いまではピン芸人というイメージしかない江頭2:50だけど、実はかつてコンビを組んでいたことがあった。
お笑いコンビ名は「男同士」。
LGBT問題が物議をかもす昨今では、その存在すら許されないようなコンビ名だ。
男同士は放送終了したかつての人気番組「ボキャブラ天国」において、夜9時からの家族のゴールデンタイムなのにもかかわらず必ずホモネタをぶちかまし異彩を放っていた。
そんな男同士が、ボキャブラ天国を出禁になっていた事実を、当時の戦友であるU-turn土田が明かした。
確かに途中からまったく姿を見せなくなった男同士。そんな裏事情があったとは…。
なぜ男同士は出禁になったのか?
その理由を紹介しよう。
男同士がボキャブラ天国を出禁になった理由とは?
29日深夜に放送された「ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!」(テレビ朝日系)で土田晃之が、江頭2:50が「ボキャブラ天国」を出禁になった過去を明かした。
制作会社から「スポンサーが来てるから変なことすんなよ」と言われた江頭。「フリ」と勘違いした江頭は、番組中に客の前で全裸になってしまったという
参照元:LivedoorNEWS 江頭2:50に「ボキャブラ天国」を出禁となった過去 土田晃之が明かす
江頭2:50とコンタキンテのコンビである男同士は、今をときめく人気芸人、爆笑問題・ネプチューン・海砂利水魚(くり~むしちゅ~)らが若手時代にしのぎを削っていた「ボキャ天ヒットパレード」のコーナーに一緒に出演していた。
ボキャ天ヒットパレードは芸人たちが言葉をもじって短いコントをする、ダジャレ的要素の強いコーナー。
そんな中で、毎回毎回男同士のコントは”2人がホモ”という設定ばかりだった。
しかも、江頭2:50はブリーフ1枚で登場し、最終的には全裸になるという展開ばっかり…。
もしスポンサーが番組収録で全裸になっている江頭2:50を見て出禁にしたとしたら、それは勉強不足だったと言わざるをえないだろう。
だって、そもそも江頭2:50はそういう芸風だし、ボキャ天では毎週全裸になっているのだから!
ちゃんと放送を観ていたとしたら、男同士は初登場から出禁になっていてもおかしくないのだ。
ちなみにコンタキンテ氏はすでに大川興業を退社している。
現在の江頭2:50は、寺田体育の日と「おやじ同士」というゆる~い関係のコンビを組んでパチンコ営業を行っている。
江頭2:50の出禁はこれだけではない
そもそも、江頭2:50と出禁は切っても切れない関係にある。
江頭2:50の地上波初のレギュラー番組ですら、その放送第1回目から出禁になっているのだ。
それは1993年テレビ東京系列で放送されたテリー伊藤の手掛ける「名門パープリン大学日本校」というバラエティ番組。
28歳だった江頭は当時まったくの無名で、先見の明のあるテリー伊藤にレギュラーとして大抜擢される。その第1回のスタジオ収録の時に、焼き畑農業という芸を披露(自身の陰毛に火を点けるだけ)、その次の瞬間に降板が決まった。テリー伊藤的には不本意だっただろうが、スタジオにスポンサーが見に来ていたのだ。
こうして江頭は、初レギュラー初収録で降板という、前代未聞の伝説を残す。それにしても、20年以上前からその芸風に全くブレがないのは驚嘆に値するだろう。
また、「笑っていいとも」では脚本家の橋田寿賀子に強引にキスをしようといて出禁になっていたのは有名な話だ。
いいともが終了すると決まり、実に13年ぶりにいいともに出演した江頭2:50は「俺がここにくるのは橋田壽賀子にキスして出入り禁止になって以来だ!」「いいともが終わる前に出れてよかった!」「タモさん、いいともおつかれ!」と吠えた。
さすがは江頭2:50だ。
出禁芸人としての江頭2:50
絶対にやるなっていう事は、オレのフィルターを通すと「絶対にやれ」ってことになるんだよ!
この江頭2:50の名言が心に染みる。
観客を楽しませるため、その場を盛り上げる為ならば、後先を考えないのだ。
出入り禁止芸人、江頭2:50。
その生きざまはわたしたちに「やらないで後悔するなら、やって後悔しろ!」と身をもって伝えているのではないだろうか。