のび太と言えば、勉強が出来なくて、運動音痴で、いつもジャイアンとスネ夫にいじめられてて、怠け者で…といった良いとこナシの男の子だ。
そんな彼の名言を読んでいると、なぜだか勇気が湧いてくる。
そんなのび太名言(迷言?)を紹介したい。
のび太名言一覧!!
- 「フーセンガムふくらましき」を出して!
- 人が一生懸命ついてる嘘を、どうしてみんな見破るんだ!!
- のんびりいこうよ、人生は
- 今年は、計画的に怠けていたんだ
- ダンゴみたいな手でよくダイヤルできるね。
- ロボットのヒステリーはみぐるしいものだなあ。
- あったかいふとんでぐっすり寝る!こんな楽しいことが他にあるか。
- なぜだ!なぜお菓子は食べると無くなるのだ!!
- いねむりしながら、おきていられるくすりをだしてくれ
- スネ夫をころして、ぼくも死ぬ!!
- 勉強して発明するんだ。勉強しなくても頭のよくなる機械を
- つりなんてひきょうな遊びはきらいなんだ。むじゃきな魚をエサでだましてつりあげるなんて
- 「約束だ、目でピーナッツをかめ!」「目でピーナッツかみ機だしてよ!」
- 家を出ないで、家出する道具はないかしら
- 今もってる自転車はきらいだ!乗れないから。
- いちばんいけないのは、自分なんかダメだと思い込むことだよ
- ぼくは今にあやとり大臣になる。きっとなってみせる!
- もし今度0点を取ったら、幼稚園にかえすと先生が言うんだよ
- 心あたりは、いつでも無数にあるよ。
名言「のび太のくせに生意気だぞ!!」誕生秘話
「のび太のくせに生意気だぞ!!」
これはジャイアンがのび太を罵倒する際に、よく使われたフレーズだ。
「のび太のくせに生意気だぞ」…バカ!とかアホ!よりも、遥かに個人の尊厳ををこっぱみじんに砕かれるような、恐ろしいフレーズだ。もしこんな悪口言われたら、自分に対する劣等感でたいへんなことになってしまいそうだ。
実はこのセリフは原作に登場しない、声優さんのアドリブで誕生したものらしい。
子どもたちが見るドラえもんが始まった時、声優の大山のぶ代は正しい日本語を使うように心がけたという。
「やあ!お前がのび太か」→「こんにちは。ボク、ドラえもん」
言葉遣いについては、共演する声優さんたちも心がけるようになったという。
だけどジャイアンはいろんな汚い言葉を使う。そこで誕生したのが「のび太のくせに~」というフレーズなのだ。
「バカヤロー!」「てめえ!!ギタギタにしてやる!」そんな言葉の代わりに「のび太のくせに~」というセリフ。
何となく後者の方が精神的にダメージを受けそうな…。とにかくこのセリフは子どもたちの為に生まれた、声優さんたちのやさしさにあふれた言葉なのだ。
のび太の名言は広大な宇宙を駆ける
米カリフォルニア大学アーバイン校の科学者による研究で「星空や大自然に触れると優しくなれる」という事実が判明した。
自分よりもはるかに大きな存在を感じるとき、人は自分のちっぽけさを実感する。それが自分の意識を大きく広げ、自身のささやかな悩みよりも、より大きな存在に目を向けるきっかけとなる。
こうしたある種の畏敬の念は、宗教、芸術、音楽からも湧き上がることがあるという。しかし、のび太の名言を読むと、それに似た畏敬の念を抱くのは何故だろうか?
のび太名言には、のび太の懐の深さや偉大さが見て取れる。
自分のうじうじした悩みが、なんだかちっぽけなものに思えてくる。
そんな大自然にも似た力が、のび太の名言・迷言にはあるのではないだろうか。
「のんびりいこうよ、人生は」
のび太の発言だからこそ、圧倒的な説得力を持って胸に迫ってくる。ああ、ちょって焦っていたかなって。
人生に疲れた時にのび太の名言を読み返せば、きっと勇気が湧いてくるのではないだろうか。