これから社会心理学者ルービンが開発した「ルービンの恋愛尺度」を紹介したいと思う。
質問には3択で答えて、その合計点を算出しよう。
- すごくそう思う→2点
- まあ、そう思う→1点
- そう思わない→0点
質問は全部で11個あるよ。
愛情度がわかるルービンの恋愛尺度
☆ルービンの恋愛尺度
- ○○さんが元気がなかったら、まっさきに励ましてあげたいと思う。
- ○○さんから信頼されると、すごくうれしく感じる。
- ○○さんといっしょにいると、ついつい顔を見つめちゃう。
- ○○さんの一緒にいられないと、すごくさみしさを感じる。
- ひとりでいるとき、いつも○○さんと会いたいと思っちゃう。
- ○○さんをひとり占めしたいと思う。
- ○○さんが幸せになることについて、いつも考えている。
- 私は○○さんを幸せにすることに責任を感じてる。
- ○○さんのことなら、なんでも許せちゃう。
- ○○さんのためなら、ほとんどなんでもしてあげられる。
- ○○さんなしに生きるなんて、とってもつらい!
結果
0点:なんとも思ってない
1~5点:わりと好きかな
6~10点:好き
11~21点:超大好き!
22点満点:あなたは恋愛依存のメンヘラ
*ここでの「好き」は「LOVE」です。
好意をチェック!ルービンの好意尺度
ついでに、次はルービンが考案した好意尺度も紹介したい。
つまり「LOVE」ではなく「LIKE」の尺度だね。
☆ルービンの好意尺度
- ○○さんはとっても適応力がある人だと思う
- ○○さんは責任ある仕事に推薦できる人だと思う
- ○○さんをすごくよくできた人だと思う
- ○○さんは判断力があり、すごく信頼している
- グループでなにかの選挙があれば、○○さんに投票する
- ○○さんはみんなから尊敬される人だと思う
- ○○さんはとても頭がいいと思う
- 私は○○さんみたいな人になりたいと思う
- ○○さんはみんなから尊敬される人物だと思う
結果
0点:なんとも思ってない
1~5点:わりと好きかな
6~10点:好き
11~18点:超大好き!
*ここでの「好き」は「LIKE」です。
心理学的な「LIKE」と「LOVE」の違いとは???
社会心理学者のルービンは、「好き」と「愛してる」という概念の違いについてめっちゃ考えていたという。
なんか恋愛で悩んでいたのだろうか…。
理屈っぽくて、自分の恋愛感情すらも型にはめようとしていたのだろう。
個人的には好感が持てる御仁だ。
そんなルービンの「LIKE」と「LOVE」の違いがこちら。
「好き」の必要条件
- 肯定的評価:相手を好意的に評価し尊敬すること。
- 類似性:相手が自分に似ていると思うこと。
- あこがれ
「愛してる」の必要条件
- 愛着:いつも一緒にいたい、頼りたいと思うこと
- 心づかい:つねに相手のことを気づかうこと
- 親密さ:何でも話しあって理解しあいたい、相手を独占したいなどと思うこと
- 相手によく視線がいく
わかるような、わからないような。
どちらにしても、これらの感情は相手への”執着”ってことになるだろう。
「執着」をネット辞書で調べるとこんな意味がでてきた。
しゅうじゃく
【執着】
《名・ス自》ある物・事に強くひかれ、深く思い込んでどうしても忘れ切れないこと。
”深く思い込む”って個所が、まあ、なんというか、納得というか…。
ルービンの恋愛尺度も、ルービンの好意尺度も、点数が高ければ高いほど相手への執着レベルも高くなる。
執着レベルが高くなると、自分自身ががんじがらめに縛られて、人生が辛くなっちゃう。
「自分のすべてをかけて愛する!!」ってことは素晴らしいけど、何事もほどほどがいいなぁ~と思っちゃいますね。