あなたは排便時にどの様な姿勢を取っているだろうか?
座って?しゃがんで?立って?あるいは…逆立ち?
今まで気にも留めなかった「排便時の姿勢」だが、実は理想的な排便スタイルがあるというので紹介したい。
正しい排便スタイルとは?
ドイツ人微生物研究者のジウリア・エンダースさんの著書が、西欧諸国に衝撃を与え大ベストセラーになっている。
その著書によると、欧米で主流の「座って排便する」というスタイルが間違っているというのだ。
排便時にもっとも楽で正しい理想的な姿勢とは、しゃがんで用を足す事らしい。つまり和式便所のスタイル。
西洋式便器で座って用を足すと、消化器系に様々な問題を引き起こす、痔になりやすい、排便の時間が長くなるなどのデメリットがあるという。
対して和式便器だと、腸の構造的に力みやすく、スムーズな排便になる。
確かに座って用を足すと、力みづらい気がしていたんだ。
我々はしゃがんで排便する事こそ自然。しかもしゃがむと座っているときよりも豪快に肛門が開いている気がして、実にすっきりと力める。
しかしながら、この現代日本。和の国だってのに、なかなか和式便所にはお目にかかれなくなってきている。日本国民をすべて痔にする気か!
では、洋式便器ですっきりと排便するにはどうしたらいいのだろうか?
洋式便器ですっきり排便するための3つのコツ
要は洋式便器に座っても、前かがみにしゃがんだような姿勢になればいいのだ。
そのための具体的な方法がある。
①洋式便器の便座部分に乗っかり、しゃがんで用を足す。
洋式便器の便座部分に乗っかり、しゃがんで用を足す。こうすれば、完璧に和式便器のスタイルを再現できる。
しかし例えば外出中の場合、靴のまま便座に乗っかるわけにはいかない。慣れの必要な技だ。
それに中々抵抗があるよね、この方法。
②洋式便器の前に足を乗せる台を置く
洋式便器の前に足を乗せる台を置く。そして洋式便器に座った後、その両足を台の上に載せる。するとその姿勢はしゃがんでいる状態と酷似し、力みやすく排便しやすい姿勢になるのだ。
しかし例えば外出中の場合、いつも「トイレで足を乗せる台」を持ち歩かなければならない。友人に「そのいつも持ってる台、何に使うの?」なんて聞かれたら答えに窮するだろう。
③洋式便器に座って前かがみになる
洋式便器に座って前かがみになって用を足す。先に紹介したふたつよりも効果は劣るものの、この前かがみの姿勢も有効だ。
偉そうな社長のように便座にふんぞり返って、足をだらしなく投げ出した格好で排便できるか?
いやできない。
ふんぞり返るのとは逆の前かがみという姿勢は、排便をスムーズにする効果があるのだ。
具体的に言うと「ロダンの考える人」のような姿勢。
それにこの方法なら、外出先で靴を脱ぐ必要もないし、足置き台を持ち歩く必要もない。実用的でおすすめだ。
まとめ
大腸などの身体の構造上、排便をスムーズに行う姿勢は前かがみになるというもの。そしてそれをもっとも適切に可能にするのはしゃがむという行為。
確かに大自然の中で野糞をする際は、みんなこの格好なのではないだろうか。
自然の摂理がもっとも正しいのだ。
さよなら痔。
さよなら残便感。
さよなら今までの自分。
もしこれから洋式便器で用を足す機会があったとしたら、先ほど紹介した3つの方法の内のひとつを実践してもらいたい。きっと今までより素敵なトイレ・ライフになるはずだ。