「ワンクールのレギュラーより一回の伝説」
江頭2:50の最も有名な言葉だ。
江頭2:50という芸人は、常に伝説を作り続け、常に伝説と共にある。
今回はまだ江頭2:50がブレイクする前に、競艇場の営業で残した伝説について。
それはたったの300円を競艇で45万にするといった快挙であった。
なぜそんなことが出来たのか?コツでもあったのか?どんな予想をしたのか?偶然なのか?
事件の顛末を紹介しよう。
江頭2:50はいかにして300円を45万にしたのか?
今から20年近くも前の話だ。「競艇パラダイス」という番組に大川興業の一員として、大川総裁と共に出演していた江頭2:50。
その番組では、9,10,11,12レースを予想するという企画が行われる予定であった。
番組ディレクターから大川興業に3万円が渡された。
これで9~12レースに賭けてどれだけ増やせるかってわけだ。
そこで江頭2:50が大川総裁に懇願する。
「総裁!おれにもお金くださいよ!」
「そうだな…」
江頭2:50には番組からもらった3万円から300円が渡された。
「江頭、この300円は自由に使っていい。お前のものだ!」
たったの300円かよ!!と江頭2:50は思ったという。
レースに臨む江頭
そして9レースに臨む江頭2:50。
江頭2:50にかけて「2-5」の舟券を買ったところ、偶然にも大当たり!
300円が3000円になったのだ。
次、ふとカメラマンを見るとゴルゴに似ていた。そこで「1-3」の舟券を買ったところ、偶然にも大当たり!!
3,000円が1万円になったのだ。
ふと見ると今度はディレクターが桂三枝師匠に似ていた。そこで「3-4」の舟券を買ったところ、大当たり!!!
1万円が8万円になった!
ラストの12レース。江頭ダンスを踊り疲れて死にそうだった江頭2:50。死に…42!?
「4-2」の舟券を買ったところ…
大当たり!!!!!
8万円が45万円になったのだ!!
つまり江頭2:50は予想したわけではなく、完全に偶然で連続的中させたわけだ。
まさに神の所業。
「やったーこれで借金が返せる!!」
江頭2:50は狂喜した。
しかしそこに大川総裁が一言
「江頭、その金は大川興業のものだ」
そして大川総裁に無下に金を奪われる江頭2:50。
おれの金っていったじゃね~かよ!!
300円しかくれなかったじゃね~かよ!!!
嘆き悲しむ江頭に大川総裁はお小遣いとして10万円をあげたという。
それでも納得のいかない江頭2:50であった。
競艇の神となる江頭。45万より価値のある営業
その後奇跡の男江頭2:50の噂は全国の競艇界に響き渡った。そしてその神通力にあやかろうとするためか、全国の競艇から営業の依頼が殺到したという。
まったくテレビに出ていない無名時代の江頭2:50にとっては、快挙と言わざるを得ない。
その競艇バブルは20年経た今も続き、現在もなお江頭2:50は全国の競艇で営業を行っているのだ。
江頭2:50が得た富は45万を遥かに超えるものであったのは確かだろう。
流石は生ける伝説メーカー江頭2:50である。
69代横綱白鳳もまた競艇ので大当たりを出していた!!
競馬で万馬券を当てた芸能人はたくさんいるが、競艇となるとなかなか少ない。
そんな中、異彩を放つのが横綱・白鳳だ。
白鳳もまた江頭2:50と同様に競艇のイベントに出演していた。
そこで「6-4-1」の三連単を的中させる!その配当実に500倍超!!
300円を45万にした江頭2:50は、その3倍に当たる1500倍にしたわけだから遠く及ばないものの、これまた凄い!!
しかもその数字の選び方が、江頭2:50と酷似しているのだ。
白鳳の「白」にちなんで枠の色が白の1枠。
「白フォーだから」4枠。
69代横綱ということで6枠。
それで6-4-1。
え?
…白フォー!?
なんというハイセンス。
常人ならば69代横綱にかけて、安易に6-9を選んでしまいそうである。
思い付きと語呂合わせと、よくわからない天才的な感性。
下手に予想するより、そっちの方が確実に当たるんじゃないだろうか?
ひょっとしたら、そんな語呂合わせこそが競艇の必勝法…なのかもしれない。