく、私自身が10年以上の修行の末に見出したコツ。その方法が正しいのかはわからないけれど、この方法で作れば中身がふわふわの美味しいオムレツが出来上がるのは確かだ。
ふわふわオムレツを作るために一番大切な”火加減”は、文章を読むだけでは完全に伝わらないだろう。
大事なのは、ふわふわオムレツをイメージして、何度も実際に料理してみること。
ある程度繰り返し経験を積んで、感覚をつかむ必要がある。でも、一度コツをつかんでしまえば、何度でも、すごく簡単に作ることができるはず。
とっても簡単で、1分もかからずにできるふわふわオムレツは、ケッチャップをかけるだけでも美味しい。
休みの日のお昼に作るのもいいし、朝食にサッと作るのもいい。夕食で豪華にアレンジするのも良いだろう。
このふわふわオムレツの2つのコツを、是非とも試してみて欲しい!!