スマホのフリック入力で間違って「へくい」と入力してしまった。
すると驚くべきことに予測変換に「屁食い」という言葉が!
屁を…食う!!?
いったい「屁食い」とは何なのだろうか?
気になったので調べてみたところ、そこには予想外の意味があった!!
屁食いとは何なのだろうか?
屁食いと聞いて何をイメージするだろうか?
ひとりのおっさんが畳の部屋に四つん這いになっていて、その汚いケツむき出しにしている。
そうして、もうひとりのおっさんがその小汚いケツに顔面を密着させている。
「くぅ…そろそろ…で、でるぞ~!」
「いいぞ!いつでも来いッ!!」
ぶほっ!
もふっ!(屁を口に含む)
「おごっ!おごごっ!!」
…This is 屁食い。
そんなイメージを持つ人も多いのではないだろうか?
調べてみると「屁食い同士」という言葉には予想外の変な意味があったのだ。
屁食い同士の意味とは?
屁食い同士(へくいどうし)
きわめて親密な間がら。遠慮のない仲間
参照元:屁のページ「屁のことわざ慣用句」
屁食い同士は”気の置けない間柄の親友”って意味があったのだ。
なんで屁を食い合うことが親友?
この言葉が出来た経緯はまったく不明だ。
親密な間柄であれば、屁を食い合う…現在では廃れた文化の中に、こんな事もあったのだろうか?
屁は臭いものだ。
かつてお風呂の中で屁をこいた時、その純度100%の屁が水面にはじけた瞬間に臭いを嗅いだことがある。
めまいがした。
自分の屁でもこの様なのに、もしこれを他人同士で出来たとしたら…それは確かに”極めて親密な間柄”ってことだろう。
へくいどし
また、屁食い同士と似た言葉に「へくいどし」というものもある。
へくいどし
[意]同年輩の人、同じ釜の飯を食べた人。「戸喫同士」
※情報提供:緒方町誌▽同床で屁をかませあった幼馴染
※情報提供:岡藩のひらくち参照元:Weblio辞書 へくいどしより
へくいどしもまた、屁を喰らわせあった幼馴染の事を言うようだ。
へくいどし→屁食い同士と変化したのかもしれない。
けくいどし・まとめ
とても親密な間柄を示す言葉はたくさんある。
心の友
裸の付き合い
莫逆の友
竹馬の友
気が置けない友
断琴の交わり
水魚の交わり
そして屁食い同士。
「おれたち、屁食い同士だよな!!」
明日からの日常会話に、是非とも使ってみて欲しい。
妖怪スカ屁について
屁といえば、屁の妖怪がいることご存じだろうか?
その名は「スカ屁」。
江戸時代の瓦版に紹介された妖怪だ。
瓦版によると、このスカ屁という妖怪は越中の尻が洞の割れ目から出現したという。
スカ屁は告げた。
「今から4~5年以内に名もなきおなら病が流行するだろう。芋屁を止める薬も効かない。そのおならは手に汗握り屁になるだろう」
ときに”恐ろしい予言”をのこす妖怪がいるが、スカ屁もまた「おなら病」という恐ろしい未来を警告するためにあらわれたのだ。
手に汗握り屁、つまり熱中したり緊張しているときにとてつもなく臭い屁がでるということなのだろうか。
恐ろしい。
ちなみにこの「スカ屁の絵」を持っておけばおなら病の感染は避けられ、家内安全、無病息災で生活できるとか。
この瓦版、恐らくバカ売れしたのではないだろうか?
信じるか信じないかはあなた次第、というところか。