ふと、思った。
「失敗」という漢字は成り立ちが矛盾していると。
「失」は何かをなくす、そこなう、なくなる、という意味を持っている。
失礼:礼儀をうしなう
失明:明かりをうしなう
失言:言葉を間違う
失望:希望を無くす
失恋:恋愛が失敗する
失格:資格をうしなう
失血:血をうしなう
失策:策が失敗する
「失」を含む多くの漢字が「○○を失う」という意味を持っている。
だとしたら、失敗という漢字は「負けを無くす」という意味をもっていてもいいのではないだろうか?
もし「負けること」を失を使った感じで表現するとしたら、「失勝」の方が適切なののではないか??
失敗は成功の母、なんて格言がある。
失敗して失っているのは、本当は「負ける原因」なのかもしれない。
そう考えれば失敗という漢字も成り立つ気がしないでもない。
失敗して、失敗して、失敗して、
そうしてそれでもあきらめずにチャレンジし続ければ、少しずつ敗北の要因を失っていき、それがいつか成功につながる。
失敗とは負けを失うこと。
失敗は成功への学びの機会。
多くの先人たちが言ってきたように、「失敗」というのは本当に成功のために近道なのかもしれない。
…なんか武田鉄矢がすでにテレビで言ってそうな話だけど。